お金のシークレット の商品レビュー

デビッドクルーガー【著】,神田昌典【訳】

2010/08/25

お金の話ですが、特に後半部分は働き方、生き方を考える上でのヒントになりました。人生＝お金とは思いませんが、生きていく上での大事な要素の一つであるのは事実。生き方とお金について考える際の一助となる一冊だと思います。

2010/07/18

お金に対する考え方の本。
・どんな人にもお金との物語がある。欲しい年収に上限はない。
・時間が大切だと言うが、実際はお金の為に時間を犠牲にしている。
・お金と幸福感の相関関係はそれほど強くない。
・偽の薬でよくなる「プラシーボ効果」は思考の力が現実を変える例
・自分の物語は自分が書く
・私たちは感情に基づいて行動や思考を決定している。
・損した苦痛は儲けた喜びの２倍
・成功した多くの人は、大企業の幹部になって高い給料をもらうより、小規模でも自分の好きな仕事を続けることを望む。
・自分と自分の目標に自信を持っている。
・人はなぜ今の状態から変わる事ができないか？＝今の状態がそれほど悪くないから。
・理想と欲求と欲望を区別する事

2013/11/24

・行動経済学や神経心理学の本だと思って読み進めたら、自己啓発本だったので肩透かしをくらった。
・本書を読んで、行動経済学や神経心理学について興味を持った人は、以下の新書がお手軽でお勧め。
　　神経心理学　→[ルディー和子] 売り方は類人猿が知っている
　　行動経済学　→[大竹文雄] 競争と公平感―市場経済の本当のメリット

・思考や偏見が陥りがちな罠（15パターン）(P133)
　　フレーミング効果
　　損失回避　　　　　　　…損する苦痛は、儲ける喜びの2倍
　　パターンバイアス　　　…
　　アンカリング　　　　　…割引特価のお得感は元の価格に引きづられる
　　確証バイアス　　　　　…都合のいいデータに頼る
　　知覚価値　　　　　　　…先入観
　　サンクコストの錯覚　　…つぎ込んだお金は戻らない
　　支出の正当化　　　　　…使ったお金に言い訳する
　　支出の合理化　　　　　…元は取れると考える
　　内部交渉の錯覚　　　　…もう一回勝ったらやめる
　　ノスタルジーバイアス　…バラ色の思い出。過去に対するバイアス
　　楽観のバイアス　　　　…自分に都合の良い事だけを信じる。未来に対するバイアス
　　転移の錯覚　　　　　　…色メガネ
　　親和性バイアス　　　　…ひいきの引き倒し
　　集団モメンタム　　　　…トレンドにのる集団心理。
　→対策としては、冷静に判断することが重要。
　→しかし、これだけ多くのバイアスに囲まれて正しい判断が出来るかは疑問。調べるのも面倒だし、コストが掛かる？

・ウォール街の海千山千の投資家でも詐欺に引っかかる。いくら訓練を積んでもムダ。(P219)
　　→新しい脳（理性）は、古い脳（信じたい欲求）には勝てない？
　　→前章で述べた対処法も否定？

・皮肉なことに大儲けを楽しみにしている方が、実際にそれを手に入れるよりもワクワクする。(P120)
　　→脳の報酬系の仕組みとしては合理的？
　　→報酬（=ワクワク感）を与えるのは獲物（=大儲け）を手に入れるまでの間で十分。獲物を得た後は報酬を与える必要はない
　　　= 釣った魚に餌はいらない

2010/06/17

うーん、私にとっては・・・
あたりまえと思っていたことが書いてある。
目からウロコなのか？？？

その割に大成しない私って・・・？

2010/06/12

"■金と仕事術
①人は、物語なしに一日たりとも暮らせない。
②我々が恐れなければならないことは、恐れることそのものだ。
③脳は大儲けしときよりも、大儲けした時を想像した時のほうが喜ぶ。
④お金に関する重要な決断をしてはいけないタイミング。　１．感情的になっている時　２．緊張したり疲れている時　
⑤パターンバイアス（同じ刺激を二度繰り返すと、脳は繰り返しを期待する）
⑥人々が熱狂的に信じ込む手口とは、「人々が持っているあいまいで漠然とした夢を呼び覚まし、その夢が手を伸ばせば届くところにあると錯覚させるような約束をすること。
⑧何時間働いたかではなく、どれくらい仕事ができたかで考える。
⑨富は成功の本質ではなく、副産物にすぎない。
⑩文書をうまく書く方法は書き直すこと。"

2010/05/16

描いたマネーストーリーを実践する為の行動指針

・お金に関する基本方針をつねに目に見えるところに置く

・計画を立てる

・ピンチにもチャンスにも計画を守る

・意見、批評、アドバイスー専門家の判断を求める

・出費を細かく見積もる

・優先順位をつける
優先順位は、この週末に考えて、その年の間ずっと使うものではなく、臨機応変に変えてよい。

・金銭的な目標を人生の理想に一致させる

・欲求と欲望を区別する

・十分とはどういうことかを決める

・目標に到達したら何ができ、なにができないのかを知っておく
目標に達したとき何ができるのかをしっておくことが大切。

・心まで投資するな

・クレジットカードを使わない
クレジットカードを使うと、平均23%出費が多くなるというデータもある。
・買い物の機会費用を考慮する
大金を払う前に、そのお金を投資したら5年、10年後にはどのくらいの利益が得られるかを計算してみること。

・割引価格より、絶対的な価値に注目する
元の値段が不当に高ければ、割引価格に意味はない。

・その品物を買ったら、どう使うかを想像する

・「あなただけに」といわれたら疑う
・その商品は「本当に特別か」

・感情は家に置いて出かける

・買い物は一人で
普段の節約を忘れたり、相手に見栄を張って買ってしまうからだ。どうしても行く必要があるときは、必ず使う額の上限を決めておく。

・いりません、くださいとはっきり言う

・ノーと言える人になる

・過去への執着を捨てる

・いつも世界の全体像を意識する
細かい点にこだわったり、感情にとらわれたりしたときは、立ち止まって世界を見渡し、「私にとって一番いいことはなんだろう？」と考えてみよう。

・鉄は冷やしてから打て
感情を絡めて対処しないよう、情報を集めてから、お金に関する決断をする。

・良薬は口に苦し
新しい行動指針にしたがって進もうとするとき、最初は快適でなくて当たり前。不安になるのは、新しい経験に向かって進んでいる証拠。確実な計画などなく、不確実なものに耐える力こそ、成長に不可欠なのだ。

2010/04/17

オススメ度：★★★★☆

私の好きな実践マーケッターの神田さんの最新刊で書店でみて早速購入しました。

三笠書房にしては、分厚く難しい感じの本であったが内容は抜群である。

13章の最後にある、いつも正しい選択をする方法は覚えておいて損はない

クレジットカードを使うと平均23%出費が多くなるので使わないことを勧めている。

クレジットカードを出費の記録代わりに使っている私にとっては耳に痛い。確かに、クレジットカードでの支払いは、現金で支払うより気持ちが軽いので使いがちになってしまう。

公共料金など必ず使う出費の引き落とし先としてのクレジットカードはいいかもしれないが、やはりその他での使用は控えたほうがよさそうである。

人生を変える感情とお金の法則がわかります。