交渉人・爆弾魔 の商品レビュー
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交渉人の続編。もちろん単品でも読めますが、主人公の他に前作の登場人物も出てくるので、前作を読んだ方が楽しめるかも。 前作もそうでしたが、犯人の動機という箇所が非常に重要視されている作品でした。(まぁ、動機が強くなければそれに伴うストーリーの肉付けにはならないのですが・・・) その動機がスパイスが聞いて良作になるのでしょうね。 それにしても主人公 遠野麻衣子さんの影・・・少し薄いかも(涙)
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1作目は個人的にかなり良い出来と思ってまして、けれど間違って先に読んじゃった3作目はそれを比較するとずいぶん出来が落ちてしまったように感じちゃいました。 で、ようやく2作目の本作を手に取ったわけですが、1作目の出来が良すぎたので、読む前はあまり期待していませんでした。 本作は某宗教法人によるテロを模した内容。都内のどこかに爆弾を仕掛けた犯人の要求は「宇宙心理の会」の教祖、死刑囚御厨徹の解放。 設定自体はさほど目新しくは感じず。けれど展開は序盤からスリリングで終止テンションが落ちず、500ページオーバーのボリュームなのに、それを感じさせないストーリーの「惹き」がありました。 今回の事件で「怖い」と感じたのは、情報の錯綜による一般市民のパニック。誰もが携帯端末を通してインターネットに情報をアップロードできるようになった現在、タクシー内の何気ない会話ですら、爆発的に、あっという間に世界に広がってしまうこともあるんですよねぇ。(40ほど前にすら、豊川信用金庫事件なんてのもあったくらいですから、たとえデマだったとしても、その影響度は計り知れないほど大きくなってるんじゃないですかね。) ところどころ、小さな点で気になるところ(犯人とのやり取りで使用するパスワード強度の点とか)はありましたが、それを補ってあまりある面白さがあったと思います。
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実在のひとつの事件がベースになったお話しかと思ったら、それだけじゃなかった! ただ、いまいち主人公が救われないと思うのは僕だけ?
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なるほど、今度の犯人はそう来ますか! 結末までまだまだ残っているのに犯人を明かす大胆さw 著者がリードして見え見えでしたがwww ラストはこじ付け?根拠が乏しいがストーリーは楽しめました。
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交渉人シリーズ第2弾 『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』の文庫化にあたってタイトルが変わっているのを知らず、両方借りてきてしまった。図書館で良かった。 (シリーズものは表紙にもわかりやすく番号を振ってほしいといつも思う) 石田警視正の逮捕後の話。 麻衣子さん、まだまだ未練がある...
交渉人シリーズ第2弾 『交渉人 遠野麻衣子・最後の事件』の文庫化にあたってタイトルが変わっているのを知らず、両方借りてきてしまった。図書館で良かった。 (シリーズものは表紙にもわかりやすく番号を振ってほしいといつも思う) 石田警視正の逮捕後の話。 麻衣子さん、まだまだ未練があるのね…。フクザツ。 都内各所に爆弾が仕掛けられて、パニックになる話。 犯人が予想外だったので最後まで勢いよく読めた。 警察小説は多数あれど、かっこいい、強い、過去ワケあり女性刑事が多いので女性キャリアが活躍する話はもうちょっと見たい。
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終盤の追い詰め方に無理やり感があったものの勢いで押し切られてしまった。これも読ませる力の内か。犯人が仕掛けた情報戦にパニックになる都心の緊迫感の演出はお見事。
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第四章が若干冗長に感じましたが、内容はそれなりに面白かったです。しかし、麻衣子はいつまで石田を引っ張っていくのか?
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遠野警部の事件簿その2。 石田警視正の逮捕後を描く。 交渉係を取り巻く環境は変化していた。そこに起こる爆弾予告と混乱。 彼女はどうこの危機を乗り越える? 情報が氾濫する世界というのは、まさにこういうことだと妙に納得してしまった。 外出先でも情報に逐一アクセスできるのは便利だけ...
遠野警部の事件簿その2。 石田警視正の逮捕後を描く。 交渉係を取り巻く環境は変化していた。そこに起こる爆弾予告と混乱。 彼女はどうこの危機を乗り越える? 情報が氾濫する世界というのは、まさにこういうことだと妙に納得してしまった。 外出先でも情報に逐一アクセスできるのは便利だけど、 情報の出し方によっては社会をパニックに陥れ、震災以上の打撃を与えかねないことをリアルに感じた。 そして、上下関係の社会と利益、建前、プライド。 本当になんて厄介な人間社会。 この本はただの警察ミステリーだけでなく、情報のあり方や社会の体制について改めて考えさせられる作品だった。 作者はこういう作品の方が向いているんじゃないか…?
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帰ってきた交渉人・遠野麻衣子。犯人との駆け引きや絞り込む発想も見どころだが、爆弾が都内の某所に仕掛けられたという情報でパニックになる人々の危うさに恐怖を感じた。 執筆当時にはまだツィッターなどのSNSがない時代だが、果たして情報通信の発達に人間の進化が追いついているのか疑問に思う...
帰ってきた交渉人・遠野麻衣子。犯人との駆け引きや絞り込む発想も見どころだが、爆弾が都内の某所に仕掛けられたという情報でパニックになる人々の危うさに恐怖を感じた。 執筆当時にはまだツィッターなどのSNSがない時代だが、果たして情報通信の発達に人間の進化が追いついているのか疑問に思う。
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交渉人として、データを詳細に分析して絞り込む、と言われればそれまでだけど、ちょっと、何でもかんでもはまりすぎるのはどうだかなー。 でも、スピード感があって、面白いけどね。
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