挑戦者 の商品レビュー
本書は、第二電電(現KDDI)を設立し、日本の通信業界に大変革を巻き起こした稲盛和夫氏と、その革命の渦に飛び込んでいった果敢な挑戦者たちの物語です。 自分の欲は捨て、「電話料金を下げたい」というあくまでも顧客目線を貫いた様がかっこいい。この本を読んで、稲盛氏のスゴさがまたわかっ...
本書は、第二電電(現KDDI)を設立し、日本の通信業界に大変革を巻き起こした稲盛和夫氏と、その革命の渦に飛び込んでいった果敢な挑戦者たちの物語です。 自分の欲は捨て、「電話料金を下げたい」というあくまでも顧客目線を貫いた様がかっこいい。この本を読んで、稲盛氏のスゴさがまたわかったような気がする。
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第二電電(DDI)立ち上げから3社合併してKDDIができるまでを第二電電目線で辿る。客観的かと言われると微妙だけど、第二電電立ち上げに込められた想いを通信業界の歴史の一面を通して感じられます。
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DDI立ち上げからKDDI誕生までを追った企業小説。内容は帯に書いてある通り。 小説としては稚拙といえるくらい単純でわかりやすい。業界知識が身についた。稲盛会長を奉る雰囲気はあるが、読めば読むほど経営に興味が湧く。脚色も多分にあるのだろうが、こんな仕事がしたいと思える本。ただ、...
DDI立ち上げからKDDI誕生までを追った企業小説。内容は帯に書いてある通り。 小説としては稚拙といえるくらい単純でわかりやすい。業界知識が身についた。稲盛会長を奉る雰囲気はあるが、読めば読むほど経営に興味が湧く。脚色も多分にあるのだろうが、こんな仕事がしたいと思える本。ただ、一番衝撃を受けたのは巻末の電話料金値下げの歴史を著わした資料。。。 『もうダメだというときから、本当の仕事が始まる』。 新宿紀伊国屋で購入。同期に貸そう。
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挑戦者たちの物語。 主人公は、一人の経営者と19人の若者。 挑んだ相手は、社員32万人の独占企業NTT。 当初、無謀ともいえるこの挑戦が、成功すると予測した者はだれもいなかった。 それでも、「日本の電話料金を安くする」というビジョンのもと、どんな状況でも変えることができることを証...
挑戦者たちの物語。 主人公は、一人の経営者と19人の若者。 挑んだ相手は、社員32万人の独占企業NTT。 当初、無謀ともいえるこの挑戦が、成功すると予測した者はだれもいなかった。 それでも、「日本の電話料金を安くする」というビジョンのもと、どんな状況でも変えることができることを証明した。 この本は、挑戦する大切さと勇気を教えてくれる。 そして、この挑戦は誰もが知らなければいけないと思う。 GDPが2050年に、3パーセントになると言われる日本。 このまま国民が現状に満足していては、日本の衰退を招きかねない。 日本が衰退すると、自分や家族、周りの人々が不幸せになってしまう。 最悪の状況を作らないためにも、私たち一人ひとりがそれぞれの分野で挑戦し、日々成長し続けることが重要であろう。 冒頭に、こんな言葉がある。 「困難な事業を成し遂げるのは、知識や技術や資金に恵まれた者ではない。 ただ純粋な心を持つ者たちである。」 この本を読むことで、挑戦する意欲を持つことができる。 以下、学んだこと ******* ・『なぜ、あえて大きなリスクをとるのか』 それは、日本の電話を安くしたいと思っているから。 電話料金を安くすれば、いま盛んに言われている高度情報社会は健全に発展し、ひいては日本の競争力を高め、国民の生活を豊かにする。 だから世の中のため、国民のために僕は敢えてリスクを取りたい。 ・『もうダメだというときから、本当の仕事というのは始める』 おいしい饅頭が目の前にあるのに、あんこを全部取られてしまい、あんこがほんの少しついた皮が我々に残されただけだ。 しかし皮でも食べていれば死ぬことはない。それどころか饅頭の皮を黄金の皮に変える方法がある。 ・『常に原点に立ち返って決断をする』 何よりも第二電電は一般の国民のために電話料金を下げるという志のもと始まったのだから、 一般の国民のサーバントとして安い市外電話サービスを提供するのがすじではないかということだ。
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無謀ともいえるプロジェクトが成功すると予測した者は、ひとりもいなかった。「動機善なりやなかりしか」思いが純粋で、正しい動機に基づいているか。正しい考えでひたむきな努力を重ねれば、やがて想像もしなかった大きな結果につながると言える。
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DDI創設からKDDI発足に至るまでの経緯が一読出来る。 作中の人物はすべて実在の人物名で書かれています。 TACSでdocomoに勝っていて、PDCで抜かれたあたりは書かれてないなど、おや?と思うところもありますが、稲盛和夫の通信に対する動機がぶれていない様は、人物として素晴...
DDI創設からKDDI発足に至るまでの経緯が一読出来る。 作中の人物はすべて実在の人物名で書かれています。 TACSでdocomoに勝っていて、PDCで抜かれたあたりは書かれてないなど、おや?と思うところもありますが、稲盛和夫の通信に対する動機がぶれていない様は、人物として素晴らしいと思う。 日航からも報酬もらってないんだってね。
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第二電電創業からの物語。インフラも知名度も持たない中で、巨人:電電公社→NTTに立ち向かう姿にどきどきしながら読み進めた。 自分が携帯を持ち始めたときには、DOCOMO,AU,vodafoneの図式だったけど、そこまで行くのにここまで業界の再編ドラマがあったのは驚きだった。 空...
第二電電創業からの物語。インフラも知名度も持たない中で、巨人:電電公社→NTTに立ち向かう姿にどきどきしながら読み進めた。 自分が携帯を持ち始めたときには、DOCOMO,AU,vodafoneの図式だったけど、そこまで行くのにここまで業界の再編ドラマがあったのは驚きだった。 空白の歴史がつながったので、頭の中がすっきりしました。 予備知識無しだと、様々な人物と会社、役所が入り混じるので、読み進めるのは苦労しそう。 簡単に図で整理しながら読むのがお勧めです。
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今はKDDIとなった第二電電の創業を中心とした"ノンフィクション小説"です。ここに書けないこともたくさんあったんでしょうね。組織の成功というのは、そこに集まる人とその気持ちに拠るところが大きいなのかなと改めて感じさせられます。 創業メンバーの一人の千本氏の...
今はKDDIとなった第二電電の創業を中心とした"ノンフィクション小説"です。ここに書けないこともたくさんあったんでしょうね。組織の成功というのは、そこに集まる人とその気持ちに拠るところが大きいなのかなと改めて感じさせられます。 創業メンバーの一人の千本氏の『挑戦する経営』と合わせて読むのも理解が深まってよいかもしれません。また、若き日の孫さんが稲盛さんにアダプターを売り込みに来たときのやりとりについては、『志高く』という本の中で孫さん側からの視点で描かれている箇所があります。読み物としては、個人の思いが前面に出た『挑戦する経営』や『志高く』の方が面白いですが、時代の考証としては本書も重要な本かと思います。 多くのKDDI関係者が協力したかと思いますが、あえて今のタイミングでこういった本を出したのは、協力した側にもこのときの熱意や行動を思い出してほしいというのもあるのかもしれないですね。
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