落穂拾ひ・聖アンデルセン の商品レビュー
新潮文庫で読んだんだけど、表題の2作の他に「前途なほ」「をぢさんの話」「夕張の宿」「朴歯の下駄」「メフィスト」が収められていました。 どれも太宰治さんちっくな感じだった。 最後の「メフィスト」を読んだら、小山さんは太宰さんの弟子みたいなポジションの人だったみたいだね。 太宰一家が...
新潮文庫で読んだんだけど、表題の2作の他に「前途なほ」「をぢさんの話」「夕張の宿」「朴歯の下駄」「メフィスト」が収められていました。 どれも太宰治さんちっくな感じだった。 最後の「メフィスト」を読んだら、小山さんは太宰さんの弟子みたいなポジションの人だったみたいだね。 太宰一家が疎開した後、三鷹の家で留守番をしたりしていたようだし…。 太宰さんよりちょっと文体が細い感じで、秋の気配を感じる頃の湖の夕暮れみたいなムードのお話を書く人でした。
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