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機関車トーマスと英国鉄道遺産 の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2015/08/22

まあまあ面白かった。まえがきの通り、多少中途半端な新書だが、これ以外に大人向けのトーマスに関する本が無いので。ちょうとスティーブンの映画をみたところだったので役に立った。

Posted byブクログ

2014/10/29

世界的に有名な機関車のキャラクターといえばトーマス。モデルになった機関車や路線は今では一線を退き、英国鉄道遺産として保存されています。そんなトーマスや原作者のウィルバートに関わりのある英国鉄道遺産を巡ります。トーマスはもちろん、いち早く行われていたイギリスの鉄道保全についても興味...

世界的に有名な機関車のキャラクターといえばトーマス。モデルになった機関車や路線は今では一線を退き、英国鉄道遺産として保存されています。そんなトーマスや原作者のウィルバートに関わりのある英国鉄道遺産を巡ります。トーマスはもちろん、いち早く行われていたイギリスの鉄道保全についても興味を惹かれます。

Posted byブクログ

2014/10/05

[ 内容 ] 世界中の子供たち、いや、大人たちをも夢中にさせる、擬人化された機関車たちの物語「機関車トーマス」シリーズは、どのようにして生まれたのか? その背景には、英国各地に点在する「鉄道遺産」の存在があった。 原作者ウィルバート・オードリーは、現実のさまざまな鉄道から物語の想...

[ 内容 ] 世界中の子供たち、いや、大人たちをも夢中にさせる、擬人化された機関車たちの物語「機関車トーマス」シリーズは、どのようにして生まれたのか? その背景には、英国各地に点在する「鉄道遺産」の存在があった。 原作者ウィルバート・オードリーは、現実のさまざまな鉄道から物語の想を得るとともに、それらを「鉄道遺産」として保存する運動に尽力した。 物語の原型となった車両や路線は、いまでも健在なのである。 英国文化の一典型である鉄道遺産を、ウィルバートの創作の軌跡に重ね合わせて探訪する。 [ 目次 ] 「トーマス」の世界へようこそ イギリス鉄道遺産の全貌 鉄道遺産とボランティア 鉄道に魅せられた少年 「レイルウェイ・シリーズ」の誕生とブルーベル鉄道 「ヘンリー」とブラック・ファイブ型機関車 四大鉄道時代 「ソドー島」とマン島の鉄道遺産 世界初の鉄道遺産、タリスリン鉄道 「機関車トビー」の足跡を追って スノードン登山鉄道 レイベングラス&エスクデイル鉄道 国立鉄道博物館 最後の日々 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]

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2014/05/09

【読書その142】息子が最近はまっている機関車トーマス。自分の幼少時代は全く興味を持たなかったので息子と一緒に楽しく見ています。そこで、本はないかと図書館に調べたら、イギリスの鉄道との関係を書いた新書があり、飛びつきました。面白かったです。機関車トーマスの話にはだいたい教訓めいた...

【読書その142】息子が最近はまっている機関車トーマス。自分の幼少時代は全く興味を持たなかったので息子と一緒に楽しく見ています。そこで、本はないかと図書館に調べたら、イギリスの鉄道との関係を書いた新書があり、飛びつきました。面白かったです。機関車トーマスの話にはだいたい教訓めいたものが描かれますが、そこには著者のキリスト教信仰の影響があることに気づいて、非常に興味深かったです。子育て世代には面白いかも。

Posted byブクログ

2013/12/12

英国の蒸気機関車たちは、博物館の単なる展示物ではない。鉄道遺産として人々と共に生きている。蒸気機関車と人々との関わりは、世代を越えて受け継がれてもいるだろう。そんな色々が、英国に機関車トーマスを存在させている。英国鉄道遺産は英国人の単なる趣味ではなく、生活というか人生の一部になっ...

英国の蒸気機関車たちは、博物館の単なる展示物ではない。鉄道遺産として人々と共に生きている。蒸気機関車と人々との関わりは、世代を越えて受け継がれてもいるだろう。そんな色々が、英国に機関車トーマスを存在させている。英国鉄道遺産は英国人の単なる趣味ではなく、生活というか人生の一部になっている。個人ではなく社会の遺産なのだ。 #D4BAC10

Posted byブクログ

2012/11/13

(推薦者コメント) アニメが有名な『機関車トーマス』は元々絵本である。作品の源流はイギリスにあった。イギリスの鉄道遺産を訪ね、トーマスやその作者ウィルバート・オードリーと絡めつつ楽しく語ってくれる貴重な本。

Posted byブクログ

2013/05/02

●:引用 →:感想 ●産業革命における鉄道の発明はよく知られているが、イギリスではそれ以前に運河建設が盛んに行われた。1761年、イギリス初の近代的運河がマンチェスター近郊に開通し、炭鉱と工場地帯の間の石炭輸送が飛躍的に発展した。(略)この大成功はイギリス中に知れ渡り、国中が運...

