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ののちゃん(ジブリC)(全集7) の商品レビュー

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2010/06/27

本書は、時事問題、現代哲学、歴史、スポーツ、ミステリーなど 幅広いジャンルの4コママンガを発表し続ける著者による 新聞連載作品を収録した単行本。 たまのの市に住む「ののちゃん」一家と、 彼らを取り巻く人々(そして、妖怪たち?)の陽気な日常を描きます。 3年...

本書は、時事問題、現代哲学、歴史、スポーツ、ミステリーなど 幅広いジャンルの4コママンガを発表し続ける著者による 新聞連載作品を収録した単行本。 たまのの市に住む「ののちゃん」一家と、 彼らを取り巻く人々(そして、妖怪たち?)の陽気な日常を描きます。 3年3組の面々や広岡先生、 三宅さん、町内会長などお馴染みのキャラクターに加え 話が脱線ばかりの夏川先生、天才高校生シンガーの吉川ロカ、野球部で紅一点の島田など、 魅力的な新キャラクターも続々登場し、珍騒動を巻き起こします。 ミヤザワ不動産や大勲位精肉店、ゲスト出演のB型平次はもちろん、 藤原先生の性教育や、恒例の大玉転がし―と、どの話もとっても印象深いのですが とりわけ印象深いのは、のぼると不思議な同級生・月子さんをめぐる ちょっと怖くて、切ないエピソード(4212,4246,4247) 温かみと毒気の混じるユーモアと、鋭い人間観・世界観が調和し 読み返すたびに新たな発見がある本書 従来からの著者のファンはもちろん、 著者のマンガを読んだことがない人など 一人でも多くの方にオススメしたい著作です。

Posted byブクログ