大仏男 の商品レビュー

原宏一【著】

2011/08/06

原宏一さんは初読みだったけど、おもしろかった〜文章も読みやすいし、一気読み。あれよあれよという間にのっぴきならない事態になる話だけど、気持ちよく収めてくれた。サヤカ、めっちゃいい奴やん！

2010/07/11

読みやすいし、面白い話だった。
売れない漫才コンビのツッコミ担当の女の子が
他の芸人のネタについてダメ出しをするシーンは
なかなかスルドイ・・・
（もしかして作家さんがお笑い（漫才）好きなのか？）
で、新しいネタで何とか生き残りを模索してようやく思いついたネタで
勝負をかけるのだけど、お笑いネタとしてはダメダメだった。
しかし、それが思わぬ方向へ転がって行く。

日々の生活に追われたり、目的に向かって必死に走り続ける事で、
いつの間にか大事な何かを忘れてしまっている。
時には立ち止まることも、ゆっくり進むという事も
ときには必要なのかもしれない。
そんな風に感じた作品だった。

読後は、ほのぼの～。

2010/07/06

＜内容＞お笑い芸人予備軍コンビ・カナ&タクロウの霊視相談がインターネット掲示板で話題騒然に!!タクロウ扮する霊能者“大仏卓郎”はあれよあれよと政財界をも巻き込む大プロジェクトへと化していった。タクロウは混迷する現代日本と人の心を救うのか…。

2010/06/03

売れないお笑い芸人カナ＆タクロウ。ネタから占い師に。テンポ良く話も進みありがちな展開だけど、大仏卓郎ののほほんとしたキャラがいい。

2011/07/16

これまでの原ワールドにひきかえ、はちゃめちゃ度は控えめ。売れない芸能プロから、漫才でメジャーデビューを果たそうとする男女の若者・凸凹コンビ「タクロウとカナ」が主人公。なんとなく山本幸久の「笑う招き猫」をほうふつとさせる、極貧の漫才修行シーンから始まる。漫才コンビを組んだ『カナ＆タクロウ』は、なかなかオーディションに合格できず、最後の受けを狙って「霊能者ネタ」にトライ。しかし、これも不発。ついには預かり扱いだった芸能プロからも見放され、路頭に迷うはめに。そこで思いついたのが、本物の霊能者商売。デカ顔・大男のタクロウを「大仏卓郎」というキャラクターに仕立てあげて、街頭・霊能相談を始める、、、後はお決まりの、ジェットコースター・ストーリー。但し、今回は傾斜度がかなりゆるい感じ。アクティブなカナに較べて、霊能者になりきってしまうタクロウの存在感が少しだけ不気味。