恋のトビラ の商品レビュー
溶けない氷みたいな本 移りゆく様が容易に想像できるのに、そのままを維持する強さがある。 恋をすると人は体温が2度上がったような血の巡りを見せる。でも、炎や情熱とは対比した強さこそが今の私に必要なもの。 何があってもおれらは何にもなくさないってことが、わかってくる。 手の中に...
溶けない氷みたいな本 移りゆく様が容易に想像できるのに、そのままを維持する強さがある。 恋をすると人は体温が2度上がったような血の巡りを見せる。でも、炎や情熱とは対比した強さこそが今の私に必要なもの。 何があってもおれらは何にもなくさないってことが、わかってくる。 手の中に収まるものばかりを好んでた。単行本より文庫本、ぬいぐるみよりキーホルダー。 物理的な幅が、思考の幅に影響するのだと恐れてた。 目の中にさえ収まれば、私から何かを奪われることなんてないのかもしれない。 可能性の低い約束事が好き。 なんて言うと訝しがられるけれど、絶対なんてものはない方がいいと思う。 その絶対が壊れた時、耐えられない自信がある。 私は人生の見学者。 目を背けることは簡単で、誰にも咎められない。 他人事のように責任を横に置き、自分の考えと混濁することを避けている。賢いけど、面白くない。 固まった思いや思考を胸に生きる人間が近くに多いといろんな物差しで物事を捉えられる分、自分で固めた思いまで簡素でちっぽけに感じてしまうものですね。
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石田衣良さん最近読んでないなー、嶽本野ばらさんも久しぶりに読みたいなー、ということで購入。 大好きな島本理生さんも入ってるし。 それぞれ濃淡や明度、彩度の違う恋の物語たちはぜんぶ琴線に触れまくり。 うん、やっぱり石田衣良さんすごいな。 秒で物語の世界に引き込まれるもん。 ...
石田衣良さん最近読んでないなー、嶽本野ばらさんも久しぶりに読みたいなー、ということで購入。 大好きな島本理生さんも入ってるし。 それぞれ濃淡や明度、彩度の違う恋の物語たちはぜんぶ琴線に触れまくり。 うん、やっぱり石田衣良さんすごいな。 秒で物語の世界に引き込まれるもん。 あと個人的に「おおっ!」と思ったのは森絵都さんの「本物の恋」。小さな驚きをちりばめつつ温かいラスト。良かったー。
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恋愛小説が読みたくて選びました。結果、最高でした!5人とも好きな作家さんのアンソロジーで、どのお話もうっとりするほど良かったです。 個人的には嶽本野ばらさんのお話が好きです。
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高校時代に買ったときはいまいちわからないところもあったけど、今読んだらけっこうしっくりきた。短編集は当たりはずれがあって選べない~って思ってたけど、新しい出会いもあるからいいのかもね。石田衣良さん目当てだったけど、森絵都さんも面白かった!
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全部で5つの短編集。 どの話も楽しかったけど私が1番良かったなぁと思うのは角田光代さんの「卒業旅行」だった。恋のお話というよりも自分の道の歩き方なのかなと思った。 私も知らない場所に1人で置いていかれたら不安で怖いし動けなくなると思う。だけど旅で出会った青年に「動けなくなったら...
全部で5つの短編集。 どの話も楽しかったけど私が1番良かったなぁと思うのは角田光代さんの「卒業旅行」だった。恋のお話というよりも自分の道の歩き方なのかなと思った。 私も知らない場所に1人で置いていかれたら不安で怖いし動けなくなると思う。だけど旅で出会った青年に「動けなくなったら、目を見開いてただ見るんだ。ずっと見ていると、そこは知った場所になる。知った場所になれば、どう動き出せばいいかがだんだんわかってくる。」と言われ、少しずつ心の扉を開いていく。そのシーンと自分を重ね合わせて、ジーンと心に響いた。
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短編集で読みやすかった。 どの恋も応援したくなった。 人を好きになるのって素敵なことだなぁ。 島本理生さんの話が気に入った。 島本理生さんの本もっと読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
色々な作家による恋愛がテーマの短編集。特に嶽本野ばらさんの『Flying Guts』が好きです!恋愛に対しても何に対しても間の悪い女性の愚痴に対しての同僚の女性のセリフ「見付けてくれるのを根気よく待っていても、誰も迎えになんてきてはくれない」が身にしみます…笑 運が悪いと自分で自分のことを決めつけて安全な道だけを歩こうとするのではなく、ガッツ石松さんの自分の信じた方向に突き進む姿勢に影響された主人公のように、私ももう少し勇気を持たないとな…と思いました!
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石田衣良さんは、相変わらずセックスしてみてもいいかなと思える作品だし、角田光代さんは本当に、悩んでる子の気持ちの描写が丁寧だし、嶽本野ばらさんの文章を読むのは初めてで、でもすんなり読めて面白かったし、島本理生さんのには自分を重ねるものがあったし、小学生以来に読む森絵都さんは、こん...
石田衣良さんは、相変わらずセックスしてみてもいいかなと思える作品だし、角田光代さんは本当に、悩んでる子の気持ちの描写が丁寧だし、嶽本野ばらさんの文章を読むのは初めてで、でもすんなり読めて面白かったし、島本理生さんのには自分を重ねるものがあったし、小学生以来に読む森絵都さんは、こんなに読みやすい文章だったっけと驚いたし、 全体的にすごく良かった。すんなり読めてどの作家さんの文章も好き
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複数の作家さんによる短編恋愛小説集。勇気や自信が足りないと言われる身としては、「Flyng Guts」がとても印象に残った。「卒業旅行」や「本物の恋」の、一期一会のお話はロマンがあって良い。
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ライトな感じの恋愛短編集 人の数だけ恋の形があり、それぞれに独自のストーリーを持ち、さまざまな経験を通して今があることを感じる。 良し悪しやキュンでは表現できない形のいくつかに触れられる一冊
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