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最後の証人 の商品レビュー

3.8

176件のお客様レビュー

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2024/09/01

物語としてはとても面白くスピード感もあり一日で読了。明らかになる事実、登場人物に対して湧く感情、ラストはどうなるの?というワクワク感。対して、疑問に思う点もいくつか…ちょっと強引な感じもしましたが全体的には楽しめた作品。他の作品も読みたいと思います。

Posted byブクログ

2024/07/20

佐方貞人シリーズ第1作。元検察官で刑事事件を専門に扱う弁護士佐方貞人。 罪はまっとうに裁かれるべきであり、それは罪を犯してしまった人がまっとうに救われるべきであると彼は考えている。 状況証拠から明らかに殺人事件であるはずの事件から、7年前に隠蔽されたある少年のひき逃げ事件の真相に...

佐方貞人シリーズ第1作。元検察官で刑事事件を専門に扱う弁護士佐方貞人。 罪はまっとうに裁かれるべきであり、それは罪を犯してしまった人がまっとうに救われるべきであると彼は考えている。 状況証拠から明らかに殺人事件であるはずの事件から、7年前に隠蔽されたある少年のひき逃げ事件の真相にせまる。

Posted byブクログ

2024/05/29

不倫のもつれによる殺人に見せかけた、息子を失った母親の復讐劇だったことが読者には早々に明かされる。 小学生だった息子を車でひいた男は泥酔状態だったが、いわゆる名士だったため、警察が関与の上、息子側に過失があったことにされ、事件は長い間、闇に葬られていた。 警察の腐敗への怒りと...

不倫のもつれによる殺人に見せかけた、息子を失った母親の復讐劇だったことが読者には早々に明かされる。 小学生だった息子を車でひいた男は泥酔状態だったが、いわゆる名士だったため、警察が関与の上、息子側に過失があったことにされ、事件は長い間、闇に葬られていた。 警察の腐敗への怒りとともに息子の両親の嘆きが心にせまり、ひと昔前の相棒にありそうなお話だなぁなんて思ってしまった。なんか、復讐に向かう母親役の女優さんの鬼気迫る演技まで見えてきそうな気がして。 でも、相棒ならこのシーン、ラスト近くのはず。法廷ではまだ誰も知らないのに、読者には知らされていて、そして、どうなるの? そもそも、「最後の証人」って誰の事?普通なら、息子の父親だけど、それじゃ当たり前すぎだし、警察に取り合ってもらえなかった目撃者だった息子の友人?大穴で、捜査を行った警察官?さらに大穴で、かの名士の後継ぎの息子?とか思いながら、読み続けます。 最後まで出頭するかどうかわからなかった、かの人が証言台に立つことで、状況は一変。でも、この人が最後の証人と思わせるところも、作者の仕掛けだったのかも。本当の最後の証人は、美しい桜の花びらの思い出を胸に自分の思いを貫いたあの人でしょうか。

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2024/05/07

5.6年振りにやってしまった、スマホゲーにハマってしまい、読書量が急落。コレではまずいと思い、絶対面白いと言われたこの本を選択。さすが美魔女の柚木先生。最後の証人が、この人だとは予想できませんでした。そしてアイツはクソ野郎っぷり全開です。

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2024/05/05

著者初読みです。読みやすくて止まらない 10才の一人息子を交通事故で亡くした夫婦。 事故当時一緒にいた息子の友達は、加害者は信号無視の上に飲酒をしていたと証言するも不起訴に。 7回忌のあとに、母親の病気がわかり夫婦は復讐を企て事件はおきる。 この事件の裁判を軸に進みますが、公判三...

著者初読みです。読みやすくて止まらない 10才の一人息子を交通事故で亡くした夫婦。 事故当時一緒にいた息子の友達は、加害者は信号無視の上に飲酒をしていたと証言するも不起訴に。 7回忌のあとに、母親の病気がわかり夫婦は復讐を企て事件はおきる。 この事件の裁判を軸に進みますが、公判三日目で、もっていかれました。 なんとも哀しくてやり切れない事件ではありますが、真実が明るみになる事で全うに裁かれますように。 弁護士佐方シリーズ、追います。

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2024/04/07

交通事故でムスコさんを失ったご両親。 事故発生時ムスコさんと一緒にいた友達は、赤信号で横断歩道に車が突っ込んできた、運転手は酒臭かったと供述してきたのにも関わらず運転手は不起訴になる。 捜査した警察に行ったり弁護士に相談したりお父さん頑張りますが状況変わらず、七回忌の日に偶然にも...

