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暗き夢に閉ざされた街 の商品レビュー

3.3

26件のお客様レビュー

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2011/03/26

中学一年生の少女結祈は不吉な夢と禍々しい空を見たことで、何気ない日常が一変し、闇の蔵人を封印する役目を負う……というなんか凄いベタな話。あさのさんの作品は「ぬばたま」と「夜叉桜」しか読んでいませんが、こういう話も書いてたんですね。とりあえず登場人物の顔見せと設定の説明がメインでし...

中学一年生の少女結祈は不吉な夢と禍々しい空を見たことで、何気ない日常が一変し、闇の蔵人を封印する役目を負う……というなんか凄いベタな話。あさのさんの作品は「ぬばたま」と「夜叉桜」しか読んでいませんが、こういう話も書いてたんですね。とりあえず登場人物の顔見せと設定の説明がメインでしたが、今後に期待が高まる内容でした。あと蜘蛛御前の描写の気持ち悪さは素晴らしかったです。それにしてもこれ、三巻でほんとに終わるのかな。このペースだとだいぶ駆け足になりそうですが。どんな展開になるのか次巻に期待。

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2010/12/18

結祈は、ちょっと引っ込み思案の中学一年生。東湖市屈指の旧家である魔布の家に、陽気な性格で校内の注目を集める双子の弟・香楽と、母、曾祖母らと暮らしている。ある夜、禍々しいオーロラを目にしたことをきっかけに、邪悪な「闇の蔵人」たちとの闘いに巻き込まれ…。「少年少女のきらめき」「SF的...

結祈は、ちょっと引っ込み思案の中学一年生。東湖市屈指の旧家である魔布の家に、陽気な性格で校内の注目を集める双子の弟・香楽と、母、曾祖母らと暮らしている。ある夜、禍々しいオーロラを目にしたことをきっかけに、邪悪な「闇の蔵人」たちとの闘いに巻き込まれ…。「少年少女のきらめき」「SF的な奥行き」「時代小説的な広がり」といったあさの作品の魅力が詰まった新シリーズ、第一弾(「BOOK」データベースより) 引っ込み思案な主人公が、ある日突然使命に目覚め、特殊な能力を駆使して闇に生きる敵と対峙する・・・という設定がベタすぎる。 この先の話の展開も読めそうだなぁ。 でもあさのさんの文章が面白いから多分最後まで読むと思う(全3巻らしいので、それほど長くもないですし)。 主人公を取り巻く脇役陣にも謎がまだまだ残っていそうなので、次巻辺りでその話も出てくるかな。

Posted byブクログ

2019/01/16

低学年向けアニメっぽい感じ。 手放しで人に薦められるかっていうと微妙だけど、私は好きかな。ちゃんと最後まで読みたいと思う。

Posted byブクログ

2010/11/09

あさのあつこさんも大好きだし,ワカマツカオリさんも大好きなので…この組み合わせは私にとって最強過ぎました♪とにかく発見したときは嬉しいかったです。一人一人の一生懸命さが伝わってきて,好きです。次のお話しも表紙も楽しみです!

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2010/11/05

あさのあつこさんの新作がでた! と思って喜んで買って読み始めたのですが、 「なんか読んだことあるぞ?」と本の後ろの方を見たら、 【本書は、2005年1月にジェイブよりカラフル文庫として刊行された 『時空ハンターYUKI 1』を改題し、加筆・修正のうえ、文庫化したものです。】 ...

あさのあつこさんの新作がでた! と思って喜んで買って読み始めたのですが、 「なんか読んだことあるぞ?」と本の後ろの方を見たら、 【本書は、2005年1月にジェイブよりカラフル文庫として刊行された 『時空ハンターYUKI 1』を改題し、加筆・修正のうえ、文庫化したものです。】 と書いてありました…。読んでました(o_ _)o ~~~ † ちょっとショックが大きくて、途中で読むの中断してます。 (といっても先まで読んでて内容知っているのですが) 表紙もタイトルもこっちのがカッコイイので、一瞬こっちで 買い揃えようかなとか思ったりもしましたが、現在保留中です。

Posted byブクログ

2010/09/20

結祈は、ちょっと引っ込み思案の中学一年生。東湖市屈指の旧家である魔布の家に、陽気な性格で校内の注目を集める双子の弟・香楽と、母、曾祖母らと暮らしている。ある夜、禍々しいオーロラを目にしたことをきっかけに、邪悪な「闇の蔵人」たちとの闘いに巻き込まれ、猫のおゆきとともに立ち向かおうと...