●:引用 →:感想 ●産業革命における鉄道の発明はよく知られているが、イギリスではそれ以前に運河建設が盛んに行われた。1761年、イギリス初の近代的運河がマンチェスター近郊に開通し、炭鉱と工場地帯の間の石炭輸送が飛躍的に発展した。(略)この大成功はイギリス中に知れ渡り、国中が運河建設ラッシュに沸く。(略)しかし、1830年にマンチェスター~リバプール間に世界初の営業鉄道が開通すると、輸送手段は水路から鉄路に移った。(略)第二次世界大戦後にはモータリゼーションの波に押されていく。 →この鉄道の発展と衰退は、日本の筑豊炭田地域とまったく同じだ。 ●ヨーロッパでは、以前から産業遺産の保存に積極的な国が多かった。特にイギリスは、一八世紀に世界で初めて産業革命を成し遂げたというプライドもあり、産業遺産を観光産業の要に置いている。とりわけ、他国に先駆けて発明、実用化した鉄道については、古くなった機関車、駅舎、そして線路までもが大切に保存されている。 ●鉄道は人類共通の「遺産」なのだから、保存するだけにとどまらず、より多くの人々に知らしめるべきである、という認識がイギリスでは強い。 ●自分が愛してやまない鉄道を守り、運営するためであれば、無償で労働力を提供することなど当然である。 →しかし、衰退した鉄道を産業遺産として活用するところに、日本との国民性・文化の差を感じる。 ●物語は内外の鉄道で実際に起こった、もしくは起こり得る事故やハプニングにかならず基づいている。 ●レイルウェイシリーズを読んでいると、やたら脱線や衝突が起こる。(略)イギリスの鉄道にはこれほど事故が多いのかと恐ろしくも思えてくるが、彼が題材にしたのは同時代に限ったことではなく、長いイギリス鉄道史の中で起こったものである。さらに、アメリカ、インドなど外国の鉄道にも材料を求めていて、(略) →TV版を見たときに列車が脱線転覆したり、貨車と貨車が衝突したりとかなり危ない鉄道だなと感じた。作者のこだわりが伝わっている? ●ウィルバートはリアリティーとともに、物語の中に強い教育的なメッセージを組み込むことを忘れなかった。彼の作品の中では、意地悪だったり、傲慢だったり、はたまた怠け者であったりする機関車がなにかしらの失敗を犯す。しかし、それを反省したり、ほかの機関車にいさめられたりして、最後にはその失敗を帳消しにする活躍を見せる。 ●失敗した後には、必ずリカバリー、すなわち汚名挽回のチャンスを与えられるようにストーリーを仕立てのは、聖職者でもあるウィルバートならではであろう。 →こどものころに読んだベットタイムストーリーを思い起こさせる。 ●例外的にヨーク駅に裏口まで作ったのは、(略)鉄道博物館は鉄道と直結していなければならない、というポリシーを強調したかったからのように思える。 ●所狭しと機関車が並んでいる「グレート・ホール」に(略)駅のプラットホームを再現したスペースに機関車が展示されている「ステーション・ホール」にそれぞれアクセスできる。 →大宮の鉄道博物館はこの博物館をモデルにしていそうだ。 ●グレート・ホールの圧巻は、(略)その数や規模ではなく、これらの展示車両のほとんどが動態保存であるという点だ。 →この点も見習ってほしい。

Posted byブクログ

2011/11/19

イギリスでは鉄道遺産として線路と車両を維持している。展示するのみならず動かして見せる。その多くはボランティアの手によって支えられている。産業革命の誇りもさることながら、イギリスの機関車人気はたいしたものです。トーマスの作家ウィルバートとピーターラビットの作家ポターの共通項を説明す...

イギリスでは鉄道遺産として線路と車両を維持している。展示するのみならず動かして見せる。その多くはボランティアの手によって支えられている。産業革命の誇りもさることながら、イギリスの機関車人気はたいしたものです。トーマスの作家ウィルバートとピーターラビットの作家ポターの共通項を説明するくだりも興味深いです。しかしながら、トーマスがイギリス生まれの話であることを知ったのは最近のことです。

Posted byブクログ

2011/09/25

運河旅行もので有名なライターさんで、手堅くわかりやすい描写で、トーマスの世界とイギリスの鉄道遺産との関係をつなげている。この手の新書としては内容もとてもきちんとしていて、かつ楽しく読めた。

Posted byブクログ

2010/06/11

子どものころから親しんでいるポプラ社の「汽車のえほん」シリーズ(いわゆる「きかんしゃトーマス」の原作)誕生とその後の展開、著者のエピソードなどがわかって、とても面白かった。 同時に、イギリスで古い鉄道がどのように保存されているかも知られ、興味深いというか、うらやましいというか。彼...

子どものころから親しんでいるポプラ社の「汽車のえほん」シリーズ(いわゆる「きかんしゃトーマス」の原作)誕生とその後の展開、著者のエピソードなどがわかって、とても面白かった。 同時に、イギリスで古い鉄道がどのように保存されているかも知られ、興味深いというか、うらやましいというか。彼の地では、博物館等で保存されているSLはすべて動態保存だというのです。 全英各地にあるという鉄道遺産に、一度行ってみたいなぁ。 [10.6.11]

Posted byブクログ