交通事故でムスコさんを失ったご両親。 事故発生時ムスコさんと一緒にいた友達は、赤信号で横断歩道に車が突っ込んできた、運転手は酒臭かったと供述してきたのにも関わらず運転手は不起訴になる。 捜査した警察に行ったり弁護士に相談したりお父さん頑張りますが状況変わらず、七回忌の日に偶然にも運転手を見かけたことで遂に復讐に動き出すご両親のお話。 復讐の結果... あらゆる証拠から復讐劇の犯人は間違いなく有罪、その犯人から無実を主張しての弁護を依頼されたヤメ検弁護士 佐方先生。 勝ち目のない裁判をどー戦うのか? 最後の証人の出現で裁判はどーなるのか⁉︎ 面白かったです(๑˃̵ᴗ˂̵)

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2024/02/16

ホテルの一室で起きた殺人事件は 7年まえの交通事故と関係があった 地元の有力者が起こした事故は 警察上層部の指示で隠匿された 納得のいかない両親は復讐を計画する それは妻が余命いくばくも無いと 診断された時 それにしてもストーリーが巧み 被告人が思い描いた人物ではなかった 最後の...

ホテルの一室で起きた殺人事件は 7年まえの交通事故と関係があった 地元の有力者が起こした事故は 警察上層部の指示で隠匿された 納得のいかない両親は復讐を計画する それは妻が余命いくばくも無いと 診断された時 それにしてもストーリーが巧み 被告人が思い描いた人物ではなかった 最後の証人も思いがけない人物 人は生きていく時 正義とか良心とか 青くさいけど大事なんだ

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2023/11/08

佐方シリーズ第1弾。佐方弁護士の何にも惑わされず本筋を追求していくスタンスがかっこいい。最後のどんでん返しまでハラハラの展開でとても面白かった。

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2023/06/06

何回か、あぁそっちか、と思わず呟いてしまいました。この復讐が無ければ明らかにならなかった真実。目的ははたせなかったけど、その真実に目が向けられたので救われた気がした。

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2023/06/03

「ザリガニの鳴くところ」を読んでいたら、妙に裁判モノが読みたい!という気持ちにかられて探していたところ、この本を見つけたので早速図書館で借りて読んでみた。 話自体がコンパクトにまとまっていて、無駄がなく非常にテンポよく読める本だった。必要以上に話の本筋から逸れたエピソードが多いと...

「ザリガニの鳴くところ」を読んでいたら、妙に裁判モノが読みたい!という気持ちにかられて探していたところ、この本を見つけたので早速図書館で借りて読んでみた。 話自体がコンパクトにまとまっていて、無駄がなく非常にテンポよく読める本だった。必要以上に話の本筋から逸れたエピソードが多いと読んでいてダルくなってくるのだが、そういったことを全く感じない本だった。300ページくらいあったが、ほぼ1日移動やスキマ時間で読んでしまうことができた。 内容的にも十分楽しませてもらいました。プロローグ~中盤までも十分面白いのだが、中盤のある一文からガラッと見方が変わる。たぶんほとんどの人がそこで「ん?」となって思わずページを目繰り返すんだろうなと笑 そこからのスピード感がたまらない。暴かれていく真実、タイトル通り「最後の証人」の登場により、被告人は追い詰められる。結末も気持ちの良い終わり方だったと思う。 ただ一つ、個人的に疑問に思ったのは、主人公(被害者の夫)の気持ちの部分。思い描いていた結末は変わってしまったけど、主人公にとっては思いもよらない最高の結末だったはず。しかし、なんとなくその辺りの描写がモヤッとした感じのまま終わってしまった。 とはいえ、これは本当に感じ方人それぞれだと思うので、良い作品という評価には変わりないです。 読了後調べたところ、この本はシリーズ化されているとのことで、他にも何冊かあるらしい。今回の弁護士編ではなく、検事時代編の作品とのことで、こちらもまた読んでみたいと思います。また一人、おもしろい作家さんを知ることができました。

Posted byブクログ