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文学のレッスン の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2013/09/08

本書の刊行を記念して新潮社のPR誌「波」(2010.6)に丸谷さんのインタビュー「おもしろくて、ちょっと不穏な「決定版文学講義」が掲載されています。

Posted byブクログ

2012/04/15

対談形式で、とても読みやすいし、なにより面白い。 「文学のレッスン」という題ですが、短編小説、長編小説、伝記…などなど、ジャンル別にあれやこれやといろいろなことが語られながら、それぞれのジャンルの根幹をなすようなことがぽつぽつ言及されていて、文学に興味のある方にとっては、考え方...

対談形式で、とても読みやすいし、なにより面白い。 「文学のレッスン」という題ですが、短編小説、長編小説、伝記…などなど、ジャンル別にあれやこれやといろいろなことが語られながら、それぞれのジャンルの根幹をなすようなことがぽつぽつ言及されていて、文学に興味のある方にとっては、考え方のヒントになる話題がたくさんあるように思います。 おもに題材に挙げられるのは英米文学ですが、日本はもちろん、仏・独・露その他いろいろもたびたび取り上げられて、自分の読書量のすくなさを思い知らされる一書でした、私にとっては。

Posted byブクログ

2011/09/03

対談形式で、小説•批評•エッセイ•詩等の文学について、丸谷さんの考えが歴史的、世界的な視点で語られている。 イギリス文学やアメリカ文学が沢山出てくるが、全然読んだことがないので分からない。 ジョイスを読んでみようと思った。 一瞬山田詠美が話題になったのが嬉しかった。 丸谷さ...

対談形式で、小説•批評•エッセイ•詩等の文学について、丸谷さんの考えが歴史的、世界的な視点で語られている。 イギリス文学やアメリカ文学が沢山出てくるが、全然読んだことがないので分からない。 ジョイスを読んでみようと思った。 一瞬山田詠美が話題になったのが嬉しかった。 丸谷さんもインタビュアーの方も、相手が「誰々の何々って作品が…」と言うと 「あぁ、あれは~ですよねー」とか話が続いて凄すぎる。 一回読んだら忘れないのか、何回も読んでいるのか…? 二回目に読んでも途中まで二回目なことに気付けない、気付いてもオチが思い出せない私には衝撃的だった。 「あれは僕は気に入らなかった」とか言いつつ題名と作者と内容は覚えてるとかどういうことなんでしょうか。 元ネタを読んでないので全然内容を理解できていないが、理解できる範囲は面白かった。

Posted byブクログ

2011/01/17

 丸谷才一による、文学論あるいは、文学概論。長篇小説というのは、イギリスで最も栄えた。というのは、名誉革命以降ブルジョア階級の勃興によってそういう形式の本の需要ができたことが背景としてあるという。  確かに、長い小説を読むというのは一定以上の資産と余暇がないとできないある種の特権...

 丸谷才一による、文学論あるいは、文学概論。長篇小説というのは、イギリスで最も栄えた。というのは、名誉革命以降ブルジョア階級の勃興によってそういう形式の本の需要ができたことが背景としてあるという。  確かに、長い小説を読むというのは一定以上の資産と余暇がないとできないある種の特権的行為であるといえよう。にもかかわらず、日本において特に明治維新以降、近代日本文学は芥川にみられるような短篇形式の小説が主流となったのは、文学的表現の優劣というよりは、ブルジョア文化の未成熟が背景にあるようだ。(これはフランスにもいえることである。)また短篇小説が新聞との愛称がよいということもいえるだろう。     一時期、長篇小説の終焉ということが叫ばれた。しかし、この杞憂は起こり得なかったしこれからもないだろう。なぜか。第一にラテン・アメリカ小説の台頭があった(つまり新しいタイプの小説が生まれた)こと。第二に脅威となるであろうと予想された、映画とテレビが(商業主義と大衆主義に毒されたため)大したことなかったということ。第三に小説には、哲学・SF・批評・伝記・歴史などさまざまなジャンルをいくらでもつめこめることができる文字通り無限の可能性があることである。  

Posted byブクログ

2010/06/23

丸谷先生に湯川さんがインタビューする形式で進められる「文学講義」。「短篇小説」に始まり、「長篇小説」「歴史」「エッセイ」等の各カテゴリに分けられている。 正直申し上げて、最初は丸谷先生にしては単調だと感じた。お二人がまだ他人行儀で論を進めている感があって、どこか固いなと。(もちろ...

丸谷先生に湯川さんがインタビューする形式で進められる「文学講義」。「短篇小説」に始まり、「長篇小説」「歴史」「エッセイ」等の各カテゴリに分けられている。 正直申し上げて、最初は丸谷先生にしては単調だと感じた。お二人がまだ他人行儀で論を進めている感があって、どこか固いなと。(もちろん内容は深いもので興味深くはあるが) だが、回を追い、カテゴリが変わる毎にどんどんとその単調さが変化していくことに気付くと、インタビュー形式ならではの利点が実感でき、違う観点からも楽しめた。 個人的には、「批評」での、折口信夫と小林秀雄の本居宣長を巡るエピソード等が非常に興味深く。また「詩」では、いきなり「その作品」を持ってこられますかと、『人間的なアルファベット』を思い出して、苦笑してしまった。

Posted byブクログ