どこでもない場所 の商品レビュー
視線を上から下 左から右に追っていくと、 あれ?ここはどこ? 不思議と違和感なく別の世界へつながって、 タイトルの「どこにでもない場所に。」 想像力を掻き立てられ、 とても豊かな気持ちになれる絵本だった。 夜空の星屑から ランプを持って 夜空の川を滑ってくるスケーターに つ...
視線を上から下 左から右に追っていくと、 あれ?ここはどこ? 不思議と違和感なく別の世界へつながって、 タイトルの「どこにでもない場所に。」 想像力を掻き立てられ、 とても豊かな気持ちになれる絵本だった。 夜空の星屑から ランプを持って 夜空の川を滑ってくるスケーターに つながる絵が素敵だった。 大人向けの絵本。
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エッシャーの系譜をひく絵本。こんなのありえないと思いながらも、こういうのを愉しむ、喜ぶ自分がいる。関連がありながら変貌していく絵柄が奇妙な納得感を抱かせる。郷愁でさえある。
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色彩豊かな美しい風景画…が、なんと、左から右へ(または上から下へ)見ていくうちに、違う空間に連れて行かれる! マグリットのような、エッシャーのような、井上直久さんのような不思議を体験できますね。
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大判で高精細な絵本はそれだけで満足感を得られます。手前と奥、または右と左で世界は連続していながら異なっていて、エッシャーのような印象を受けました。
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アート驚く作品 ロブ・ゴンサルヴェス先生の画力ハンパないです!! 子どもたち驚きびっくりです!!
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だまし絵みたいな絵本 とは言っても絵は巧妙で繊細だ。 気がつくと、笑みがこぼれていることに気付く。 燕(みたいな鳥)が飛ぶ郊外の住宅地に何気にある木。少し高いところまで上った青年が、ロープでミニチュアの家の屋根にある尖塔を結わえ吊っている。と思いきや、その家は、少し離れた場所に...
だまし絵みたいな絵本 とは言っても絵は巧妙で繊細だ。 気がつくと、笑みがこぼれていることに気付く。 燕(みたいな鳥)が飛ぶ郊外の住宅地に何気にある木。少し高いところまで上った青年が、ロープでミニチュアの家の屋根にある尖塔を結わえ吊っている。と思いきや、その家は、少し離れた場所に建っている。 石造りの宮殿内部。天井を支える柱同士は、栗の木の葉の先端のように、先端が尖った形に開口され、夜空が見えている。そして遠方から手前に視点をずらすと、その暗がりと瞬く星たちは、いつの間にか夜の高層ビルに点灯するライトになっている。 朝霧がかかる木々に囲まれた湖。そこにはちょうど人が跨いで移動できるくらいの岩がにょきにょきと出ている。リュックを背負った人たちが、湖に落っこちないように気をつけて渡っている。しかし絵本の右では、いつの間にか湖ではなく、雲の上に突き出したお城の上部。人々は不安定な様子でそのお城の飛び出た塔をジャンプしている。 手前にはランプを片手に、雪が積もった林の間の凍った川(だろうか)を、一列になってスケートを楽しむ青年たちがいる。そしてその上流に目を向けると、雪が雲に、ランプは星になっている。 お屋敷の広間には、そこの天井ほどの高さがあるオモチャの家が置かれ、子ども二人がそのオモチャの家にある家具や人形を持って遊んでいる。何人かの人形は、オモチャの家の二階の手前から奥に向かい、そしてUターンをして子どもたちのすぐ近くまで来ている。いやその大きさや表情から本当の人間のようだ。 公園には2つの円形の泉が作られている。手前の泉の畔にいる女性の手には、空になった鳥かごが。また泉を囲むように植林された木の葉は、綺麗に羽を広げた鳥の形に整えられている。ただ2本だけ葉がなく、そして実際の鳥となって羽ばたいている。 ここはスキー場?遠くから木々の間をスキーヤーが滑り降りてくる。しかし手前では雪が桜の花に変わり、スキーヤーも桜の木の上だ。そしてすっかり春の陽気の元、少女は読書を中断し、桜の上のスキーヤーを眺めている。 この本の表紙の絵にもなっている。湖に張り出す土地は、船の形の柵に囲まれている。いや、地続きだけではない。実際に船に乗っている家もあるのだ。 天井は見えないが、これは部屋の中か?屋上か?老人が一人木製の柱時計や机や棚に囲まれている。そして向こうの壁が見えず、幾重にも続いて置かれている木製の家具は、いつの間にか遠方にあるビルのてっぺんとなっている。 家の玄関にたどり着くには、前庭にある迷路になった生け垣をクリアしないといけない。 手前では、岩にしゃがんだ海パン姿の少年が目の前でサーフィンをする男女を眺めている。いや待てよ。青緑の海水は少年の右側では徐々に緑の木々となり、打ち寄せる高波は、遠くにそびえる雪を頂く山々となる。 アーチ状に美しく造られた建物内部の柱や壁や天井は、実は分厚い本で構成されているのだ。 言葉が守ってくれ、思想が支え、思考が導いてくれるとある。 若い女性が植林をし、男性がレンガを積み重ねている。鳥の目になって見ると、レンガは家に変化し若木は立派な木に成長している。 月夜で十分に明るいはずだが、星たちが瞬く。いやこれはホタルか?家の屋根や庭では、家族がホタルを捕まえようとしている。 ダンスホールには男女がせいそうをして踊っている。その奥にも、そしてその奥にも。いやその男女の輪郭がはっきりしない。女性はホールと外を仕切るカーテンに、男性は暗闇にフェードアウトしているようだ。 お城の屋上では、老人と孫がチェスをしている。その盤上の白黒のチェック柄と駒は、遠望の景色の濃緑の木々、雪原、そこに建つお城と一体化しているようだ。 ゆったりとした広間の長椅子にまどろむ若い女性、そばには貝殻を耳にあて座っている男性。 いやそこは半分部屋で、半分は海なのだ。 潮騒の香りとさざ波の心地よい音が聞こえてきそうだ。
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とても不思議な絵。 想像力を掻き立てられる。 ありえない世界へ行くような気分になる。 じっくりと絵を見ているとアレって思う箇所がありそれを探すのもおもしろい。 絵に対しての詩に深い意味がある。 たしかに どこでもない場所 である。
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マグリットの絵画みたいだと思ったら、絵を描いたゴンサルヴェスさんはマグリットに影響を受けたと、本のそでに書いてあった。 だまし絵のような絵が好きなので、じっくり見てしまう。 創造力と想像力をかきたてられ、自由を感じるので楽しい。 絵本ではあるけれど文章は抽象的なので子供にはや...
マグリットの絵画みたいだと思ったら、絵を描いたゴンサルヴェスさんはマグリットに影響を受けたと、本のそでに書いてあった。 だまし絵のような絵が好きなので、じっくり見てしまう。 創造力と想像力をかきたてられ、自由を感じるので楽しい。 絵本ではあるけれど文章は抽象的なので子供にはやや難解かも。 絵だけのほうがよかったりするかな。 こういう絵を自分の部屋(ないけど!)に飾りたい。 自分は無限で自由なんだということを気づかせてくれる。 あぁ美術館に行きたい。
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図書館本。ばぁばが長女にと借りてくれた本。遠近法を駆使して、不思議な世界が繰り広げられてます。ばぁばのチョイスはばぁばのバイアスがかかっていて、それはそれで有難い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
想像してごらん 足もとを凍った空が流れていくこと 夕空の中へとけていく空間 風が手をとり夜が明けるまであなたと躍る 〇不思議な絵に想像力と物語が広がっていく 〇静けさのある絵
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