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沿線風景 の商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2024/05/07

子供の頃西武池袋線沿線で育つ。自分と同じ生活圏、ついでにほぼ同年代ということで、非常に親近感を感じる。 まだ、鉄道ものと滝山コミューンしか読んでないが、その他のものもぜひ読みたい。 本書は、発売後、すぐに通勤電車の中で読了。 ノスタルジックな造本もいいし、鉄道、読書、味覚、三...

子供の頃西武池袋線沿線で育つ。自分と同じ生活圏、ついでにほぼ同年代ということで、非常に親近感を感じる。 まだ、鉄道ものと滝山コミューンしか読んでないが、その他のものもぜひ読みたい。 本書は、発売後、すぐに通勤電車の中で読了。 ノスタルジックな造本もいいし、鉄道、読書、味覚、三位一体のスタイルも成功してる。 著作のたどったあとを、本を片手に辿ってみたい。

Posted byブクログ

2013/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どうやら疲れてくるとエッセイ的な本に手を出す習性があるようで 前に読んだ『この年齢だった!』に続き、またしてもエッセイというかコラムというか。 それを狙って手に取ったわけではないのだが、 読んでみたら、ブックガイド的な内容が被っていて吃驚した。 著者は明治学院大学の教授だそうで。 …明学には入学許可を貰えなかった過去があるので(要するに落ちたってことだ)複雑。 あー通いたかったよ明治学院(爆)。 つい最近文庫化されたらしく、書店に平積みされていたので立ち読みしたら 冒頭に我が沿線、我が家の最寄り駅の話が入ってた。 最近文庫本買い過ぎなので(爆)取り敢えず図書館で借りて読んでみた。 タイトルが『沿線風景』だし、表紙が京成線のホームだし、 鉄ちゃんや鉄子にとってはたまらん内容なのかと思ってたら、 鉄道旅行ガイドのみならず書評本、さらにグルメガイドという 3つの側面を持ち合わせていた。 鉄道を使って目的地に赴き、そこで食べたものや観光名所などを紹介し、 その地や事象に絡めた本を紹介する、という構成。 紹介される本は学術評論が7割、小説やエッセイが3割といった具合か。 天皇制に関するものがやや多め、という印象。 三里塚闘争など、あまりよく知らないことや 東京裁判で東条英機の頭をひっぱたいたのが大川周明だということ、など 興味深い話も多くて面白かった。 グルメ(笑)は圧倒的に麺類、特に蕎麦が多かった気がする。 たまに出てくる鰻や峠の釜めしなども美味しそうだった。 というか、原先生は味の形容がものすごくお上手である(爆)。 東急至上主義にちょっと寄ってるかな、とか シベリア鉄道とレッドアロー号のくだりはぶっちゃけこじつけじゃねぇのか(爆)とか たまに突っ込みたい部分もあったりするのだが そこらへんもひっくるめて、質のいい旅行ガイド、グルメガイドになっていると思う。 この本を読んで古墳めぐりしてみたくなったもん。

Posted byブクログ

2013/01/04

鉄道がメインなんだけれど、麺の話題や天皇制について、おまけに書評も付いている不思議なエッセイ集。 特急「あさぎり」に関する記述の一部は明らかに間違いだと思う。ぜひ訂正していただきたい。

Posted byブクログ

2015/12/08

●そもそも、書斎でじっくり読書に集中できる人など、いったいどれだけいるだろうか。それよりもずっと多くの人々が、通勤、通学で移動中の電車やバスで、あるいは出張や旅行中の新幹線や在来線で、本を読んでいるはずである。移りゆく車窓風景をバックにしながら読書するというのは、私たちにとっては...

●そもそも、書斎でじっくり読書に集中できる人など、いったいどれだけいるだろうか。それよりもずっと多くの人々が、通勤、通学で移動中の電車やバスで、あるいは出張や旅行中の新幹線や在来線で、本を読んでいるはずである。移りゆく車窓風景をバックにしながら読書するというのは、私たちにとってはむしろ、ごく当たり前の習慣になっているのではないか。鉄道やバスなど、公共交通機関と読書のあいだには、古くから深い関係があるのだ。(略)(永嶺重敏「モダン都市の読書空間」日本エディタースクール出版部、2001年) ●読みたい本をもって電車やバスに乗り、読んでゆくうちに、著者の筆力が目にする風景までも一変させてしまうような体験だって、珍しくないのではないか。もちろん、そうした「読み」が著者本来の意図からはずれていることもあるだろう。(略)よかれあしかれ、著者の意図を裏切るのが読者というものである。 ●この日たどってきた橋本から月夜野までのバスルートは、将来、JR中央本線ばかりか東海道新幹線をも上回る、東京と名古屋を結ぶ交通の大動脈になる可能性がある。JR東海が計画している中央リニア新幹線が、まさにこのあたりを通るかもしれないからだ。なぜ、そんなことがいえるかって?いま山梨県内に敷かれているリニア実験線を、そのまま東京のほうに延ばしてみればわかる。橋本は将来きっと、中央リニア新幹線が接続して「新相模原」と改称され、新横浜のような首都圏有数の主要駅へと発展するに違いない。

Posted byブクログ

2010/09/04

「鉄道ひとつ話」、「鉄道ふたつ話」でひょうひょうとした語り口で楽しませてくれた原武史の、今度はひとつの路線に注目した紀行集。 楽しく読みました。

Posted byブクログ

2012/03/18

編集の人と旅に出かけ、何か食べるところは東海林さだおの趣だ。 装丁がトーマスクックのガイド本のような気がした。 巻末にでも取り上げた本のリストを載せるべきだと思う。

Posted byブクログ