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普通の家族がいちばん怖い の商品レビュー

3.1

15件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/12/30

時代が変われば考え方も変わるだろうし、育ってきた環境にもよるだろうし・・・って思いたいけど 私が-!私の-!っていう考え方ばかりでちょっとうんざりした。 そんなに自分が可愛いかって 親も楽しみたい気持ちはもちろん分かるけどこの本の書き方では子供のまんま親になっちゃった人が増えた...

時代が変われば考え方も変わるだろうし、育ってきた環境にもよるだろうし・・・って思いたいけど 私が-!私の-!っていう考え方ばかりでちょっとうんざりした。 そんなに自分が可愛いかって 親も楽しみたい気持ちはもちろん分かるけどこの本の書き方では子供のまんま親になっちゃった人が増えたような印象しか残らない。 この家庭が普通なのなら我が家は普通じゃない。

Posted byブクログ

2020/05/13

サブタイトルは「崩壊するお正月、暴走するクリスマス」となっている。 『元日の朝ひとり菓子パンを食べる子供、大学受験生の息子にサンタクロースを信じさせる親。バラバラの「恣意」をリベラルな「自由」と錯覚する、ノリ重視の家族の実態とは…』 自分の家庭は、もしくは主婦としての自分は「...

サブタイトルは「崩壊するお正月、暴走するクリスマス」となっている。 『元日の朝ひとり菓子パンを食べる子供、大学受験生の息子にサンタクロースを信じさせる親。バラバラの「恣意」をリベラルな「自由」と錯覚する、ノリ重視の家族の実態とは…』 自分の家庭は、もしくは主婦としての自分は「ここまでひどくはない」と何度も思いつつも、 「私が楽だから」 「私が嫌いだから(または好きだから)」 「お節料理を作らない」 「お節は実家で食べる」などなど、 少なからず自分と重なる部分もある。 読み進めていくとどんどん自分が責められている気分になるが、著者もそれはよくわかってるようで、あとがきにてそうではないことを述べていた。 「日本の伝統行事や伝承…が衰退していることを嘆いたり戒めたりしている本ではありません。」 「…そうではなくて、クリスマスや正月の食卓、家族の過ごし方をよく見るとびっくりするようなことがたくさんあり、さらに見つめると、そこから今の日本の家族や社会の実態、変容がよーく見えてきて…」 これ以上書くと長くなるのでまた興味が沸いたら再読するとよい。

Posted byブクログ

2014/04/19

岡田斗司夫が勧めていたので、紀伊国屋で注文して読んだ。日本では放っておくと「私」の感覚が絶対化され、等価交換が唯一の規範となる。世間から隔絶された環境ほどそうである。これは『オレ様化する子どもたち』と同様の観察、結論。山本七平が存命なら、こういう本に賞を与えただろう。

Posted byブクログ

2014/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者は本書の前書きで、「クリスマスや正月のさまざまなこと(注:要するに家事・準備等の事)は「主婦」や「母親」や「女性」がすべきことだと考えているからでもなく(中略)、(彼女らに)起因することだと考えているわけでもない。」と一応断ってはいる。しかし本文をみれば、正月支度を面倒くさがる主婦に対しては「恥ずかしさや後ろめたさはまったくみられない」と書き、煮しめを作らないと言う主婦の発言には「当然のことのように言う」と驚いて見せる。他にも「『恥』の感覚はない」とか「自分の事は棚に上げて」など、調査協力者の発言を特定の価値観を持って高みから見下すような表現には事欠かない。 それでも文庫版の後書きでは、自分は保守主義者でもなんでもなく、この本も伝統を守らないことを戒めたものではない、と言い切っているところを見ると、筆者自身が本書の末尾で触れている最近の主婦の一傾向=「言っていることとしていることの食い違いに気づかない人」の典型例のようにも思える。 著者は広告代理店勤務だそうだが、本書では何故か「メディア情報に軽やかに乗ったり流されたりすること」には否定的だ。そうしてみると、アサツーディーケイという会社は片や人々に対して新たなライフスタイルとやらを吹き込んでそれに乗っかり利益を得ながら、一方で本書ではそうした人々を疑問視する言説を振りまいていることになる。後書きにあるように「ユニークな会社」「懐の深い経営者」と持ち上げて済ますことができる話ではなく、どのような姿勢で社会に向き合っているのか、会社としての経営姿勢が根本から問われる話ではないだろうか。

Posted byブクログ

2014/02/01

昭和の本かと思ったら初版が2007年だったことにびっくり。 読みながら自分が責め立てられている気がした苦笑 一言で言うと日本の風習が「ポップ」になってしまつたことを嘆いた本。 正月に御節を用意しないこと、自分の家族を持ってもお正月は実家で任せであること、クリスマスは楽しいから頑...

