川に死体のある風景 の商品レビュー
川に死体のある風景をまず表現してストーリーが進むアンソロジー。どの作家さんも安定の上手さです。佳多山さんだけはこれはシリーズの中の一編目?ちょっと置いてきぼりを食らった感はあります。大倉さんはちゃんと最初に川に死体の風景を表現していますが山岳ミステリなので確かに山に死体のある風景...
川に死体のある風景をまず表現してストーリーが進むアンソロジー。どの作家さんも安定の上手さです。佳多山さんだけはこれはシリーズの中の一編目?ちょっと置いてきぼりを食らった感はあります。大倉さんはちゃんと最初に川に死体の風景を表現していますが山岳ミステリなので確かに山に死体のある風景でもありますね。「白虹」は読んでいますが山岳ミステリも本当に上手いのを再認識し「聖域」も読みたいと思いました。歌野さん、黒田さんの作品が本格好きとしては特に好みです。綾辻さんの書かれなかった幻のミステリも読んでみたかったです。
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6人の作家による川ミス短編集。有名作家さんばかりなのに全員初読み(汗)。流石の出来でどのお話もあとがき含め面白かったです。それぞれの方の代表作を読まなくては(積読本もあり)。
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非常識な行いで社会に迷惑をかけている輩がヒーローと祭り上げられ、無遅刻無欠勤の者はつまらない人間だと謂れのない侮りを受ける昨今。刺激を求める世相が無節操な若者たちを増長させる。行動は日ごとエスカレートし正邪の区別を悉く曖昧にしていく。被害者とは加害者とは。視点をずらせばこれを18...
非常識な行いで社会に迷惑をかけている輩がヒーローと祭り上げられ、無遅刻無欠勤の者はつまらない人間だと謂れのない侮りを受ける昨今。刺激を求める世相が無節操な若者たちを増長させる。行動は日ごとエスカレートし正邪の区別を悉く曖昧にしていく。被害者とは加害者とは。視点をずらせばこれを180度変わってしまう。本当の真実とは奈辺にあるのか。複雑面妖なこのご時世、矯めつ眇めつあらゆる視点から事の本質を見出す審美眼が求められる。
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歌野さんと有栖川さんに惹かれて読み始めましたが、まさにその二作に価値ある作品集でした。私にとっては。 歌野さんの「玉川上死」はまさに歌野さん、という感じ。 突然現れる死体も、そこから音を立てそうな唐突さで崩れる緊張感も、とっても面白かったです。 最初からどんでん返しがある感じ。...
歌野さんと有栖川さんに惹かれて読み始めましたが、まさにその二作に価値ある作品集でした。私にとっては。 歌野さんの「玉川上死」はまさに歌野さん、という感じ。 突然現れる死体も、そこから音を立てそうな唐突さで崩れる緊張感も、とっても面白かったです。 最初からどんでん返しがある感じ。かつ最後にもあるんだから、もうこの人は本当に…という感じです。 短編でここまで鮮やかに起承転結を描かれるのはすごいです。 読み終えてから思い起こすと色々思うところがあるので、再読したら全く印象の違う作品なんだろうなぁ。 有栖川さんの「桜川のオフィーリア」は読んだことがありました。 が、それでもついつい再読してしまいました。 もう、これは流石の一言です。 私にとっては、有栖川さんの作品だけが作品で、歌野さんが駆け出しで他のは習作、趣味という感じ。 描写があまりに他を圧倒しすぎてます。 ラストバッターで良かったですよ。 最初から最後まで薄桃と水の透明な色で彩られた空気、ずっと見えていた陽光。 本当に美しい作品でした。 他の方はご自身でも書いてましたが、「私だけは毛色の違う作品を」と思った結果、みんなしっちゃかめっちゃかになってしまっている印象。 テーマってなんなんでしょうか… そういう意味では、歌野さんの作品はすごく川が印象的だし、有栖川さんは「川に死体のある風景」が美しく浮かんできます。 読んでよかった。 途中長かったですが、最終的には満足な作品でした。
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6名の作家によるアンソロジー。 ●歌野晶午「玉川上死」●黒田研二「水底の連鎖」●大倉崇裕「捜索者」 ●佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」●綾辻 行人「悪霊憑き」 ●有栖川有栖「桜川のオフェーリア」 大倉氏と佳多山氏は初読みでしたが大倉氏の「捜索者」が一番好き。 そして学生...
