星がひとつほしいとの祈り の商品レビュー
短編集。主人公の女性がみんな素敵。 いろいろ読み漁って思うのは、こんなに色んな土地のことを書けるんだろうかということ。空気感もちゃんとでていて、作品ごとの温度や風が違う。すごいなぁ。 2012/9/9読了
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原田マハさんは、印象的シーンを作るのがうまい。 「夜明けまで」の夜明駅を発つシーン、 「寄り道」の白神山地を眺める菜々子、 また台詞がいい。 「星がひとつほしいとの祈り」のヨネ、 嬢様のお手はなんとお優しい、 「斉唱」の唯、来たよ、見えた、 「長良川」の、やっぱり可愛いよな、人間...
原田マハさんは、印象的シーンを作るのがうまい。 「夜明けまで」の夜明駅を発つシーン、 「寄り道」の白神山地を眺める菜々子、 また台詞がいい。 「星がひとつほしいとの祈り」のヨネ、 嬢様のお手はなんとお優しい、 「斉唱」の唯、来たよ、見えた、 「長良川」の、やっぱり可愛いよな、人間って。 そして方言が印象的で泣ける短編集だった。 ただ一つ、「沈下橋」のモチーフだと思う事件が、その事件のまんまに感じて、いただけないなぁ、と。この一編だけ残念だった。
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心がじんわりとする、素敵な短編集でした。 恋人、母子、友人、夫婦・・・大切な人と何かを共有したくなります。 地方の田舎が舞台の物語が多く、土地の方言や目に浮かぶ自然の情景がとっても温かいです。
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実際にある日本各地を舞台にした、 一話完結の小説です。 この中のある話が、 とある事件を彷彿とさせて、 素直に感情移入出来なかったのは少し残念です。 しかしながら、全体的に良かったです。 ちょっと重松清さんのような感じもあり。 私個人としては、 『椿姫』と『長良川』がぐっ...
実際にある日本各地を舞台にした、 一話完結の小説です。 この中のある話が、 とある事件を彷彿とさせて、 素直に感情移入出来なかったのは少し残念です。 しかしながら、全体的に良かったです。 ちょっと重松清さんのような感じもあり。 私個人としては、 『椿姫』と『長良川』がぐっときました。
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原田マハ初めて読んでみた。 描写が結構丁寧で、書き分けられる人だなと思った。 違うのも読んでみようと思う。
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最初の三篇を、ちょっと、読むのやめようかなぁと思いながら読む。なんだかツライのだもの。 どうして、こんな話ばかりを集めるのだろうかと思いつつ、読む。 「寄り道」で母娘の見て「斉唱」でも母娘を見て「沈下橋」でも母娘を見る。泣けてくるのはどうしてだろう。私が娘だからなのか、母だからな...
最初の三篇を、ちょっと、読むのやめようかなぁと思いながら読む。なんだかツライのだもの。 どうして、こんな話ばかりを集めるのだろうかと思いつつ、読む。 「寄り道」で母娘の見て「斉唱」でも母娘を見て「沈下橋」でも母娘を見る。泣けてくるのはどうしてだろう。私が娘だからなのか、母だからなのだろうか。 「長良川」の殺し文句を読んでホロホロと泣けてくる。 いいわぁ、原田マハ、やっぱり好き。
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原田さんらしい心温まる 7つの短編集。 だけど 淡々としすぎてて もひとつ入り込めなかったです。
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人生のなかのきらっとするものを見せてくれる短編集。ほとんどがじわっと泣けた。 「星がひとつほしいとの祈り」お嬢さまと先生、ヨネ、もう泣くなっちゅうのがムリ。人を一途に思う気持ちに涙があふれた。 「長良川」ステキな夫婦。お別れがもう悲しくて悲しくて。寂しくて幸せでうーん、大人だ。
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星なんて、見たこともない。どんなものかもわからない。けれど、何より美しく、強く、朽ちることのないもの。わたくしにとっての星は、そういうもの。 ほっこり優しく流れる短編集。 どの話にもそんなに大きな山があるわけじゃない。でも、ちくんと刺さる針がある、そんな感じ。 また好きな作家が一人増えたな、と思った。
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結婚とか家族とか人生とかに関するお話が入った短編集。じんとくる優しい話が多い。 2011/7/12
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