たんぽぽの日々 の商品レビュー
配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=10280337
Posted by
友人からいただいた本。1時間程度で読み切れる内容。読み終わった時にはなんだか気持ちがほんのり温かくなるような、ほっこりするような感覚になった。また、同じ子を持つ親として激しく共感する部分も多く読んでて自分の気持ちを代弁してくれているような気にもなれた。 この本の中で好きな短歌は...
友人からいただいた本。1時間程度で読み切れる内容。読み終わった時にはなんだか気持ちがほんのり温かくなるような、ほっこりするような感覚になった。また、同じ子を持つ親として激しく共感する部分も多く読んでて自分の気持ちを代弁してくれているような気にもなれた。 この本の中で好きな短歌は 「たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる いつかお前も飛んでゆくから」 我が子よ、いつかお前も親元を離れて風に乗ってどこか遠くに行くのだろう。それまでは親子楽しく、共に豊かに生きていこうじゃないか。 と、今隣で寝ている2歳の我が子に語りかける。
Posted by
何となく図書館で借りたのにじんわりしみた。 この本の1番目の歌 機嫌のいい母でありたし 無農薬リンゴひとかけ摺りおろす朝 離乳食を作っている場面との事。 こどもの環境を考えるとき、大事なことはさまざまあるだろうけれど、「おかあさんの機嫌がいい」というのが、一番ではないだろうか...
何となく図書館で借りたのにじんわりしみた。 この本の1番目の歌 機嫌のいい母でありたし 無農薬リンゴひとかけ摺りおろす朝 離乳食を作っている場面との事。 こどもの環境を考えるとき、大事なことはさまざまあるだろうけれど、「おかあさんの機嫌がいい」というのが、一番ではないだろうか。 と書かれていた。 これがホント難しい。 改めて機嫌良く接したいと思った。
Posted by
俵万智さんの子育て歌集。 一つ一つの歌にその歌ができた背景がエッセイとして書かれています。 この歌集を読むと俵万智さんのとてもいいお母さんぶりがうかがえます。 その例として、歌はありませんが「あとがき」からお母さんぶりを引用します。 (前略) 「もしかしたら、幼稚園のお友だち...
俵万智さんの子育て歌集。 一つ一つの歌にその歌ができた背景がエッセイとして書かれています。 この歌集を読むと俵万智さんのとてもいいお母さんぶりがうかがえます。 その例として、歌はありませんが「あとがき」からお母さんぶりを引用します。 (前略) 「もしかしたら、幼稚園のお友だちとは、だんだん会わなくなるかもしれないけど、お友だちだったことは消えないんだよ。お別れするのが寂しいような、いいお友だちに会えて、よかったね。会えたことの積み重ねの上に、今の自分も、これからの自分もいるんだよ」 そんなことを、ゆっくり話してやると、息子は涙をぽろぽろこぼしていた。はじまったばかりの人生で、これが初めての、意識する「別れ」なのだなあと思う。 (後略) 特に気に入った歌を以下に載せます。 ○たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやるいつかおまえも飛んでゆくから ○自分の時間ほしくないかと問われれば自分の時間をこの子と過ごす ○あの赤い花がつつじでこの白い花もつつじと呼べる不思議さ ○みどりごと散歩をすれば人が木が光が話しかけてくるなり ○ぶらんこにうす青き風見ておりぬ風と呼ばねば見えぬ何かを ○ぼくの見た海は青くなかったと折り紙の青持ちて言うなり ○子の声で神の言葉を聞く夕べ「すべてのことに感謝しなさい」
Posted by
お子さんが小学生になる前までの子育て短歌&エッセイ。 俵万智さんの育児短歌本はこれまでにも何かと読んでいたのでそれほど新鮮味は感じず。近くに住むはずが亡くなってしまった仙台のおじおじ(叔父さん)の話が印象に残った。そして、ここの保育園いいな、って東京から仙台に引っ越せる身軽さ...
お子さんが小学生になる前までの子育て短歌&エッセイ。 俵万智さんの育児短歌本はこれまでにも何かと読んでいたのでそれほど新鮮味は感じず。近くに住むはずが亡くなってしまった仙台のおじおじ(叔父さん)の話が印象に残った。そして、ここの保育園いいな、って東京から仙台に引っ越せる身軽さにちょっと憧れを抱いたり。
Posted by
何度読み返しても泣いてしまう。 好きなのは、自分の時間をこの子と過ごすという詩。今しかない子どもたちとの日々を味わいつくそうと思いなおせる私のバイブル
Posted by
短歌のあとに、それを読んだ時の心情や情景などがとてもよくわかり、そうだったなあと思うと同時に、とても素敵なお母さんと思いました。 こんな時あったなあとずいぶん年代が違う私も子育て時代を思い返しました。
Posted by
まずタイトルが素敵。 「たんぽぽの日々、、?」となって手に取った。 そういうことね… わたしもこどもを産んで過ごしているとこんな風に感じられるときが来るのかな、と思うと少しわくわくする。いまのわたしにとっては大好きな彼との日々がたんぽぽのよう。風に吹かれてはすぐにいなくなって...
まずタイトルが素敵。 「たんぽぽの日々、、?」となって手に取った。 そういうことね… わたしもこどもを産んで過ごしているとこんな風に感じられるときが来るのかな、と思うと少しわくわくする。いまのわたしにとっては大好きな彼との日々がたんぽぽのよう。風に吹かれてはすぐにいなくなってしまいそうで心配だけどずっとここにはきっと居られないし、隣で過ごせる時を丁寧に楽しみたいと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ブクログで知った本。とても良かった。図書館で借りたけど、繰り返し読みたい。 俵万智さんと息子さんの日常が、写真のように色鮮やかに浮かび上がってくるようだった。 私の子どもたちは小·中学生で、この本の出版当時の息子さんより大きいが、共感することも多く、「『育てる』というのは、子どもが育つのを手助けするという意味」という言葉を忘れずに日々を大切に過ごしたいと思った。あっという間にたんぽぽの綿毛のように飛んでいっちゃうのだから。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
歌とそれにまつわるエピソードを見開きで紹介。 市橋さんの写真付きで更に歌の世界が広がる。 親子の素敵な関係が歌でこんなに豊かで自由に表現できるのだなあと感嘆しつつ温かい気持ちになれる。 『心のシャッターを切るように書いてきたので、リアルであることは間違いない』 好きな歌 みかん一つに言葉こんなにあふれおり かわ・たね・あまい・しる・いいにおい 親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト クレヨンの一本一本一本に名前書く時四月と思う はじめての波はじめての白い砂はじめての風はじめての海 振り向かぬ子を見送れり振り向いたときに振る手を用意しながら
Posted by