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アメリカの友人 の商品レビュー

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2019/03/12

『太陽がいっぱい』のアランドロン演じる主人公がどっこい生きていて、またまただまし討ち。 古典かおるミステリーなり。

Posted byブクログ

2016/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リプリー・シリーズ第3作。 復刊された『太陽がいっぱい』『贋作』に続けて読んだが、今のところ本書が一番エンタテイメント性が高かったと思う。 意外にアクションもこなすのね、リプリー……。

Posted byブクログ

2010/06/16

 パトリシア・ハイスミスのリプリーシリーズ。  実は、リプリーシリーズだと思わずに買いました。リプリーはね、私にとってアラン・ドロンは初恋の人だから読まないの。ま、「太陽がいっぱい」のアロン・ドロンは嫌いなんだけど、イメージ壊されたくない、つか、アラン・ドロンが演技ヘタなのわかっ...

 パトリシア・ハイスミスのリプリーシリーズ。  実は、リプリーシリーズだと思わずに買いました。リプリーはね、私にとってアラン・ドロンは初恋の人だから読まないの。ま、「太陽がいっぱい」のアロン・ドロンは嫌いなんだけど、イメージ壊されたくない、つか、アラン・ドロンが演技ヘタなのわかってるから(初期はね)原作で打ちのめされたくないの。    なのに、ネットで買うと、これだww  ま、3作目で、リプリーは結婚してフランスで優雅に暮らしてる。「太陽がいっぱい」の雰囲気は微塵もなかったのでOK。  ある日リプリーは、友人に「殺人」を頼める人を紹介してくれと、懇願される。リプリーは病気で余命がないという額縁職人を遠まわしに紹介する。  根っからの犯罪者たちに巻き込まれた一般人の悲劇というべきか。  この余命がない、という設定でスパイスが効いている。だからって説得力があるとはいえないよね、と思うんだが、そこはハイスミスの筆力で説得力満々にされてしまうのであった。  そして、その大波小波の間を滑るように行くリプリー。  悪の魅力満載です。  いやあ、魅力的です。さすが、ハイスミスが唯一シリーズで書いた人物だけあります。  読後は……シャンパンの泡のように。  舌の上に、くっと酸味が残ります。  うん。辛口のシャンパンのような作品でした。

Posted byブクログ