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戒名は、自分で決める の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2020/04/29

・今から、戒名を自分で決めたい!なんておもっているわけではありませんけど、島田裕巳さんの著書は、一通り目を通しておこうと手に入れました。  祖父と祖母の戒名が、とても立派なもので(御布施が)高かった!という話を母から聞かされるたびに、実体を知らないまま、決して信心深くない人でも...

・今から、戒名を自分で決めたい!なんておもっているわけではありませんけど、島田裕巳さんの著書は、一通り目を通しておこうと手に入れました。  祖父と祖母の戒名が、とても立派なもので(御布施が)高かった!という話を母から聞かされるたびに、実体を知らないまま、決して信心深くない人でも、多額のお布施を収めれば立派な戒名を授かるというシステムに嫌悪感をもっていました。さて、私は、自分に戒名をつけることはできるでしょうか(・・?  戒名って何だ?何故そんなに高額な布施を求められるのか?中には、身近な人が亡くなった時、葬儀に伴う諸事について急いで判断しなければならなくなり、僧侶や親戚に言われるがままになってしまう人も少なくないのではないでしょうか?  私も、そんな一人でしたが、父が先祖から引き継いだ墓地を永代供養してもらっていたおかげで、慣習に振り回されない選択をすることができました。必要のないプライドを捨て、後ろめたい気持ちにならないように、大切な資金を有効に使う、そのために必要なのは、何よりも自分の考えを支える知識なのだと思います。  私たちも、自分の戒名を考えてみましょう!

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2014/07/01

 戒名の値段と戴いた法名について、かねてから疑問があったのでそれを解くものとして、参考となった。  寺と社会との関わり方の変化とともに、こうした疑問を呈した読み物は良かった。  かつて松尾芭蕉がスパイという説がある様に、寺にはその檀家の家族構成から職等すべての地域の情報が集まり、...

 戒名の値段と戴いた法名について、かねてから疑問があったのでそれを解くものとして、参考となった。  寺と社会との関わり方の変化とともに、こうした疑問を呈した読み物は良かった。  かつて松尾芭蕉がスパイという説がある様に、寺にはその檀家の家族構成から職等すべての地域の情報が集まり、時にはカウンセラーの様な役割すらしていた。  今や法事の時のみの付き合いとなってしまっている。  戒名は、本人もしくは本人を知る人が付けるのが良いのではないか、という提案に賛成。  森鴎外が母親と文学者上田敏の戒名を、作家山田風太郎は自分で自分の戒名を、そして作家宮脇俊三は妻と娘が、それぞれ付けている。  こううした前例があると、やはり自分で自分の戒名を付けたくなる。作成チャートに乗っ取ってつけてみた。 これもまた自分を見つめる機会にもなる。  自作戒名は 紀真綾文信女  ○○院がつくほど大それたことはなく、気に入っている。

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2014/05/30

戒名にまつわる本音と建前。 戒名の問題点や歴史について冷静な視点で語られており、大変勉強になった。 一般的に考えられている「寺だけに問題がある」というわれではないことが分かった。

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2012/12/04

鎌倉新仏教 浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗、臨済宗 その元が天台宗 最澄 戒名 信士(信女)、居士(大姉) 院殿号 浄土真宗 戒名でなく法名 日本に伝わった仏教 大乗仏教 他者救済が目的 法名戒名作成ソフト 蓮心 神社 信者は氏子 俗名で葬る創価学会(日蓮宗とけんかわかれ)、同...

鎌倉新仏教 浄土宗、浄土真宗、曹洞宗、日蓮宗、臨済宗 その元が天台宗 最澄 戒名 信士(信女)、居士(大姉) 院殿号 浄土真宗 戒名でなく法名 日本に伝わった仏教 大乗仏教 他者救済が目的 法名戒名作成ソフト 蓮心 神社 信者は氏子 俗名で葬る創価学会(日蓮宗とけんかわかれ)、同志葬、友人葬 浄土真宗 

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2012/07/28

日本独特の「戒名という制度」を徹底的に解説し、俗名(生前の名前)で葬られることや、いっそ自分で戒名をつけることまでも提唱した新時代の死の迎え方。戒名作成チャート付き。 前著「葬式は、要らない」に次ぐ書。戒名とは「本来、出家したことを示すためのもの」あるいは「仏教式の葬儀で個人に...

