“文学少女"と恋する挿話集(3) の商品レビュー

野村美月【著】

2010/07/19

文学少女シリーズは、読み終えるたびに感動しますが、
今回一番感動凄かったかも…いや他の本読み直したら同じこと
言いそうなんだけど、素晴らしかったぁぁぁぁ!!

特に参ったのは、「穢名の天使」の夕歌ちゃんの可愛さ。
今回のサブタイは「穢れなき歌姫」なのも良い
口絵で期待してましたが、あまりの可愛さに感動しました。
でも、「天使」で…うわぁぁぁぁぁん…

彼女を継ぐ？とも言える歌姫、晴音ちゃんも可愛い。
あいまいな「マリちゃん」との顛末も泣けます。

今回は、ななせたんがほぼ出てこない(夕歌ちゃんの電話相手ぐらい)
からか、新キャラでツンデレ娘が大暴れ。
そんなツンデレ娘も、葛藤を抱えて大人になった千愛ちゃんに
かかればまだまだ子供。
すっかり流人君命な彼女、きっと今度は赤ちゃん命になることでしょう。

今回の新キャラたちに押され気味でしたが、ヒーロー＆ヒロインも
ちゃーんと可愛かったです。

2010/06/21

2000619読了。過去も、未来も入ってます。本人達も、むしろ周りの人達も。どうにも、泣いてしまうのだよね…。

2010/05/27

おー、この人のお話かぁ、とか、あー、あの人はそんな感じになっていたのか、とか、痒いところに手が届くような（？）短編集第3弾。
どのお話もいい感じでした・・・が、琴吹さん分が足りないので星ひとつ減点（笑）。

2010/05/20

『彼女はまやかしなんだよ』
（トルーマン・カポーティ『ティファニーで朝食を』）

＜人間失格＞竹田千愛を中心とした３篇が良い。
「らしくない」を「らしくする」のは大変。しかして、

「ウソでも、本気でホントウの振りをしていたら、いつかはホンモノに
なるかもしれないよ」

と言える辺り、大人としての矜持が伺える。一番成長したのは千愛かも。

2010/05/16

「文学少女」短編集の第3弾。今回は、各巻の主要登場人物をメインとした挿話が中心となっております。

内容についてはあまり言及できないものの「～道化」、「～天使」、「～水妖」の3作品を読んだ方であれば楽しめるでしょう。特に「～天使」に登場したキャラのエピソードは切なくも甘いエピソードに仕上がっていると思います。

女性を一人称としたときの描写は相変わらず素敵です。文章の節々からその人物の色が見えてきます。

全編読んで初めて楽しめるこういった作品があることもいいのかなと思えました。

2010/05/14

　琴吹さんの出番が少ないよぉ……涙
　もっと出せ、更に出せ、良いから出せ、寧ろ、出せ。

　牛園さんの短編は割と好きです。

2010/05/13

挿話集も早3段。

これまでと指向が変わり、本編の間の話ではなく少し未来のお話だった。
「”文学少女”と恋しはじめの女給」と「遠子おばタンの秘密」が個人的には好きだった。
やはり、脇役の話も悪くないけれど、遠子の出てくる話が一番面白い気がする。
著者の力の入れ具合が違う気もしなくもない。

2010/05/13

千愛のその後が読めて良かった。偽物だっていつかは本物になれるかもしれないと、偽物だってそれ自体が本物だと、そう言われることで彼女は救われるのかも。

2010/05/12

2010 5/12読了。WonderGooで購入。
"文学少女"を読むと取り上げられている作品が読みたくなって困る・・・いきなり読むより遠子が料理に例えて話したのを聞いてからの方が面白く思えるからかな。

『穢名の天使』の後日譚が入っていたことに驚いた。さまよえるオランダ人と違って、毬谷の罪は購えないし救われないしそうであっていいと思うけど。
救いたいという晴音の気持ちは、届いていればいいよな。

2010/05/10

コミック版で先に読んじゃった話が多くて飛ばし読みになってしまった･･･
メインキャラがあんまり出てこなかったのがちょっと残念(*´-｀)