ゴーストバスターズ の商品レビュー
毎朝通勤時に少しずつ読み進める自分には合ってなかったかも知れない。一気に集中して読むと、より塊感が感じられたのかもしれない。
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著者:高橋源一郎(1951-、尾道市) 解説:奥泉光(1956-、山形県三川町) 年譜・著書目録:若杉美智子
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何度目かの再読。 色々な登場人物が(ブッチ・キャシディ、サンダンス・キッド、タカハシさん、ゴジラ、ぱーざん、はるばあさん、ドン・キホーテ、松尾芭蕉、女子高生などなど)が色々な場所で(アメリカ、俳句鉄道888、ペンギン村、東京近郊のデニーズなどなど)で、ゴーストを介して交錯し...
何度目かの再読。 色々な登場人物が(ブッチ・キャシディ、サンダンス・キッド、タカハシさん、ゴジラ、ぱーざん、はるばあさん、ドン・キホーテ、松尾芭蕉、女子高生などなど)が色々な場所で(アメリカ、俳句鉄道888、ペンギン村、東京近郊のデニーズなどなど)で、ゴーストを介して交錯しあう、といった感じだろうか。 僕は高橋源一郎の作品を読むと、いつも切ない気持ちになってしまうのだが、今回も例外ではなく、とても切ない気持ちにさせられた。 特にペンギン村の章は何度読んでも泣けてしまう。 それはともかく、そもそも「ゴースト」は一体何だったのか、物語の中では白黒はっきりはされてない。 だから(これも高橋源一郎の作品の常なのだが)白黒はっきりした結論が知りたい方には残念ながらあまりお薦めは出来ないと思う。 僕にとっての極上の一冊。
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完璧なまでに美しい冒頭から続く二人のギャングの冒険譚は、高橋源一郎らしからぬストーリーテリングでぐいぐい読ませる。途中で挿入される(お馴染みの)ペンギン村のパロディにしても、一個のSFミステリーとして抜群に面白い。 ただ、如何せん批評意識が強すぎる。それが一般読者を遠ざけている...
完璧なまでに美しい冒頭から続く二人のギャングの冒険譚は、高橋源一郎らしからぬストーリーテリングでぐいぐい読ませる。途中で挿入される(お馴染みの)ペンギン村のパロディにしても、一個のSFミステリーとして抜群に面白い。 ただ、如何せん批評意識が強すぎる。それが一般読者を遠ざけている。 僕個人としても、「松尾芭蕉」と「売れない作家のタカハシさん」のパートがなければ星5つだったかも。
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異世界。夢と現実、時間、生と死といった、物事の前提になる概念も固まっていないため、何が起こるかわからない。予測不能な文章を読んでいると、徐々に高橋源一郎ワールドにはまりこみ、抜けだせなくなる。異世界を読ませてしまう文章力。すごい。
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こういうのこそ、高橋源一郎の真骨頂ですね! でももっと、登場人物の内面に迫った血肉に満ちた話が読みたいです。 さらりとしたファンタジーな印象。 13.04.05
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芭蕉とアメリカとゴーストのはなし。これで高橋源一郎氏の小説はすべて読みました(2011年11月現在)。これでポストモダンの世界へ入れるかな?
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高橋源一郎氏の初期の作品(といっても、僕が読んだのはその一部でしかないが)を読むと何だかセンチメンタルな気分になるのは、虚構(空想?想像?)を捕まえられそうで捕まえられない感じがするからだろうか。
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