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ベイジン(下) の商品レビュー

4

78件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2011/05/15
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めも ・諦めからは何も生まれない。希望とは、自分達が努力し、奪い取るものだ。 ・やればできるのではなく、やらなければできない。

Posted byブクログ

2011/05/12
  • ネタバレ

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北京オリンピック開催と同時に、世界最大規模の原子力発電所の稼働を目指す中国政府の役人。その安定稼働に向けて尽力する日本人技術者。それを取り巻く切迫した環境の描写が面白かったです。 オリンピック開催と同時に稼働を開始するも事態は最悪の展開に。メルトダウンンを防ぐべく冷却水を入れようとするも、非常用電源が働かない。ついに海水を注入し廃炉への道をたどる。 小説の中には最終的にどうなったかの記載は無いのですが、福島原発で起こっている事態と重なる部分が多く、その事態が原子力発電所で起こる事象の中では最悪の事態であるということが良く判ります。 今の日本の状況を詳しく理解するために、是非読んでみることをお勧めします。

Posted byブクログ

2011/04/17
  • ネタバレ

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原発の展開がなんとも。 というのも、最終局面でストーリーは、 原発で停電→発電機動かず→炉心の冷却が出来ず→海水注入、 というまさに、今の福島。 これがどういう事かと言うと、今福島で起こっているのは原発の最悪のシナリオである事。 簡単に炉心溶融とか言ってるけど、それは原発ではあってはならないことで、 世界最高峰の日本の原発で上記のような事故が世界の原発事情に与える影響は僕らが思っているより大きい。 小説としては、終わり方が気に入らないけど、面白い上に、現状を理解する助けになったということで、気になった方はぜひ読むことをお勧めします。

Posted byブクログ

2011/03/06

衝撃的な事故シミュレーションを突きつけられた田嶋と〓(とう)は、徹底的な補強工事を決意し、最大の障壁である政府の実力者を失脚させることに成功する。不和を乗り越え、“希望”を手に突き進む二人の夢―世界最大の原発から、北京五輪開会式に光は届くのか?中国の暗部と現実を描き、共に生きる希...

衝撃的な事故シミュレーションを突きつけられた田嶋と〓(とう)は、徹底的な補強工事を決意し、最大の障壁である政府の実力者を失脚させることに成功する。不和を乗り越え、“希望”を手に突き進む二人の夢―世界最大の原発から、北京五輪開会式に光は届くのか?中国の暗部と現実を描き、共に生きる希望を謳い上げる一大傑作エンターテインメント。

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2011/01/09

本作の名言。「やればできるではなく、やらなければできない」「前にすすむより、立ち止まる方が勇気がいる。」真山仁の作品って、メッセージ性が強い。読むとパッションがわきます。 ただ、皆さんの感想同様にラストがなぁ。。

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2011/01/03
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上巻で散らばっていた伏線が 原発を軸に一本にまとまって行くが、 どうも結末が竜頭蛇尾というか。。。。 個人的にはその後が知りたかった所。

Posted byブクログ

2011/01/01

世界最大の原発を中国につくる。その中国の威信をかけたプロジェクトに技術顧問として派遣された田嶋。彼は、「絶対安全」という品質を自身で譲れない物差しを持ち、その上で現地のスタッフとの絆を築き、反日感情も強かった現場の中で自らの使命を全うすべく奮闘する。 使命を全うすることに全力を傾...

世界最大の原発を中国につくる。その中国の威信をかけたプロジェクトに技術顧問として派遣された田嶋。彼は、「絶対安全」という品質を自身で譲れない物差しを持ち、その上で現地のスタッフとの絆を築き、反日感情も強かった現場の中で自らの使命を全うすべく奮闘する。 使命を全うすることに全力を傾けることと、その結果紡ぎだされる絆の強さが羨ましい。 また、本書の中では、中国人と日本人が互いに互いを恐れつつ軽蔑している様が描かれており、半年後には中国に行く自分としては興味深かった。 仕事を通して語れる内容というのはおそらく世界共通であり、理想を持ち、それに邁進することの大切さ、素晴らしさを思い出させられた。 元日に読んだこともあり、全力を尽くす、成果を出す、理想を求める、その姿勢をしっかりと持とうと感じさせられた。

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2011/03/14

中国人のことをここまで書いていいのかなぁと思うが、あとがきの作者の弁ではどうしても書きたかったのそうだ。 五輪前のダルフール問題や、中国の事情がリアル。

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2010/08/09

中国に建設する原子力発電所の技術顧問として現地で活躍する日本人と、中国共産党幹部が確執を経て強い友情で結ばれるようになり、世界最大の原子力発電所を北京オリンピック開会式までに完成するために、様々な課題に立ち向かっていく。 日本と中国との商習慣や人間関係、政治と産業との関係、労働に...

中国に建設する原子力発電所の技術顧問として現地で活躍する日本人と、中国共産党幹部が確執を経て強い友情で結ばれるようになり、世界最大の原子力発電所を北京オリンピック開会式までに完成するために、様々な課題に立ち向かっていく。 日本と中国との商習慣や人間関係、政治と産業との関係、労働に関する常識などの違いが活き活きと描かれていて、興味深い。中国に進出する日本企業の苦労が想像される。 また、後半の原発事故への対策の様子はアクションドラマのようで、エンターテイメントとしても惹き込まれる。

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2010/07/25

下巻の序盤を過ぎる辺りから、怒涛の人間ドラマの展開になっていきます。 このあたりにくると、上巻を読むまで感じていた中国人に対する嫌悪感はあまり無くなっていて、ドン・シュエグンに至っては共感すら出来る有様。 田嶋とドンの信念と生き様が、最後の危機的状況でリンクしていく様相には感動...

下巻の序盤を過ぎる辺りから、怒涛の人間ドラマの展開になっていきます。 このあたりにくると、上巻を読むまで感じていた中国人に対する嫌悪感はあまり無くなっていて、ドン・シュエグンに至っては共感すら出来る有様。 田嶋とドンの信念と生き様が、最後の危機的状況でリンクしていく様相には感動を覚えました。 最後の最後で、「うおっ、これで終わりかよ!?」という終わり方。これはもう、続編が出ることを期待するしか無いでしょう。 この本は、是非とも手にとって読んでみて貰いたいだけに、レビューにはあまりシナリオがわかるような事を書いてません。きっと買って後悔はしないと思うので、この傑作を読んでみてください。おもしろいですよ!

Posted byブクログ