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清朝と近代世界 19世紀(1) の商品レビュー

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13件のお客様レビュー

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2010/11/18

『中原の虹』の影響で、中国近現代史を勉強し直そうと。 まさにこういう本をイメージしていた!という「シリーズ中国近現代史」を発見。今回はそのシリーズの1巻目。本当に知りたいと思った時代よりもちょっと前のものだけど、シリーズ物はきちんと最初から読みたいタイプなので。 清朝のイメージが...

『中原の虹』の影響で、中国近現代史を勉強し直そうと。 まさにこういう本をイメージしていた!という「シリーズ中国近現代史」を発見。今回はそのシリーズの1巻目。本当に知りたいと思った時代よりもちょっと前のものだけど、シリーズ物はきちんと最初から読みたいタイプなので。 清朝のイメージが大分変わった。列強諸国に好き勝手されて、なすすべもなく侵略されていたとばかり思っていたんだけど、それなりに対応しようと努力し、また改革なども行われていたんだね。 シリーズ2巻目も楽しみだ。

Posted byブクログ

2010/10/24

19世紀の清朝が内外の様々な問題を抱え、それを逐一処理に当たっている様子がよくわかった。太平天国や捻子、回民などの国内動乱は興味深く読んだ。

Posted byブクログ

2010/10/10

清朝末期というと、国難よりも自己の利益を優先させたとされる西太后を思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし、清朝は、近代西洋に立ち向かうために、さまざまな努力をした。本書からは、これまでの清朝観をうちやぶろうとする姿勢が感じ取れる。版図の拡大と民族問題、海外へ向かった華僑、海外労...

清朝末期というと、国難よりも自己の利益を優先させたとされる西太后を思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし、清朝は、近代西洋に立ち向かうために、さまざまな努力をした。本書からは、これまでの清朝観をうちやぶろうとする姿勢が感じ取れる。版図の拡大と民族問題、海外へ向かった華僑、海外労働力となった苦力、四方の隣国との関係等現代中国がかかえるさまざまな問題の源流がここにはある。その中で大きくなっていく日本の存在等、アジアのみでなく世界史の中で清朝をとらえようとする意欲的な著書である。

Posted byブクログ