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家族トランプ の商品レビュー

3.6

32件のお客様レビュー

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2023/07/28

少子化高齢化、と言われ始めて、何十年経つだろう。 行政はいつでも、後手後手の政策ばかり。 子供を産めるのは、女性。 その女性に優しい世の中でなければ、 どうして、安心して子育てできるのだろう。 そして、産まない選択があってもいい。 女性がやりたいことを思いっきりできる環境は、 い...

少子化高齢化、と言われ始めて、何十年経つだろう。 行政はいつでも、後手後手の政策ばかり。 子供を産めるのは、女性。 その女性に優しい世の中でなければ、 どうして、安心して子育てできるのだろう。 そして、産まない選択があってもいい。 女性がやりたいことを思いっきりできる環境は、 いつになったら整うのだろう。 主人公の窓子の両親は、世間の常識をそのまま固めたようなガチガチの考えで、娘への愛情が全く感じられない。そんな両親は多いかもしれない。 子供は親の所有物でも、ステイタスでもない。 一人っ子の切ない心情が痛い。 家族というトランプ、結婚相手を1枚めくっても、 その後ろには両親、親戚、元家族?など、 必ず、余計なカードも引かなければならない。 窓子が自分が自分でいられる、「居場所」 最後に引いたトランプ、ハートのエース!

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2016/06/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

33歳独身、彼氏なし。 安給料の会社勤めの実家暮らし。 両親に、35歳までに結婚か独立するよう宣言されてから 漠然とした将来と変化のない毎日にぼんやりと焦る窓子。 会社の鬼上司の潮美に声をかけられたものそんな時期で 彼女の姉御肌に徐々に心惹かれていき 潮美の下町にある実家の飲食店に窓子は自分の居場所を見つけた。 潮美の家族にも心を許せる安心した場所。 バツイチの心優しい潮美の弟に寄せた思い。 立場は違えども会社という戦場と、気持ちを休められる家という空間と家族。 窓子の両親は確かに毒親で仲は良くないけど ほんとうに嫌だったら33歳になるまで実家に暮らしてないわな。 どちらにしても、どこかで甘えがあるんだよねきっと。 だけど保守的で変化が嫌いで、 踏み出す一歩に時間が掛かる人はたくさんいるよね。 展開が途中で読めてしまったけれど 雰囲気はいい感じ)^o^(

Posted byブクログ

2016/06/23

なんかな~小説だと取り得のないパットしない主人公でも幸せになれるんだよな~現実とは違うよな~と思いながら読みました。 ほっこりできる幸せな話だけど、なんだかな~だよね

Posted byブクログ

2016/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

風見窓子。 33歳。 一般職の正社員として勤務する会社に不満はないし、寿退社する後輩女性を妬んでもいない。 友人以上恋人未満の交際相手はいるけれど、べつに結婚したいと思っていない。 しかし同居する両親からは「干支三回りが限度」と宣告されてしまう…。 そんな彼女に「しないの、結婚?」と声をかけてきたやり手の女性上司、47歳で独身の有磯潮美。 東京下町・三ノ輪にある潮美の実家に通い出したのをきっかけに、窓子の日常は突如として変容し、家族作りのカードのシャッフルがはじまった! 社会からも東京からも家族からも危うくはぐれそうになっている三十代未婚女性の居場所探しの物語。 (アマゾンより引用) 分かる( ´ー`) この主人公の置かれてる立場が結構私と似てたりで(笑) すごい共感してしまった< ;`∀´> 自分は特に結婚とか望んでないのにそれを言うと強がりとか思われそうでめんどくさい(´・□・)ア- 私もユタカさんみたいな人、好きだなぁ(*´∀`*)

Posted byブクログ

2015/07/11

爽やかな読後感。こんな作品も描くんだなあ。 窓子の両親がなんとも腹が立ったけれども、自分の親にもよく似たところがたくさんある。 窓子も、反発心があるならば口に出せばいいのに、とじれったかったが、口に出さなくなったまでの経緯があったのかなと思った。 窓子の両親は、世間でよくいるタイ...

