頭がよくなる図化思考法 の商品レビュー
頭がよくなる図化思考法 著:齋藤 孝 ソフトバンク新書 131 図解とは、すでにできあがったものを、人に見せる時の「説明法」にすぎない 図化とは、考えながら、図にしていくことをいう、思考において、図を活用することをいう テキストについて、キモをつかまないままに読み進めても、知...
頭がよくなる図化思考法 著:齋藤 孝 ソフトバンク新書 131 図解とは、すでにできあがったものを、人に見せる時の「説明法」にすぎない 図化とは、考えながら、図にしていくことをいう、思考において、図を活用することをいう テキストについて、キモをつかまないままに読み進めても、知識の点が増えるだけで、線や、面での体系化はむずかしいといっています 読み、聞き、話しながら、図を描いていくことで思考をまとめていこうが本書の主旨です。 著者が用意したサンプルなどがあってよかったのですが、図化していくにあたってのこまかな指示がすくなく、ちょっととっつきが難しいかと思います。 気になったのは以下です。 ・全体を俯瞰する ・構造的につながっている⇒似ているところ、似ていないところ ・図にすると頭が止まらなくなる(思考がとまらなくなるということでしょうか?) ・4色のボールペンを使う(赤〇、青〇、緑〇、黒×)黒は思考を停滞させる色なので使わない ・腑分け、と、符合 腑分けとは同じことのようにいっているが、実はちがうこと 符合とは違うことのようにいっているが、実は同じこと ・議論の整理するためには、図を共有すること⇒思考のための図は、思考のプロセスが描かれているのですてるにはもったいない⇒A41枚に整理しておくといい ・マッピング 思考のプロセスを地図のように、紙の上に定着させていくこと ・デザイン力 正しく筋を示す力、俯瞰し、構造を捉える力 ・図は手で書くこと ・図にわからないことは何かを合わせて書く ⇒ ここがわかりません ⇒ここには資料がありません ⇒ あとからみんあでチェックできる ・情報を横断的に流していく感覚 目次 はじめに 第1章 発想を広げる……図は「ひらめき」をこう誘発する 第2章 論理を深める……筋道を「上から一望」してみないか 第3章 理解を早める……「言葉にできない」なら図化しよう 第4章 説明を磨く……意思の一致は「見える化」から 第5章 特長を伸ばす……図で「自分のスタイル」をつくり出す 第6章 変化を育てる……同じものから「人とは違う知恵」を見つける 第7章 本質をつかむ……「もう流されない自分」を確立する ■齋藤孝(さいとう・たかし) 1960年静岡県生まれ。東京 ISBN:9784797358469 出版社:SBクリエイティブ 判型:新書 ページ数:192ページ 定価:730円(本体) 発売日:2010年04月25日
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・図化には赤、青、緑の3色ボールペンが最適。黒は思考を停滞させるので使用しない ※図化のテクニックについての記述がもっとほしかった
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図解→説明、図化→思考らしい。構造主義を亜流に解釈し、使える武器としたいとの意図のようだ。著者の気持ちはわからないでもないし、それなりの気付きもあるのだが、その辺のサラリマン崩れじゃあるまいし、教育者・研究者として哲学的思想背景を無視して、わかりやすさを追求する事の弊害も少しは考...
図解→説明、図化→思考らしい。構造主義を亜流に解釈し、使える武器としたいとの意図のようだ。著者の気持ちはわからないでもないし、それなりの気付きもあるのだが、その辺のサラリマン崩れじゃあるまいし、教育者・研究者として哲学的思想背景を無視して、わかりやすさを追求する事の弊害も少しは考えて欲しいところ。
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まさか構造主義について書かれた本とは。 構造主義を、レヴィ・ストロースを理解する助けとなりました。 図化の意義はもちろんですが、構造主義の有効性がよく理解できる。それが構造主義好きからすると何より。
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著者が影響を受けた「構造主義」をヒントに、物事を図化しながら考えることによって、本質を見極めたり、アイデアを生み出したりしよう、という内容の本。 ポイントは図解、では無く、図化、ということ。図解は出来上がった物であるのに対して、図化はその場その場でリアルタイムに考えながら書く物...
著者が影響を受けた「構造主義」をヒントに、物事を図化しながら考えることによって、本質を見極めたり、アイデアを生み出したりしよう、という内容の本。 ポイントは図解、では無く、図化、ということ。図解は出来上がった物であるのに対して、図化はその場その場でリアルタイムに考えながら書く物という分け方。 自ら手を動かして頭を働かせて考えることによって頭に残るし能動的になるから、是非やってみようということなのだけど、実際この本で紹介されている具体的な図化の方法は2つ3つくらい。 メインは、ノートの真ん中に一本縦線を引いて、左右で対称や対立になることを書き出していく、とか、そういう感じのことだったと思う。 後は図化の有用性と、後半はほぼ構造主義についての解説だった。 構造主義に対する著者の思い入れは伝わってきたが、図化思考法について興味を抱いていた自分としては、後半部分の著者の迸る気持ちについて行けなかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
手で図を書き出すことで思考が活性化される。 また、空白のスペースを視覚的に認識することで、自然とそこを埋めるような思考をもたらせる。 また、思考の履歴でもあるので、カオスから論理を見出すことにも繋がる。 啓発本の中では、有用性あると思える一冊。
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図を描きながら対話することで、文脈や相手の意図を理解することの有益性を説く。だからといって、頭がよくなるかは疑問。
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ウィリアム・ジェームスの「人間の意識の本質は流れである」という言葉が強く印象に残った。 流れを止めないような図化の技を磨き、構造主義的な方法論を体得したい。
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もっと図的な思考ができるようになりたいと購入。 はじめて齋藤孝さんの本読んだ。 このひとほんとに頭いいんだね。 最後の章はよくわからなかったけど、書きまくってとにかく線でつなげる、重要か所を何度もぐるぐるとか、なるほどと思った。 パワーポイントの完成版は図解、思考途中は図化、とい...
もっと図的な思考ができるようになりたいと購入。 はじめて齋藤孝さんの本読んだ。 このひとほんとに頭いいんだね。 最後の章はよくわからなかったけど、書きまくってとにかく線でつなげる、重要か所を何度もぐるぐるとか、なるほどと思った。 パワーポイントの完成版は図解、思考途中は図化、というのがよい。 いきなり完成版をみるとたしかにやる気がなくなるというか、受け身になる。 ぼんやりアイデア→図化→まとめ→図解、なのか。 一般的には図解ばかりみているから、どうやってこんな風にまとめるの?と思っていたが、疑問が解決。 結局はみんな考えるという大変なプロセスは踏まざるを得ないんだね。
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読むことだけでは無く、紙の真ん中に線を引いて図を書くことで描きながら理解すること。 読みやすい本です。
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