運用のプロが教える草食系投資 の商品レビュー

渋澤健,中野晴啓,藤野英人【著】

2015/01/02

来年からＮＩＳＡが始まる。

口座開設のためのお誘いなどが証券会社などから頻繁に来るようになった。

詳しくはまだ読んでないけど斜め読みしたところ

・1年に100万円までの投資に関して税がかからない。

・枠が100万円ありその中でいくらでも売買してもよいというわけではなく、一度売って再投資はできない。

・損がでたときもそれをほかの口座の益から差し引いて・・・という申告ができない。

・一人一つの口座しかもてない。4年は作り直しもできない。

売り買いができないということになれば、

市場の動きに合わせて調節してくれるような仕組みのあるファンド買うのがいいかな？

ってことで、数年前から積立しているセゾン投信の社長さんなどがこの本を手にした。

実際、どのファンドを買うかを検討する材料にしたかったのだけれど、

投資初心者向けの本のようで正直参考にはならず。

けれど、基本に立ち返ることはできた。

買って良い投信は

ノーロードでなるべくコストがかからないこと。

積立が可能であること。

信託期間が無期限であること。

分配金再投資を行うこと。

でも、最近の相場は、ボラリティが高いこともあって肉食の投資をしたくなっちゃうけど

きっと最後に勝つのは草食の投資なんだろうな。

2014/08/03

人生は平均３万日らしい。人はいつ死ぬかわからない。３万個のボールの中にひとつ「死」と書いてあるボールが入ったくじを、毎日１回引き続けるようなもの。
たとえが怖すぎる！

2013/08/31

直販信託は通常の信託と全く違う、という意気込みが伝わって良かった。僕もそう思います。三人の運用スタイルが全く違うので、裾野に余地がある分野なんだなあ、と。
中野→アメリカバンガード社のインデックスを組み合わせて運用。8種類のインデックスを毎月組合せを変更してバランス調整。
渋澤→30社に絞り、日本社会に長期貢献して欲しい会社に長期投資。
藤野→上昇局面では株式の、下降局面では現金の比率を増やし、景気局面に合わせながら資産を増やす。

・投資で最も重要なのは分散投資だが、分散投資で最も重要なのは好奇心の分散である。（福井俊彦　前日銀総裁）

2013/08/04

投資、ときくと、何やらガツガツと賭けごとをしている「肉食」というイメージがある。でもこの本では、長期投資という形で、堅実かつ前向きな「草食系投資」をすすめている。
この３人はそれぞれ、日本の投資信託の販売の仕方、株主としての投資の方法に疑問をもち、「直販型」といわれる、証券会社を通さないファンドを立ち上げた方々なので、思いが熱い！
自分のお金が社会にも確実に影響するんだってこと、よくわかるようになります。そして行動したくなります。
藤野さんの「日本人は草食動物じゃなくて、草！」発言には本当にしびれました。わたし、草かも…。

2013/01/05

一度御三方のセミナーにもお邪魔させて頂きました。投資を始めてみようかな。と思っている方には本書と合わせて、セミナーもオススメです。実際に話されているのを拝聴すると、人柄とかがリアルに伝わってきて安心します。

2019/06/06

独立系直販投信、コモンズ投信、セゾン投信、ひふみ投信を代表する3人の鼎談。

3人が独立系直販投信を始めるに至った思いや経緯が書かれていて、おもしろく読めます。

改めて澤上篤人さんの存在の大きさがわかります。

2012/09/12

一口に草食系投資と言っても三者三様でなかなかおもしろかった。個人的にはやっぱり中野社長の考え方がいちばん自分に合ってると思うけど、機会があればひふみ投信やコモンズ投信も検討してみたいです。

2012/04/08

直販の投信なんて初めて知りました。
投資信託の仕組みは勉強になりました。中でも銀行が売っている投資信託がなぜ結果が出ないのかがわかります。
直販のファンドをやっている三人の社長の対談とそれぞれのファンドの紹介。
どのファンドも色々な信念と特色があって面白い。
直販の投信もやってみたくなりました。
投信初心者向けです。

2012/02/19

投資を始めたいと言ったら父がくれた本。投資知識ゼロのわたしでも難なく読めるやさしい一冊でした。草食系投資という名が表すとおり、がつがつ儲けることを目的としない感じが肌に合っていた。始めるならこの三社から選んでみようと思える。

2011/02/22

題名は「草食系」となっていますが、著者の３人は全く草食系ではありません。お金を動かして運用することが好きな人たちです。彼らの投信に個人投資家は長期ほったらかしという感覚でお金を預けますが、投信の中ではほったらかしではないのです。

ところで、信託報酬がもっと少なくなればと思ったのですが、計算してみると5億集めて、信託報酬が1％とすれば500万の利益です。これでは従業員ひとりでやっとの生活です。20億集めて1％で2,000万、社長がひとりで営む分にはよさそうです。チョクハンの雄、さわかみさんでしたら2,500億として1％で25億、ここまでくればすごいですね。できれば50億越えたあたりから信託報酬は下げていってほしいです。
　また、つみたて投資の威力は思った以上に強力ですので、コストを抑えたチョクハン・ノーロードでつみたてを行うことはアリだと思います。大きく儲けることはできませんが、負けることを抑えることはできます。