結婚は人生の墓場か? の商品レビュー
「私カトリックだから〇〇。」使えそう笑 恐ろしい妻だったなあ。学のない神経質な人の行く末。 公立と私立どっちにも通うメリットの1つは、裕福な家庭とそうじゃない家庭のレンジを知れることなのかもな。 タバコを辞めさせようとするのは、相手の健康を願う愛の現れなのかもな。 結婚は...
「私カトリックだから〇〇。」使えそう笑 恐ろしい妻だったなあ。学のない神経質な人の行く末。 公立と私立どっちにも通うメリットの1つは、裕福な家庭とそうじゃない家庭のレンジを知れることなのかもな。 タバコを辞めさせようとするのは、相手の健康を願う愛の現れなのかもな。 結婚は人生の墓場かというタイトルに対して、小説では、往年愛し合う老夫婦や逆行する夫婦、今のところ幸せそうな夫婦が出てくる。この違いは何によるのだろうか。
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結婚生活の話題が酒の肴になり、そこで取り上げられる伴侶は自嘲気味な取り上げられ方もあって必ずしも美しい題材にはなり得ないから、結婚なんて人生の墓場、と思う事もあるだろう。自分の人生で大事にしたいと考えていた価値観が、結婚相手や子どもに合わせて変容せざるを得ない事もしばしば。夫婦二...
結婚生活の話題が酒の肴になり、そこで取り上げられる伴侶は自嘲気味な取り上げられ方もあって必ずしも美しい題材にはなり得ないから、結婚なんて人生の墓場、と思う事もあるだろう。自分の人生で大事にしたいと考えていた価値観が、結婚相手や子どもに合わせて変容せざるを得ない事もしばしば。夫婦二人なら楽勝で、子どもがいれば、会社人生まで変わらざるを得ない。そこに共通するのは「妥協」だ。だけれど、妥協無き人生に何か意味があるのだろうか。こだわりの死を貫くなど、直線的な生の浪費でしか無いから、くだらない。 カリカチュアされた結婚墓場感が、こうした自嘲的な居酒屋トークを皮肉るように描かれ、作者に想像してごらん、と試されているよう。マウントを取りたい性と、セックスをコスパで考える無気力な性が、流されるように妥協に飲まれる展開。面白いかと言われりと、そうでもない。微妙、である。
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価値観が極端に違う夫婦の日常。妻の望みを叶えるために日々仕事に奔走する夫は、妻に愛情を感じたことがないことに気づいてしまい愕然とする…悲しい。最初から最後まで負のオーラ全開だった。
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この小説は僕にとって危険すぎる 悪い意味で個人的にインパクトを受けたということで、評価5 出版社に務めていて年収は1000万を超えるにもかかわらず、不自由な結婚生活を強いられている小早川という男の話 お嬢様として育てられた妻は、日本語が話せるけど独自の論理思考を持つため一般的...
この小説は僕にとって危険すぎる 悪い意味で個人的にインパクトを受けたということで、評価5 出版社に務めていて年収は1000万を超えるにもかかわらず、不自由な結婚生活を強いられている小早川という男の話 お嬢様として育てられた妻は、日本語が話せるけど独自の論理思考を持つため一般的とは異なったコミュニケーション能力が必要 そしてそのリクエスト内容も優先順位が決まっていると思われるが、夫の小早川は釈然としないものを感じる 度重なる引っ越しによる住宅家のローンと過大な教育費、そして意味不明な妻のリクエストの解読 散歩に行こうとするものなら、そんな事よりも家の中のあれをして欲しいこれをして欲しいと自由な時間は一切ない やべぇ、自分の夫婦生活を追体験したようで読んでいて手が震えた ちゃんとした医者に行ったらPTSDって言われるレベルじゃなかろうか? そのくらい私にとっては恐ろしい話だった この小説をフィクションと思わず、世の中には頭のおかしい女がいるという事を世間は知っておいたほうがいいと思う 小説独自の気持ち悪いところは、犬に関するエピソード 登場人物の一人と同じく吐き気をおぼえた 雪穂はペットを飼う資格のない人だよな そして、一見円満に見える親子関係もそれを踏まえるととても恐ろしい風景に見えてくる 個人的にはホラー小説だよこれは 京極夏彦の「厭な小説」の一遍「厭な彼女」に通じる怖さ 会話が成り立っているようでまったくのコミュニケーションができていない 人間と同じ姿形をした違うナニカみたいだな
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著者の本は初なのでどんなもんかと思ってそこらへんに転がっていたこいつを手に取った。女性誌エッセイっぽい文章には終始違和感を感じはしたが、話に引き込まれていくと超極端な小早川夫妻にイラっとしつつも、ベストセラー考察や結婚・女子高考察辺りでは結構ふむふむ、と読了。文体はわざとだろうし...