日本独特の「戒名という制度」を徹底的に解説し、俗名(生前の名前)で葬られることや、いっそ自分で戒名をつけることまでも提唱した新時代の死の迎え方。戒名作成チャート付き。 前著「葬式は、要らない」に次ぐ書。戒名とは「本来、出家したことを示すためのもの」あるいは「仏教式の葬儀で個人に与えられる死後の名前」だから、寺の檀家でないならば縁も所縁もない坊様につけてもらわず自分でつけていい、という趣旨は明快。そのための付録「戒名作成チャート」も興味深かった。もう一歩踏み込んで「戒名なんて、要らない」でもよかったのでは? (B)

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2011/11/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

少々諄い。 仏教界の矛盾を永遠と綴っている。 有名人の戒名を羅列してどうしたいのだろうか。 う~ん。

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2011/08/28

その年代に近づくと、違った意味での興味が湧いてしまうのでありまして。 私は完全無宗教派と思っているので、新たな世界へ踏み出す前に自分の希望を伝えておかないといけないかなと思ったりします。 葬式などの経験がないので、いざそのようなときに遭遇した場合の基礎知識として、役に立った一冊で...

その年代に近づくと、違った意味での興味が湧いてしまうのでありまして。 私は完全無宗教派と思っているので、新たな世界へ踏み出す前に自分の希望を伝えておかないといけないかなと思ったりします。 葬式などの経験がないので、いざそのようなときに遭遇した場合の基礎知識として、役に立った一冊でした。 それにしても寺院の方も生活を営むためには仕方がないとも言えなくなく。お布施についても、「感謝の気持ち」として「額を決めない派「と、依頼する立場からみて「額をオープンにする派」があって、先日もニュースでそれらの対話集会みたいのが流れてました。 やはりお願いする立場としては、「オープン」にしてもらったほうが、やりやすい。その上で、いくらにするかは感謝の気持ちで増減すればよいのかと。 あの世に行くためにも、お金のことを考えなければならないせちがらい世の中なんですね。

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2011/06/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 戒名料の相場は約40万円―たった10文字程度の死後の名前が、かくも高額なのはなぜか? 仏教式の葬儀をした時、多くの人が納得できない思いをいだく布施の中の戒名料。 そこには厳然たるランクがあり、立派な戒名を授かるには100万円を超えることもある。 この戒名こそが葬式を贅沢なものにしているのだ。 日本独特の「戒名という制度」を徹底的に解説し、俗名(生前の名前)で葬られること、いっそ自分で戒名をつけることまで提唱した新時代の死の迎え方。 簡単!「戒名作成チャート」付き。 [ 目次 ] 第1章 仏教界は戒名問題を解決する絶好の機会を逸した 第2章 戒名とは何か? 第3章 なぜ戒名をつけなければならなくなったのか? 第4章 なぜ戒名は問題になるのか? 第5章 戒名はどうしても要るのか? 第6章 戒名は自分でつけてもかまわない 第7章 戒名のつけ方 第8章 戒名と日本人 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2010/06/30

(2010/6/30読了)戒名ってそんなに問題になってるのか・・・。自分の実感とはかなり違うが、本書によると、「地方と都市部では全然違う・地域によって全然違う・普段から菩提寺と付き合いのある人と無い人では全然違う」ということなので、この本は東京や大阪の人の実感に近くなるよう書いて...

(2010/6/30読了)戒名ってそんなに問題になってるのか・・・。自分の実感とはかなり違うが、本書によると、「地方と都市部では全然違う・地域によって全然違う・普段から菩提寺と付き合いのある人と無い人では全然違う」ということなので、この本は東京や大阪の人の実感に近くなるよう書いているのだと思う。浄土真宗でも20万円~と書いてあるが、普段から檀家やってて生きてるうちに帰敬式やって法名もらう分には3万円くらいで可能(笑)もちろん、毎年護持金を納めないといけないので、トータルで考えたら一見さん20万円のが安いわけだが。 それにしても仏教式の葬式自体を含めてだが、戒名なんて制度、団塊の世代が一掃された後には残ってないんじゃないの?と個人的には思うのだが。見栄なんて、せいぜいバブル世代までの持ちモンで、氷河期世代以下は世間体とか割とどうでもいいと思うのだが。(というか、その程度の経済力しか持っていない)

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