昭和の本かと思ったら初版が2007年だったことにびっくり。 読みながら自分が責め立てられている気がした苦笑 一言で言うと日本の風習が「ポップ」になってしまつたことを嘆いた本。 正月に御節を用意しないこと、自分の家族を持ってもお正月は実家で任せであること、クリスマスは楽しいから頑張ることなどを一般家庭へのアンケート調査から明らかにし、ひたすら苦言を呈しています。 個人的には目線がずっと「現代の主婦はこんなこともしなくてダメだ」ってことが気になりました。例えば「夫の実家に行っても手伝わない」とか、「夫の実家の味を覚えようとしない」とか。男尊女卑の思想が随所から読みとれて。 「どうしても自分の実家の味がいいなら、旦那が実家で作ればいいやん。もしくは旦那が母親から習って来いよ」と思ってしまった私はきっと筆者から糾弾されるタイプの日本人なのでしょう・・・。

Posted byブクログ

2013/06/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

筆者の考える、伝統的な日本家庭や食卓を崩壊させているダメ母、ダメ嫁、ダメ主婦を小ばかにした本。 「18歳の息子にサンタさんへの手紙を書かせ、プレゼントを与える両親。」 「元旦の朝に幼児1人で菓子パンを食べさせる母親。」 始めはそんな人いるんか~?と思いながら読んでたけど 「実家に頼りきりでロクにお節も作ったことがない嫁」ってところで 自分だわ。。。汗 となり そうねお節くらい作れるようにならんとな、、、とそこまでは素直に読めたんだけど。 筆者の、伝統文化を知らない人や自分とは違う考え方の人たちへの上から目線と、小ばかにした物言いに不快感を覚えて読むのをやめた。  伝統文化を守ってなくても、それなりに自分らのスタイルで楽しんでいる幸せな家庭までここまで馬鹿しなくてもいいんじゃない?って気がした。 自分がダメ嫁、ダメ母だから読むに堪えなかったのかな。。。

Posted byブクログ

2012/02/05

なんとなく感じていたことが、インタビューや統計で明らかになると、納得を通り越して「こわい」と感じた。クリスマスに力を入れ、お正月は・・・という家族がいかに多いか。

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2011/12/11

著者の価値観が入り込みすぎてる点は除いても、今現在の「普通」がサザエさん的なものからずいぶん遠いところに来てしまった、というのがよくわかる。 ここに出てくる家を覗きみて「うわ!ひどいことになってる」という感想を持ちつつ、そのまま自分の家にも同じ状況が転がっている怖さ。

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2011/12/06

18歳の息子にサンタクロースの存在を信じ込ませてゐる(つもりの)母親。サンタを信じてゐる間は、ウチの子は大丈夫、などといふ。例外的なケースでもないやうで、何歳になつても夢を見てゐて欲しいのださうです。 本当にかういふ家庭が多いのなら、確かにまことに怖いと申せませう。子供は、母親に...

18歳の息子にサンタクロースの存在を信じ込ませてゐる(つもりの)母親。サンタを信じてゐる間は、ウチの子は大丈夫、などといふ。例外的なケースでもないやうで、何歳になつても夢を見てゐて欲しいのださうです。 本当にかういふ家庭が多いのなら、確かにまことに怖いと申せませう。子供は、母親に合はせて信じてゐるふりをしてゐるだけなのに。あるいは単にプレゼント欲しさか。 日本の風習を子供に伝へたいと語る母親が、同時に自分は酒を呑まないから御屠蘇はしない、御節は面倒だから作らない(または自己流)...ギャグではないやうです。 一方でクリスマスの飾りつけに関しては、異常なほどの情熱を示すのであります。これは一体どういふことでせうか。 本書はそもそもアサツー ディ・ケイといふ企業の「フツウの家族の実態調査(クリスマス・お正月編)」が元になつてゐます。著者の岩村暢子氏は同社の「200Xファミリーデザイン室長」」として、かかる調査を続けてゐるさうです。 で、本書はすこぶる評判が悪い。なぜでせうか。調査家庭のサンプルが少ない? 偏つてゐる? 信用できない? もしくは自分が気付きたくないと忘れたふりをしてゐた事実を抉られたから? はたまた「こんなのは普通の家族とは言へないよ、私はさうぢやないのだから一緒にされては迷惑千万」といふ心理が働いたのか? しかしこれらの家族は今や、「例外的」な存在ではないでせう。増加してゐるのは肌で感じるのであります。 なぜならば、わたくしの周囲のファミリーもおほむね同様の傾向であるからです。当然違和感を抱くのですが、ま、所詮他所の家庭、口出しはしないのであります。アレ? ウチはどうだつたかな。 それにしても著者の筆致は相当に毒を含んでゐます。多分ご本人はそれほど意識してゐないでせうが、調査に協力した主婦たちが本書を読んだら怒るだらうな、と余計な心配をしてしまふ。 ま、この毒が面白いのですけど。アハハと笑つた後、やはり怖くなるのが本書であると申せませう。 http://genjigawakusin.blog10.fc2.com/blog-entry-253.html

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2011/11/26

内容は普通の家庭に対する調査結果を記録してものなのですが、まあ調査結果の怖いこと、怖いこと・・・ 一見するととんでもない人たちを調査対象にしたのかと疑いたくなりますが、所謂普通の家庭の方が回答した内容なのが、恐ろしさを倍加させます。 他人のひどい行いを見て修正できるのが賢者だ...

内容は普通の家庭に対する調査結果を記録してものなのですが、まあ調査結果の怖いこと、怖いこと・・・ 一見するととんでもない人たちを調査対象にしたのかと疑いたくなりますが、所謂普通の家庭の方が回答した内容なのが、恐ろしさを倍加させます。 他人のひどい行いを見て修正できるのが賢者だと言います。「他山の石」として読むのであれば良書と言えると思います。

Posted byブクログ