爽やかな読後感。こんな作品も描くんだなあ。 窓子の両親がなんとも腹が立ったけれども、自分の親にもよく似たところがたくさんある。 窓子も、反発心があるならば口に出せばいいのに、とじれったかったが、口に出さなくなったまでの経緯があったのかなと思った。 窓子の両親は、世間でよくいるタイプの親であろうと思うが、それを一般化して捉えるのも、間違っているかなあと思う。 わたしは恐らくユタカのような人とは結婚したくないと思うけれども、それもそんな価値観を持った両親に育てられて、結局私も窓子の両親に近い価値観を持った人間なのだと思う。だからこそ、腹が立ったという面もあるのだろう。

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2014/09/22

誰の人生も、思った通りには進まない。でも、それでも全てを受け入れて、人と一緒に生きていくことの、しみじみとした温かさ、幸せが、ほのぼのと描かれていました。 下町のこんな家族、本当にあるかどうかは別として、イメージ的にありそうだなと思わせてくれるところがさすが! 小説家の中には、...

誰の人生も、思った通りには進まない。でも、それでも全てを受け入れて、人と一緒に生きていくことの、しみじみとした温かさ、幸せが、ほのぼのと描かれていました。 下町のこんな家族、本当にあるかどうかは別として、イメージ的にありそうだなと思わせてくれるところがさすが! 小説家の中には、黒いドロドロ小説を書く人が、こんな風に急にあたたかい小説を書いたり、その逆パターンもあったりするけど、やはり人物が書けるからこそ出来ること。いいものですね〜! 明野さんの白小説としては、「愛しい人」もおすすめです!

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2013/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

明野作品は女性のドロドロした作品が多いですが、この作品はほのぼのと心温かくなるお話でした。 窓子の両親はかなり微妙だったけど、、「自分の好きな人と結婚すること」ではなく、「自分の好きな人達の家族になれること」のほうがよっぽど難しく、だけど幸せになれるんだ!と思いました。

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2012/11/12

心が穏やかになる作風 東京下町の家族愛に惹かれた娘の物語 ・ケーキは丸ケーキを切り分けるのが良い。幸せのお裾分けの意味がある。 ・鳥の丸焼きには、中にリングやコインを入れて、それが当たった人は幸せになれるとの言い伝えあり ・人生は双六。必ずゴールに一直線にいくわけではない...

心が穏やかになる作風 東京下町の家族愛に惹かれた娘の物語 ・ケーキは丸ケーキを切り分けるのが良い。幸せのお裾分けの意味がある。 ・鳥の丸焼きには、中にリングやコインを入れて、それが当たった人は幸せになれるとの言い伝えあり ・人生は双六。必ずゴールに一直線にいくわけではない。振り出しもある。それでいい。 最高だ

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2012/04/07

恋も仕事も親子関係もなんとなく上手くいかない33歳独身一般職の窓子。 窓子からは何も動いてないのに、導いてくれる人が現れて、なんか調子よすぎるなあ。 形は違うけどシンデレラストーリーのようだ。 (図書館)

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2011/10/23

何の変哲…もない作品…ですが…、 最近…この手の作品…読むようになりますた…(^。^) 何かしら…共鳴…できる… 年齢…なり、境遇…に、なってきたんでしょうかねぇ…(^_^) 主人公…や、主人公と同じ…女性…の皆さまには…、 ぜひとも…、幸せ…に、なって欲しい…と思...

何の変哲…もない作品…ですが…、 最近…この手の作品…読むようになりますた…(^。^) 何かしら…共鳴…できる… 年齢…なり、境遇…に、なってきたんでしょうかねぇ…(^_^) 主人公…や、主人公と同じ…女性…の皆さまには…、 ぜひとも…、幸せ…に、なって欲しい…と思います…(^―^)

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