1,800円以上の注文で送料無料

印象派の誕生 の商品レビュー

3.6

12件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/12/06

印象派の誕生の歴史を解説。 マネ、モネ、セザンヌ、ルノアール、ベルト・モリゾなどのいわゆる印象派とされる画家たちが、どのようにして絵を描いてきたのか、絵に込めた秘密、「印象派」という名称のお話など、日本で大人気の印象派をざくっと知ることができました。ちなみに、最近、「画家モリゾ、...

印象派の誕生の歴史を解説。 マネ、モネ、セザンヌ、ルノアール、ベルト・モリゾなどのいわゆる印象派とされる画家たちが、どのようにして絵を描いてきたのか、絵に込めた秘密、「印象派」という名称のお話など、日本で大人気の印象派をざくっと知ることができました。ちなみに、最近、「画家モリゾ、マネの描いた美女」という映画がありましたけど、この映画を観て本書を読もうと思いました。映画もなかなかよかったですよ!

Posted byブクログ

2015/05/22

マネとモネを中心に、印象派の絵画の美術史上の意義について解説している本です。 第1章では、印象派の画家たちの描いた絵画の中に、「西洋の伝統」と「日本の影響」を統合した「新しい芸術」を示す静物トリロジーが見られることを説明しています。 第2章では、マネの『草上の昼食』がなぜスキ...

マネとモネを中心に、印象派の絵画の美術史上の意義について解説している本です。 第1章では、印象派の画家たちの描いた絵画の中に、「西洋の伝統」と「日本の影響」を統合した「新しい芸術」を示す静物トリロジーが見られることを説明しています。 第2章では、マネの『草上の昼食』がなぜスキャンダルになったのかという問題について考察をおこない、さらに第3章では、マネがボードレールに通じるような近代への疑義を絵画によって表現していたことが明らかにされます。 第4章と第5章では、モネが取り上げられ、とくにその「印象」という概念がマネとどのような点で一致し、どのような点で異なっていたのかということが説明されています。

Posted byブクログ

2014/08/06

タイトルのとおり、印象派がどのように生まれたのかを探る一冊。いろいろと知識を得てから見ると、絵画の奥深さが感じられてもちろんよいとおもうけど、何の知識もなく見たとしても、やっぱり感動するときには感動するのだ。だから名画は名画なんだよね。本としては、多少は印象派の知識とか絵の鑑賞歴...

タイトルのとおり、印象派がどのように生まれたのかを探る一冊。いろいろと知識を得てから見ると、絵画の奥深さが感じられてもちろんよいとおもうけど、何の知識もなく見たとしても、やっぱり感動するときには感動するのだ。だから名画は名画なんだよね。本としては、多少は印象派の知識とか絵の鑑賞歴がある人じゃないと、わかりにくいかも。

Posted byブクログ

2013/11/29

マネやモネといった印象派の絵画に対する見方が変わる一冊。 ただ、ある程度の知識が無いと読みにくいかもしれません。

Posted byブクログ

2013/07/08

昨日、印象派の絵画を見たんですが、 「そう言えば、全然わかってないな」 と思ったんで、図書館から借りました。 勉強になりました。

Posted byブクログ

2012/10/14

モネの話に比重が置かれている印象を受ける。どのような作品から影響を受けたのか、どのような作家に影響を与えたのかがわかり面白い。<草上の朝食>の手の秘密は驚いた。

Posted byブクログ

2011/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 華も艶もある色彩、柔らかなフォルム、具体的で親しみやすい画題。 目にも心にも優しい印象派の作品だが、創作の根底にある「印象」とは何なのだろうか。 ルネサンス以来の伝統に支配されてきた西洋の美意識は、マネやモネの登場によって、決定的な変化の時を迎える。 本書では、印象派誕生に焦点をあて、その革新性に迫っていく。 多彩な人物たちが交錯した一九世紀中葉パリの濃密な空気がここによみがえる。 図像資料多数。 [ 目次 ] 第1章 印象派の成り立ちを見てみよう(“バティニョル街のアトリエ”;残りの三人 ほか) 第2章 スキャンダルの真相(落選展の“草上の昼食”;なぜ、大スキャンダルになったのか ほか) 第3章 マネのリアリズム(魅力の源泉;“鉄道” ほか) 第4章 光の画家モネ(制作するモネ;クールベの“画家のアトリエ”と比べてみよう ほか) 第5章 マネの「印象」とモネの“印象”(「印象派」の名付け親;第一回展のキーワード ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/11/08

モネの睡蓮を地中美術館で観て、とても感動しました。 近代絵画を見て、感動したのは初めてで、自分でもびっくりしたけど、 モネが「光の画家」と呼ばれ、自然光の下で創作活動をしていたからなんだな…と。 日本の浮世絵が影響を与えたって。 近代芸術へのきっかけ作っちゃったのは、アジアだっ...

モネの睡蓮を地中美術館で観て、とても感動しました。 近代絵画を見て、感動したのは初めてで、自分でもびっくりしたけど、 モネが「光の画家」と呼ばれ、自然光の下で創作活動をしていたからなんだな…と。 日本の浮世絵が影響を与えたって。 近代芸術へのきっかけ作っちゃったのは、アジアだったのか。おもしろい。

Posted byブクログ

2010/10/11

素直に「おもしろかった」というべき本だ。 印象派なんてと思いながら読み始めたら、文字通り目から鱗状態だった。途中までそんな深読みをしてもと思っていたが、絵を見ているようで、視れていなかった。マネのひねりとモネの時間の取り込みは興味深かった。

Posted byブクログ

2010/07/18

幅広い文献を渉猟し、印象派誕生に関わった魅力的な人々を丁寧に描いています。 全体に著者は頭で絵を観る人のようで、絵の中の人物や調度についてそれぞれの背景も含め詳述されていますが、絵の見方は人によって違うだけに読者と「本との相性」がぴったり来る場合とそうでない場合がありそうです。 ...

幅広い文献を渉猟し、印象派誕生に関わった魅力的な人々を丁寧に描いています。 全体に著者は頭で絵を観る人のようで、絵の中の人物や調度についてそれぞれの背景も含め詳述されていますが、絵の見方は人によって違うだけに読者と「本との相性」がぴったり来る場合とそうでない場合がありそうです。 特に「草上の昼食」や「ブヴィエの壺」の記述はやや理屈っぽく断定的に感じました。 ただ全体にはなるほどという部分が多く、本に納められた図版は130余りに及び、その中身も名作揃いで、できればカラーの大判の本で改めて読んでみたい気がしました。

Posted byブクログ