1,800円以上の注文で送料無料

ニッポン若者論 の商品レビュー

3.3

4件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/12/30

2020年末にして10年前の社会情勢を読む。 分析は概ね当たっており、過去の書物を振り返るとは答え合わせをするという事であるから本書は良書であると言えよう。

Posted byブクログ

2015/08/21

読みやすい。3時間ほどで読了。「女子のなりたい職業9位がキャバ嬢」というアンケート結果。1929年の大正期同様「若い日本の青年は、男女交際の機会を持ち合わせない」(村島『歓楽の王宮カフェー』)「希望が無い人ほどつぶしがきく職業を希望」している現実。脱魔術化(マックスウェーバー『プ...

読みやすい。3時間ほどで読了。「女子のなりたい職業9位がキャバ嬢」というアンケート結果。1929年の大正期同様「若い日本の青年は、男女交際の機会を持ち合わせない」(村島『歓楽の王宮カフェー』)「希望が無い人ほどつぶしがきく職業を希望」している現実。脱魔術化(マックスウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』)ならぬ再魔術化として「社会の中で合理化が進むとその反動として非合理なものの復活」「感性に訴える宗教、芸術、性の快楽」(マックスウェーバー『世界宗教の経済倫理 中間考察』)を引用した考察は面白かった。

Posted byブクログ

2011/10/24

2010年に15-22才の世代をジェネレーションZ世代と呼んでいる。 地元志向、キャバクラ嬢になりたい女子、スピリチュアルとヨサコイにハマるという特徴を解説。表とグラフが多くて疲れた。若者擁護も批判もなく、アンケート結果からひたすら評価しているのは良い。4つともおじさんには理解で...

2010年に15-22才の世代をジェネレーションZ世代と呼んでいる。 地元志向、キャバクラ嬢になりたい女子、スピリチュアルとヨサコイにハマるという特徴を解説。表とグラフが多くて疲れた。若者擁護も批判もなく、アンケート結果からひたすら評価しているのは良い。4つともおじさんには理解できませんが。

Posted byブクログ

2011/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

時代の兆候を逸早く見つけて,分析する能力うを持っている著者. 傾向を分かりやすくするために極論というか,強調された感はあるが,その分理解はしやすい. 著者のようなアプローチを取れるようになる為には,日々のちょっとした疑問変化を受け流すのではなく,なぜ?なぜ?なぜ?を繰り返す習慣を身に付ければいいのではないかと思う. ジェネレーションZ:1985~1993年生まれ ジェネレーションY:1970年代後半生まれ ジェネレーションX:1970年代前半生まれ ※ジェネレーションXYの親は1947年~49年生まれ 地元志向 ・周辺の環境が変わった:大型ショッピングモール,ネット,スポーツクラブ,コンサート等が充実 ・地元に留まる事による不便さが少ない ・都会でしか手に入らないモノ・コトの減少:都会から地元への消費の拡大 ・地元にこだわる理由「愛着がある」 ・都会へ流れる理由:地元好きでない→自分の居場所を見つけられない→ネガティブを解消するため,都会へ流れていきたい ・同じ若者でも世代により違う傾向がある. ⇒70年代までの都会に夢や希望といったポジティブな気持ちを抱いて流れていったものとは違う・・・ ・適度に希望を持っている人「地元志向」

Posted byブクログ