6名の作家によるアンソロジー。 ●歌野晶午「玉川上死」●黒田研二「水底の連鎖」●大倉崇裕「捜索者」 ●佳多山大地「この世でいちばん珍しい水死人」●綾辻 行人「悪霊憑き」 ●有栖川有栖「桜川のオフェーリア」 大倉氏と佳多山氏は初読みでしたが大倉氏の「捜索者」が一番好き。 そして学生アリスシリーズの「桜川のオフェーリア」や、「悪霊憑き」も 面白かったです。
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「川に死体を浮かべること」という縛りで書かれた、オムニバス・ミステリー。 川に死体といっても、 どこの川なのか? 流れの早さや広さは? 死体は浮いているのか、それともどんぶらこと流れているのか? などなど、無限の可能性があるわけです。 作家ごとに捻り方が様々で、まさに個性の...
「川に死体を浮かべること」という縛りで書かれた、オムニバス・ミステリー。 川に死体といっても、 どこの川なのか? 流れの早さや広さは? 死体は浮いているのか、それともどんぶらこと流れているのか? などなど、無限の可能性があるわけです。 作家ごとに捻り方が様々で、まさに個性のぶつかり合い。 あとがきの創作話がおちゃらけ気味で、うまく一息いれながら読みすすめられます。
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このタイトルをテーマにした、6人の作家さんによる競作。全員かぶりを警戒したのか、川ってテーマなのに心中モノはなかったな。 佳多山大地さんの「この世でいちばん珍しい水死人」が良かった。コロンビアの刑務所で、囚人でも看守でもない死体が出る。同じ頃、近くの川でも身元の怪しい死体が...
このタイトルをテーマにした、6人の作家さんによる競作。全員かぶりを警戒したのか、川ってテーマなのに心中モノはなかったな。 佳多山大地さんの「この世でいちばん珍しい水死人」が良かった。コロンビアの刑務所で、囚人でも看守でもない死体が出る。同じ頃、近くの川でも身元の怪しい死体が流れてて……ってはなし。この設定、シリーズものになりそうだなーと思ってたら、その後なってるみたい。気になる。 「川に死体のある」小説で思い浮かぶのは、連城三紀彦の「戻り川心中」と、レイモンド・カーヴァーの「足もとに流れる深い川」かな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
川と死体とミステリ、のアンソロジー。 アンソロジーって半分くらい気に入れば大得気分になります。 大倉 崇裕…初めての作家。「聖域」の登場人物が出るらしい。テンポのいい山岳メンバーとのやり取りと、ちょっと不器用っぽい主人公の山への感情が面白かった。「聖域」読みたいです。 有栖川 有栖…いまいち。学生アリスシリーズを読んでおかないと分かりづらい(登場人物の)感情表現されても。シリーズは読んでるけど、こういう単発アンソロに持ってくるのはどうかと思う。ロケーションと思い描く情景はすごく美しかったのでそれはよかった。 歌野 晶午…先に別の本で読んでしまってたのがもったいなかった……。 佳多山 大地 …読みにくいのが一番だったのがもったいない。叔父を捜す為に、勝手に大学辞めさせられて父親の言いなりに海外流浪をする主人公その1が気の毒すぎて笑えてしまった。 黒田 研二…いまいち。 綾辻 行人…なんだろう、これはバカミスの香りがする……。バカミスではないと思うが、しかしヒルコ……。
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歌野晶午、黒田研二の作品が面白かった。 それぞれの作家らしさは出ていたと思うけれど、綾辻さんの作品はもう少しに詰めてほしかったなあ・・・。彼らしいと言えばらしいんだけど。 有栖川有栖が一番題名からのイメージ通り。 たまたま学生アリスの四作は読んでたので、四作目と少しつながる話な...
歌野晶午、黒田研二の作品が面白かった。 それぞれの作家らしさは出ていたと思うけれど、綾辻さんの作品はもう少しに詰めてほしかったなあ・・・。彼らしいと言えばらしいんだけど。 有栖川有栖が一番題名からのイメージ通り。 たまたま学生アリスの四作は読んでたので、四作目と少しつながる話なのもよかった。
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川に死体が流れるというくくりで どんなミステリになるんだろうってことと 有栖川先生が書いてたんで読みましたw ただ、有栖川先生を読んだ後は、最近まで 読んでなかったんですが、他の方も読んでみて おもしろかったです。
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