結祈は、ちょっと引っ込み思案の中学一年生。東湖市屈指の旧家である魔布の家に、陽気な性格で校内の注目を集める双子の弟・香楽と、母、曾祖母らと暮らしている。ある夜、禍々しいオーロラを目にしたことをきっかけに、邪悪な「闇の蔵人」たちとの闘いに巻き込まれ、猫のおゆきとともに立ち向かおうとするが・・・。蜘蛛御前の子供を殺してしまった結祈は、復讐されそうになる。何か感づいている香楽にすら秘密を守ろうとする結祈だったが・・・。 「時空ハンターYUKI」の改訂版と言っていいのかな。装丁は変わってますが話の筋は同じです。前作を既読だったので、あーこんな話だったなーと軽く読めましたが、結局続きが気になるという・・・(笑)光のものと闇のものの交わり云々のカナエおばあちゃんの話は現代人の生き様につながるものがあると思うし、深いなと感じます。蜘蛛御前の悲しみを分かってしまえるほど優しい結祈が、この先闘っていけるのか。女系家族のはずなのに生まれてきた弟、香楽くんに何か秘密がありそうだと私は睨むのですが今後の展開に期待です。

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2010/09/18

“「どうした?昨夜、何かあったわけ?」 「カグも気がつかなかった?」 「何を?」 結祈は、頭を振った。母も弟も気がついていない。二人の部屋は結祈の部屋と同じ方向に窓がある。あの赤い光に染まったはずだ。なのに……だとしたら、やっぱり夢? 「どうした?」 「ううん、いい。何か変な夢を...

“「どうした?昨夜、何かあったわけ?」 「カグも気がつかなかった?」 「何を?」 結祈は、頭を振った。母も弟も気がついていない。二人の部屋は結祈の部屋と同じ方向に窓がある。あの赤い光に染まったはずだ。なのに……だとしたら、やっぱり夢? 「どうした?」 「ううん、いい。何か変な夢を見てたの」 そう夢を見ていたんだ。怖い夢を見て目が覚めた後も、やはり夢だったのだ。夢に何重にも取り巻かれていたんだ。” 「時空ハンターYUKI」の加筆修正だったとは。 ちと驚き。 今度はちゃんと終わるかな。 “「ユキ!ちゃんと話すんだ」 香楽の目も口調も、真剣だった。 「何がなんだか、おれにはさっぱりわかんないことだらけだ。だけどな、おまえが危ないってことは、すげえ危険な目にあってるってことだけは、わかる。だから、話せよ。ほんとうのこと、教えてくれよ」 おれが守るから。 香楽の声にならない言葉が、聞こえる。痛いほど、聞こえる。 結祈は口を固く閉じた。 香楽が結祈を守ろうとするのなら、結祈も香楽を守らなければならない。弟を危険に引き込むことはできない。絶対に、できない。 結祈は胸をはった。 「カグには関係ない。でしゃばらないで」 香楽の両目が大きく見開かれた。あごの線が固く引きしめられる。 「関係ないって……」 「そうよ。これは、わたしの問題だから。カグにはなんの関係もないの。放っておいて」”

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2010/07/31

 おれが守るから。  香楽の声にならない言葉が、聞こえる。痛いほど、聞こえる。  結祈は口を固く閉じた。  香楽が結祈を守ろうとするのなら、結祈も香楽を守らなければならない。弟を危険に引き込むことはできない。絶対に、できない。

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2010/07/20

テンポよく読み進められますが、登場人物に個性が見られず、展開にもあまり引き付けられませんでした。このジャンルで重要だと思っている、自分の意思で何かを変えようとするといった行動にもあまり説得力がなく、手放しで面白いとは思えなかったです。 これからの展開に期待、でしょうか。

Posted byブクログ

2010/07/21

あさのあつこさんの書かれる女の子、大好きです。もちろん、少年たちの輝かんばかりの青春像も好きなんですが、女の子も大好き。読んでいて、同性ということもあるのか、共感したり、尊敬したり、驚かされたり……。そういったことが多いんです。 この話でもそうでした。主人公の結祈に心を動かされる...

あさのあつこさんの書かれる女の子、大好きです。もちろん、少年たちの輝かんばかりの青春像も好きなんですが、女の子も大好き。読んでいて、同性ということもあるのか、共感したり、尊敬したり、驚かされたり……。そういったことが多いんです。 この話でもそうでした。主人公の結祈に心を動かされるシーンがいくつもあって…。 もうひとり好きな子。結祈の双子の弟、香楽。結祈を守ろうとする姿が何ともカッコいい騎士に見えてしまいます。そんな彼が結祈に関して思い悩むシーンは、やっぱり、一人の男の子なんだなあ…と思いました。 ただ、ストーリーにはまだまだ分からないところがあるので、次巻に期待です。

Posted byブクログ