著者の本は初なのでどんなもんかと思ってそこらへんに転がっていたこいつを手に取った。女性誌エッセイっぽい文章には終始違和感を感じはしたが、話に引き込まれていくと超極端な小早川夫妻にイラっとしつつも、ベストセラー考察や結婚・女子高考察辺りでは結構ふむふむ、と読了。文体はわざとだろうし、文章や内容は物凄くしっかりしていた。超絶嫁雪穂に公立高校がひたすらばかにされるわけだが、ここまで極端ではないにしても同様のことを思うタイプの人がいるのは事実だし、逆に自分は公立高校出身をちょっと自負しているところがあり(地方にありがちな逆差別)、まあどっちも同じだなぁ、と雪穂に少しだけ共感してしまった。個人的にブランディング好きなところがあるので、総じて面白かった。こんな結婚生活は絶対嫌だけど。
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男性目線からの「結婚は人生の墓場か?」という問い。お嬢様学校出身の奥様に子供達、素敵なお家。はたから見たら幸せそうな家族だけど、自由はなくお小遣いは少なく、ワガママな妻に何もかも納得できないまま決められていく生活。 読み進めるのが辛い。グチグチと何かに例えて嘆くのみ。理解できな...
男性目線からの「結婚は人生の墓場か?」という問い。お嬢様学校出身の奥様に子供達、素敵なお家。はたから見たら幸せそうな家族だけど、自由はなくお小遣いは少なく、ワガママな妻に何もかも納得できないまま決められていく生活。 読み進めるのが辛い。グチグチと何かに例えて嘆くのみ。理解できない見栄のお嬢様世界も不愉快。
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スカッとする事なく終わるのだが、文章は面白いし勢いと重みがある。 姫野カオルコさん色々読んでみよう〜
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結婚が人生の墓場となるかどうかは本当にその二人次第なのだという当たり前のことをこれでもかと強く感じた一冊。これっぽっちも理解できない雪穂にイライラが募ったけど、世間も知らず満足することも知らず自分が愛されるべきであると信じて疑わない彼女に最終的に憐れみと諦めがわいてくる。作中に...
結婚が人生の墓場となるかどうかは本当にその二人次第なのだという当たり前のことをこれでもかと強く感じた一冊。これっぽっちも理解できない雪穂にイライラが募ったけど、世間も知らず満足することも知らず自分が愛されるべきであると信じて疑わない彼女に最終的に憐れみと諦めがわいてくる。作中には結婚や女性の仕事、妊娠、子育てなどに関して異なる考えを持つ人が色々と出てきたけど、それらを踏まえて自分はどう思うか、改めて考えさせられた。将来するかもしれない結婚が墓場とならないよう、この本を反面教師としたい。
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一人の男性の地獄とも言える結婚生活を描く。 あとがきにあったが、確かに昔は女性の多くが「結婚は人生の墓場」と言ったものだったのだろう。 それが今や男性の方が多く口にする?そうなのかもしれない。 それは女性が強くなったからか?それとも男性が弱くなったからなのか? 2015.10....
一人の男性の地獄とも言える結婚生活を描く。 あとがきにあったが、確かに昔は女性の多くが「結婚は人生の墓場」と言ったものだったのだろう。 それが今や男性の方が多く口にする?そうなのかもしれない。 それは女性が強くなったからか?それとも男性が弱くなったからなのか? 2015.10.4
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2007年3月に「ああ正妻」として出版された作品の文庫化。文庫化に際し、全面改稿されました。 文庫の後書きに著者が記した意図が、本書を理解する上で大きく役立つと思いますので、是非お読みすることをお勧めします。 僕が文庫化で大きく変わったと感じたのは、ラストで雪穂の側に立って夫...
2007年3月に「ああ正妻」として出版された作品の文庫化。文庫化に際し、全面改稿されました。 文庫の後書きに著者が記した意図が、本書を理解する上で大きく役立つと思いますので、是非お読みすることをお勧めします。 僕が文庫化で大きく変わったと感じたのは、ラストで雪穂の側に立って夫との関係を考察している点です。 物語の皿回し的役目を担う、川松教授の質問に答える形で、小早川くんが「妻が求めるものは何なのか」を述べます。 内弁慶なモンスターとして家庭に君臨する雪穂は変わらないのですが、それでは、雪穂自身はこの現状をどう考えているのか。 川松教授の考察は、幸福論(又は不幸論)として秀逸だと感じる一方、では、僕はどう考えるのか。と、一緒になって考えるきっかけになりました。 そして、小早川の回答には、僕も愕然としました。 「ああ正妻」では、単に「小早川くんの結婚は悲惨だな。」と言う感想がメインでしたが、 本書では、多かれ少なかれ、自分が雪穂的な側面を持っていることを前提に、 では、自分が雪穂のようにならないためにはどのような注意をすればよいのだろう。 と、読者も考える事が出来るように工夫されていると感じました。 僕は(本書に異を唱えるわけではありませんが)雪穂が、小早川の言うことを、遮ったり、否定したり、間違っていると指摘することなく、是認しながら「聞き上手」になることで、この夫婦は改善すると思いました。 つまり、僕は川松教授の「妻に何を求めますか」の答えには、「話を聞く人になってほしい。」と答えるのが正解だと思いました。 また、僕が雪穂的夫にならないためには、妻の言葉を是認しながら聞くことが大切だと思いました。 前提として、 男性が「多かれ少なかれ、我が妻も雪穂的な側面を持っている。」と思うのと同様に、 女性も「夫だって、雪穂的な理不尽さを持っているよな。」と感じるだろう、 と、考えました。 物語の家庭は、度を超しているため、「雪穂は異常な人」と他人事として、自分を顧みることを回避できる工夫もされているのですが。
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