そうだったのか!中国 の商品レビュー
この間、「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」を読んだのだが 自分は、世界の近現代史について よく分かってないなと感じた。 そもそも学校の歴史の授業は、古代はしっかり時間をかけてやるのに 近現代となると、学期末が迫ってきて 駆け足で終わってしまいませんか。 と、自分...
この間、「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」を読んだのだが 自分は、世界の近現代史について よく分かってないなと感じた。 そもそも学校の歴史の授業は、古代はしっかり時間をかけてやるのに 近現代となると、学期末が迫ってきて 駆け足で終わってしまいませんか。 と、自分の至らなさを学校教育のせいにしてもしょうがないので 来年は、歴史の本をたくさん読んでみようと思った。 まずは、池上彰による中国の近現代史から。 中国についても、三国志の時代については妙に詳しいのだが 近現代史は断片的にしか知らなかった。 本書は、毛沢東時代から現在までの 中国共産党の歴史を中心に 、中国の変遷をコンパクトにまとめている。定評のある池上彰の解説であって非常に分かりやすい。
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北京に行って、中国人と一緒に仕事するにあたって、ちょっとくらい知識つけておこうと思って読んでおきました。 中国に持ち込むには、内容があまりにも刺激的。 行きの飛行機の中で読み始め、途中でブックカバー装着。 パスポートコントロールでは本をバッグの奥深くに沈めて通り抜け。 空港か...
北京に行って、中国人と一緒に仕事するにあたって、ちょっとくらい知識つけておこうと思って読んでおきました。 中国に持ち込むには、内容があまりにも刺激的。 行きの飛行機の中で読み始め、途中でブックカバー装着。 パスポートコントロールでは本をバッグの奥深くに沈めて通り抜け。 空港からの電車内で本をひろげたものの、人目が気になって断念。 ホテルで夜な夜な読みましたが、今の中国のあり方、問題がとてもよくわかります。 一緒に働いてる中国人の人たちの立ち位置も少し理解できました。 みんな日本語堪能で、仕事についての考え方も近く、ついつい日本人と同じ意識で接しちゃうけど、そうじゃないんですよね。みんな、過酷な状況でたくましく生きてる人たちなんですよね。
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非常にわかりやすい中国現代史の本でした。 この本では、中華人民共和国が出来て以来の事件を、膨大な資料による裏付けのもと、分かる部分は起きた時刻まで記載しています。 まるで、かって報道されなかったニュースを遡って解説しているようです。 反日、尖閣諸島の領有権、台湾の帰属、チベット...
非常にわかりやすい中国現代史の本でした。 この本では、中華人民共和国が出来て以来の事件を、膨大な資料による裏付けのもと、分かる部分は起きた時刻まで記載しています。 まるで、かって報道されなかったニュースを遡って解説しているようです。 反日、尖閣諸島の領有権、台湾の帰属、チベット侵略などの問題について、何で中国がこれほど拘るのかは共産党がどういった道を歩んできたか、どうなることを恐れているのかを知らないと理解できません。日本人と中国人の考え方は全然違うからです。 この本では、共産党の誕生から現代までの大きな事件、(大躍進政策、文化大革命、チベット侵略、台湾問題、日本との国交正常化、天安門事件など)がどういった政策ものもとで起こったかを詳しく解説しています。 けっこうボリュームがありますが、それだけこの数十年の中国が波乱万丈だったということです。 日本のマスコミは中国に気を遣っている所があるので、こういった中国が無かったことにしたいような事件はあまり報道されてきませんでした。しかしこれが分からないと、今の中国の立場もわらないと思います。
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一番怖いのは、何も知らずにいた自分でした。 嫌でも切りはなせない隣国について、どれだけ語れるか? さすが池上さんというわかりやすさ、かつ大事なポイントを網羅した良書です。 他のシリーズも読もうと思います。
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これまであまり触れることのなかった現代中国をまとめた名著。共産党の誕生、大躍進政策、文化大革命、チベット問題、台湾、ソ連、日本、アメリカとの関係、など膨大な資料による調査結果をもとに、著者らしく分かりやすい言葉で解説している。現代史の教科書にぴったりでいろいろ勉強になった。
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物心がついた頃から我が家では外国と言えば中国のことであった。父が中国から漆の原液を輸入・精製・販売する卸の仕事をしていた為、国交回復以前も日中友好協会の資格でよく彼の地に出かけていた。従って文化大革命、毛語録、紅衛兵、下放、四人組、天安門事件等は食卓の話題であったが、十代の私には...
物心がついた頃から我が家では外国と言えば中国のことであった。父が中国から漆の原液を輸入・精製・販売する卸の仕事をしていた為、国交回復以前も日中友好協会の資格でよく彼の地に出かけていた。従って文化大革命、毛語録、紅衛兵、下放、四人組、天安門事件等は食卓の話題であったが、十代の私には余り興味を引かれる話ではなかった。著者の意図と異なるだろうが、若かりし日の父を思い出しながら読んだ。今は遠く離れて住んでいる関係で一年に数回しか会う機会がない。今度帰ったら久し振りに茅台でも酌み交わしながら中国談義に耽ってみるか。 『★香港ドルより人民元が人気』 言われてみれば確かにそうだが、外国人は誰も人民元を受け取らないと言う固定観念に縛られていた。私の頭はまだ20世紀のままだね。(;^_^A 2013年03月05日 一人っ子政策の影響で小さい頃からわがままいっぱいに育てられた子供たちのことを中国語で「小皇帝」「小公主」というのは知っていたが「月光族」は知らなかった。親と同居し月給を使い果たす若者の意。既に死語かも知れないが「パラサイト・シングル」とほぼ同じ!2013年03月02日 『挨拶に立った田中首相は(中略)ところが「多大のご迷惑をおかけした」という部分を、日本側の通訳が「添了麻煩」と訳したことから騒ぎが持ち上がりました。「添了麻煩」とは「うっかり迷惑をかけた」という程度の、極めて軽い謝罪の言葉でした。』通訳は難しい。スピーチ原稿はなかったのだろうか?2013年02月26日 このシリーズ、深くはないんだけど結構知らないことがあってためになる。現代史ⅠⅡ、日本現代史に続いて読む。未読だがアメリカ編もあります。 2013年02月04日
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『そうだったのか!中国史』(池上彰)を読む。中国の近現代史が簡潔にまとめられていて、かなり勉強になった。周恩来、鄧小平、江沢民等、ほとんど名前しか知らなかった人びとが何をやったのかよくわかった。
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池上彰が第二次大戦後の中国および日中関係の歴史を分かりやすく解説した「そうだったのか」シリーズの一冊。毀誉褒貶あるが、手っ取り早くポイントを押さえて知ったかぶりするのにピッタリの本。中国が他国から尊敬される国家になる日は遠い。
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なかなか進まず、中国関連の本をいくつか読み終わったあとに読んだらすんなり頭に入ってきた。簡単に書いてはあるのだけれど。 偏った中国本が多い中、どちら寄りでもなく基礎的な知識を得られる貴重な本。
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断片的だった中国の現代史がすっきりとまとめられている。政治思想的な偏向も少ないと感じられて好感が持てる。近代中国史はどうしても思想的に中立の立場から語られることが少ないのでこうした書物は複数当たって自分でどのあたりが妥当なのかを判断するしかない。たぶん、これは偏りの少ない中国論だと思う。
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