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朝日のようにさわやかに の商品レビュー

3.4

152件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    47

  3. 3つ

    63

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    2

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2014/05/21

恩田陸さんの短編集。 ちょっと不思議で個性豊かな作品ばかりで楽しめました。 ちょっと意外なくらい猟奇的なお話もあったりして新鮮。 ちなみに長編のスピンオフのお話も一編入っています。 個人的に『麦の海に沈む果実』は特別な作品なので、思わぬ再開に大興奮でした。

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2014/05/20

図書館の海を読んだときは、この人は長編の人だと思ったきがして積んでたんだけど、これは悪くなかった。奇怪なSFの「冷凍みかん」と童話テイストの「寂しいお城」が気に入った。理瀬シリーズ番外編も、いつもは散漫なイメージを受けるけど今回はこれで纏まった魅力を持っていて良かったと思う。した...

図書館の海を読んだときは、この人は長編の人だと思ったきがして積んでたんだけど、これは悪くなかった。奇怪なSFの「冷凍みかん」と童話テイストの「寂しいお城」が気に入った。理瀬シリーズ番外編も、いつもは散漫なイメージを受けるけど今回はこれで纏まった魅力を持っていて良かったと思う。したたかな少年が大好きなことはわかったし、恩田さんは間違いなく理瀬シリーズの男の子ではヨハンを最も愛してるよね。

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2014/03/29

タイトルから、爽やかさを連想してはいけない。 絶対に爽やかではない。ホラー要素が強いです。 強いて言うなら、理瀬シリーズが好きな人にとっては 番外編の「水晶の夜、翡翠の朝」の天使のようなヨハンの 邪悪な部分が、結果的には天晴れ爽やか!って感じかしら? 短編からショートショートまで...

タイトルから、爽やかさを連想してはいけない。 絶対に爽やかではない。ホラー要素が強いです。 強いて言うなら、理瀬シリーズが好きな人にとっては 番外編の「水晶の夜、翡翠の朝」の天使のようなヨハンの 邪悪な部分が、結果的には天晴れ爽やか!って感じかしら? 短編からショートショートまで色々なホラーのような ミステリのような話が詰まってます。 14編中、6作品が既読だったこともあり 物足りなさの残る1冊でした。

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2014/03/02

恩田さんの短編集って迷子になったりならなかったりです。でも一片ひきこまれると一気に読んでしまいます。 ホラーだったりミステリーだったりな話が多かったです。 番外編のヨハンかっこよかったです! ご案内の話は少しゾワっとしました。あんな短いのに。

Posted byブクログ

2014/03/02

「冷凍みかん」がとても印象的。 この靄がかかったような、湿度の高い雰囲気が恩田さんらしい。ひとつ言うとすれば、読んだ後は「朝日のようにさわやかに」はならないということ。夏の暑い日に読みたい本。

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2014/01/30

うーん・・・前々から思っていたけど、やっぱり恩田さんは長編に限るかも。短編ではよさが発揮されない。 理瀬シリーズのヨハンの話が入ってたのはよかったけど、それもやっぱり物足りないっていうか。 なんのことだかよくわからないような話もあり・・・。 やっぱり恩田さんを読むなら、長編を読み...

うーん・・・前々から思っていたけど、やっぱり恩田さんは長編に限るかも。短編ではよさが発揮されない。 理瀬シリーズのヨハンの話が入ってたのはよかったけど、それもやっぱり物足りないっていうか。 なんのことだかよくわからないような話もあり・・・。 やっぱり恩田さんを読むなら、長編を読みましょう。

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2014/01/03

ひとつひとつの短編が、よくも悪くも胸に何かを残した。 「水晶の夜、翡翠の朝」は場所も特定できないし、設定も非現実的であったため、夢のように読み終え、美しい印象だけが残っている。 「ご案内」「あなたと夜と音楽と」「冷凍みかん」「深夜の食欲」「いいわけ」「淋しいお城」「卒業」などは...

ひとつひとつの短編が、よくも悪くも胸に何かを残した。 「水晶の夜、翡翠の朝」は場所も特定できないし、設定も非現実的であったため、夢のように読み終え、美しい印象だけが残っている。 「ご案内」「あなたと夜と音楽と」「冷凍みかん」「深夜の食欲」「いいわけ」「淋しいお城」「卒業」などは、星新一のショートショートを彷彿とさせるところもあるが、星氏の作品では禁忌であった血生臭さが漂うもの、描写が現実的すぎるものが多く、あまり好きになれない。 そんな中、ひとりの大人として深く共感したのが「楽園を追われて」である。 かつて夢描いた人生を送れるはずもなく、常に何かから追い立てられるように仕事に埋没した歳月を重ねた人間の胸にのみ、この物語の切なさと作者のささやかなエールが届くはずだ。秀作だと思う。 また、書いてみるか。書くことが楽しいと思えたあの頃に、戻れるだろうか。

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2014/08/13

冷凍みかん が印象的。 水晶の夜、翡翠の朝 も好き。 再読 あなたと夜と音楽と もいい。 頭の片隅に残ってた。 切ないけど、おはなしのつづき 良かった。

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2013/10/10

ミステリー、ホラー、スプラッタ、不条理などバラエティに富んだ短編&ショートショート集。全般的にプラックテイスト。 ・「水晶の夜、翡翠の朝」 「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」の理瀬シリーズの外伝、ヨハンの話。 ・「私と夜と音楽と」 クリスティの「ABC殺人事件」へ...

ミステリー、ホラー、スプラッタ、不条理などバラエティに富んだ短編&ショートショート集。全般的にプラックテイスト。 ・「水晶の夜、翡翠の朝」 「麦の海に沈む果実」「黄昏の百合の骨」の理瀬シリーズの外伝、ヨハンの話。 ・「私と夜と音楽と」 クリスティの「ABC殺人事件」へのオマージュ。 上記2編がミステリ要素が強くて面白かった。 でも、恩田さんは長編のほうが面白いと思う。 (図書館)

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2013/07/31

巻頭の三月シリーズの外伝的な作品以外は何ともよく分からない短編集でした。あとがきを読むと○○へのオマージュとか、○○をテーマにしたアンソロジーのために書いたとかの説明がありますが、その前提がないといわゆる恩田ワールド的な雰囲気もなく、何故このような短編集を発行したのか理解に苦しみ...

巻頭の三月シリーズの外伝的な作品以外は何ともよく分からない短編集でした。あとがきを読むと○○へのオマージュとか、○○をテーマにしたアンソロジーのために書いたとかの説明がありますが、その前提がないといわゆる恩田ワールド的な雰囲気もなく、何故このような短編集を発行したのか理解に苦しみながら読みました。 唯一の救いは、巻頭作のヨハンのダーティーさが新鮮で良かったことかな。

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