今宵、バーで謎解きを の商品レビュー
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桜川東子シリーズ第三弾。ギリシャ神話に馴染みがあるからか、「浦島太郎の真相」 よりは微妙な感じが少なかった。 マンネリだし、それを楽しむ小説ということは分かっているけれど、なんだか、トリックに意外性が少なく感じたのは否めない。 もちろん、犯人の意外性というのはあると思う。個人的には「トロイアの贈り物」「ヘラクレスの棺」については、犯人の意外性は良かったと思うけれど、事件の背景が細切れ過ぎて(雑談に邪魔されて?)イメージしにくいというのはあった。でもこの小説、雑談無くしたら、成立しなくなるようにも思えるし…。思い出話の雑談はともかく、マスターの東子さんへの絡みを少なくした方がいいんじゃないか。 取り上げられているギリシャ神話も有名だけれど、しっかりとは覚えていないという話が多くて、面白かった。誰でも知っているかのようで、詳細は知らない、みたいなところを突いていたように感じた。 次作も期待。
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新聞の書評で見てなんとなくよさ気だったので手にとってみた作品。 文章は軽快でテンポよくサクサク読めるし、クスっとくるところを楽しむ感じですかね。 ぶっちゃけ、ミステリーとして捉えるとムムムッってなっちゃうかも。とりあえず、チーズについてのウンチクが一番良かったかな(ぇ
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推理の内容はともかくとして。 とにかくワインが飲みたくなるミステリ。 ちょっと珍しいワインとチーズ。そして謎解き。 こんなバーがあったらいいな。 まっ ちょっとギリシア神話に結びつけるのは強引な感じだっだけど するすると読みやすかったです。
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朝日新聞の書評欄で紹介されていたので興味を持ち、読んでみた。 ゆったり、まったりとした雰囲気の中でのピリリと光る推理が気持ちいい。ヤクドシトリオのたわいのない会話がくだらなすぎて笑える。と言うか本の1/3くらいを昔の話に費やしてないか・・・ギリシャ神話を引き合いに出している割に、...
朝日新聞の書評欄で紹介されていたので興味を持ち、読んでみた。 ゆったり、まったりとした雰囲気の中でのピリリと光る推理が気持ちいい。ヤクドシトリオのたわいのない会話がくだらなすぎて笑える。と言うか本の1/3くらいを昔の話に費やしてないか・・・ギリシャ神話を引き合いに出している割に、つながりが薄かったのが残念。 なんとなく続き物かな?と感じたら、すでにシリーズとしていくつか出ていることを後で知る。今度は前作も読んでみたいと思った。
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マスター、酔い過ぎです。。。 ワインが飲みたくなりました。 ギリシア神話は読みたくはなりませんでした…。 さっくり読めました。 読書リハビリにはよかった。 シリーズ物の三作目でしたので、先に読んでおくほうが良い本があります。
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この前に読んだ本がちょい。。。な感じの本だったので 肩の力を抜いて読める本を...ということでチョイス しました。 う~ん、確かに肩の力は抜けて読めるんだけど このシリーズ最大の魅力でもある “既存のお話の新解釈”という部分が (前2作にくらべ)今一つ期待ハズレでした。 あと、...
この前に読んだ本がちょい。。。な感じの本だったので 肩の力を抜いて読める本を...ということでチョイス しました。 う~ん、確かに肩の力は抜けて読めるんだけど このシリーズ最大の魅力でもある “既存のお話の新解釈”という部分が (前2作にくらべ)今一つ期待ハズレでした。 あと、厄年トリオのあるある蘊蓄も 昭和の懐古的な話題で懐かしさもあり 最初の数編は楽しめたのですが (いまひとつ悪ノリしずぎ!?で) だんだんと苦痛になってきました。 そして何よりも、謎がオソマツすぎ。 この手の話で思ってはいけない禁句 “それくらい警察がわからないわけがないだろう” が全編にわたって頭をよぎってしまいました(苦笑) てな訳で☆1つです。
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ワインとチーズ、それにギリシャ神話を絡めた謎解き。 バーのカウンターで繰り広げられる七つのストーリー。 四つ目の椅子に座り、ほろ酔い気分で話を聞いているように感じました。 この店はとても居心地がいいです。
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笑えました^^ 内容はどうってことない安楽椅子探偵モノなんだけど マスターのキャラが私的にツボ 是非仲間にいれてもらいたいです。 ワインとチーズのうんちくも、昔懐かしい話題も (ちょっと私より年代が上だけど)程よく楽しめます。 東野さんの名作の犯人をぽろっとツッコミにいれちゃ...
笑えました^^ 内容はどうってことない安楽椅子探偵モノなんだけど マスターのキャラが私的にツボ 是非仲間にいれてもらいたいです。 ワインとチーズのうんちくも、昔懐かしい話題も (ちょっと私より年代が上だけど)程よく楽しめます。 東野さんの名作の犯人をぽろっとツッコミにいれちゃうところも にくいなぁ~ さらっと軽く読めてよかったです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
ヤクドシトリオことライター、私立探偵、バーのマスターが、バーで夜な夜な少年時代のサブカルチャーと巷間をにぎわせている未解決殺人事件について語る。もう一人の常連、大学院生であり美女が、たちどころに事件を解決してしまう・・・という連絡短編集。サブカルネタが「あったあった」というカンジな上に、登場人物のボケとツッコミが絶妙で、とても品のいい漫談のよう。テンポもよく、一編ずつが短いので、毎日寝る前に少しずつ読むのが楽しい。シリーズ3作目らしいので、さかのぼって読んでみたい。
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夜な夜なバーに集まる常連客が、マスターお勧めのワインを飲みながら安楽椅子探偵のごとく、事件の謎解きをするという連作短編集。 主に謎解きをするのは、常連唯一の女性にして酒豪の桜川東子。謎解きはギリシャ神話になぞらえている、マスターによるワインとチーズの蘊蓄が語られる、子どもの頃...
夜な夜なバーに集まる常連客が、マスターお勧めのワインを飲みながら安楽椅子探偵のごとく、事件の謎解きをするという連作短編集。 主に謎解きをするのは、常連唯一の女性にして酒豪の桜川東子。謎解きはギリシャ神話になぞらえている、マスターによるワインとチーズの蘊蓄が語られる、子どもの頃の懐かしい遊びや流行りものの話が挿入される、などがお決まり。謎ときには、何がある時もしばしば、でも楽しく読めました。
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