あぶない科学実験 の商品レビュー
読書録「あぶない科学実験」4 著者 川口万友 出版 彩図社 p171より引用 “ 手づくりのフライドポテトはすぐカビる のに、某世界的ハンバーガーメーカーのフラ イドポテトは8週間も腐らないという。マジか? 映像の最後でキミも自分で実験したまえ、と いうので、わざわざジャガイ...
読書録「あぶない科学実験」4 著者 川口万友 出版 彩図社 p171より引用 “ 手づくりのフライドポテトはすぐカビる のに、某世界的ハンバーガーメーカーのフラ イドポテトは8週間も腐らないという。マジか? 映像の最後でキミも自分で実験したまえ、と いうので、わざわざジャガイモを揚げてフラ イドポテトを自作、某国産メーカー品ととも に比較。……てめえら、たいがいにせいよ。 3日で全部カビた。1週間で液体だ。カビの森 から王蟲が湧いて出るかと思った。噂を信じ ちゃいけないよ、だ。” 目次より抜粋引用 “備長炭でスターウォーズごっこ 掃除機で作るホバークラフト ダイエットコーラ大噴火 一瞬で凍る不思議な水 文房具の銃を持つ男” サイエンスライターである著者による、面 白く楽しいけれど自分も周りも危ない実験レ ポート集。雑誌連載「サイエンス自作系」を まとめたもの。 感電の危険性のあるものから一般家庭で気 軽に出来るものまで、体を張って著者自ら検 証されています。 上記の引用は、腐らないフライドポテトに ついて書かれた項での一節。 なんか聞いたことがあります、けれど自分で 確かめたことはありませんでした。食べ物を 買って腐るまで放っておくなんて、やりにく いですよね。外でフライドポテト買う時は、 お腹空いてるときでしょうし。 やるときっと楽しいのでしょうけれど、事 故や家事になる危険性が高いでしょうから、 対策は万全に施しておかなければならないで しょう。子供に読ませるならば、読ませた人 がしっかり実験の監督まで引き受ける心づも りをした方がいいのではないでしょうか。 ーーーーー
Posted by
最近は小学校で実験の時間が少ないらしく、学校以外の場で理科の実験をすることができる教室が流行っているという噂を聞いたことがある。 物の変化の過程はなかなか参考書だけでは感じることが難しく、実感としての印象を記憶に残すことで、より学習効果を高めることができるので自然な流れとも言...
最近は小学校で実験の時間が少ないらしく、学校以外の場で理科の実験をすることができる教室が流行っているという噂を聞いたことがある。 物の変化の過程はなかなか参考書だけでは感じることが難しく、実感としての印象を記憶に残すことで、より学習効果を高めることができるので自然な流れとも言える。 ただ、そんな難しいことを言っているのではなく、単に動画サイトにアップされている(普通はあまりやらないだろう)実験を見て、知的好奇心から「自分もやってみた」というライトな感覚がこの本の魅力である。 さらに面白いのは、まさに「あぶない」実験とある意味「あぶない」実験が混ざっているところ。 例えば、備長炭に電気を流してスターウォーズごっこ、リチウム電池の分解でドラゴンファイヤー、鉄をも溶かすテルミット反応は本当に危なそう。 一方で、紫キャベツを使った緑色の食欲減退焼きそば、ウーパールーパーやセミを食べる、ダイエットコーラにメントス入れて大噴射、といったものまで。どこが実験なんだ?というものも入っている。 読んでて、おっ、これなら自分もできるからやってみよう、とついつい思ってしまう。 是非、子供に戻ったつもりで読んでみてください。
Posted by
科学を学ぶにあたって実験の意義は、学んだ現象を体感的に理解するだけでなく、現象を測定して数値化しより深く理論を理解する、学習の初期にあっては学習の動機付けとする、また実験を行うことで実技に強くなるなど、複数の学習効果が考えられるわけだが、中には本書の執筆者のように、実験そのもの...
科学を学ぶにあたって実験の意義は、学んだ現象を体感的に理解するだけでなく、現象を測定して数値化しより深く理論を理解する、学習の初期にあっては学習の動機付けとする、また実験を行うことで実技に強くなるなど、複数の学習効果が考えられるわけだが、中には本書の執筆者のように、実験そのものが楽しみという人もいるだろう。目の前で珍しい現象が理論の通りに起こっていく、それは単純に楽しいはずだ。 本書は編集方針も実験方針もアレで、一歩間違えると事故寸前のテーマもあったり、無闇に評価するのが難しい本だが(どこまでがネタかわからんからなあw)、それでも本書の提示する「自分でやってみる」という発想自体は手放しで評価したい。 高橋歩とかとは路線は違うが、それに近い無駄な行動力が光る。「絶対に真似しないで下さい」の類で、私も間違ってもお勧めはしないが、科学の面白さって、こういう何が起こるかわからないわくわく感だろう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『サイエンスにもっと笑いを!』がモットーのサイエンスライターが、教科書には絶対載らない実験の数々を大公開! ちゃんと食べられる不気味なグリーン焼きそばから電子レンジを利用したプラズマ実験、掃除機を基にホバークラフトを作ったりテルミット反応を利用して燃焼実験をしたり、簡単にできるものからかなり苦労するものまで様々な実験内容とその報告が載っている。 親子でできる実験も複数あり、休日を子供と一緒に楽しみたい親御さんにもおすすめ。 ――ただし。 失敗すれば怪我や火災につながるものもあるので、やるときは自己責任で!
Posted by
実際に実験をする著者の行動力に、まず感動である。マニュアル通りにやってみてもうまくいかない事だらけである。それは科学実験だけでなく、人生も同じ。まず行動することが大切だと、この本に教えてもらった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
バッカだな~と笑ったりハラハラしたり。つまらん事をかなり真面目に取り組む所がいい。文面ではあまり真面目さは感じられないが、支度だけでも大変だったろうな。
Posted by
今まで様々な家庭でも(努力すれば)できる理科実験本を読んできましたが、久々に笑いました。 書名に“あぶない”と記されていることに良心を感じつつも、物理的にも精神的にもあぶない。 実験そのものの情報だけでなく、本文も面白いですよ。 別の本ですが“アリエナイ理科ノ教科書”に通ず...
今まで様々な家庭でも(努力すれば)できる理科実験本を読んできましたが、久々に笑いました。 書名に“あぶない”と記されていることに良心を感じつつも、物理的にも精神的にもあぶない。 実験そのものの情報だけでなく、本文も面白いですよ。 別の本ですが“アリエナイ理科ノ教科書”に通ずるものを感じます。 この一冊が良い刺激となって理科好きが増えると信じます。
Posted by
- 1