対人関係療法でなおす社交不安障害 の商品レビュー
個人的に読みやすくて学びの多い作品だった!! 特にセンサーの説明とかが症状を簡易的に説明しているように感じて良かった。 本で知識が得られるって素晴らしいと再確認。 今後も学びを深めていきたいですね‥‥
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対人認識のズレを修正する考え方と症例を紹介しているだけで、具体的には信頼出来る医師による対人関係療法プログラムを受けるで完結しているので、この書籍では具体的な治療については学べなかったです。
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コミュニケーションに課題を感じつつも、なかなか一歩踏み出せないでいる方に読んでいただきたい一冊です。 おすすめポイントを3つ紹介します。 ①社交不安障害の正しい知識を学べる この病気は、社交不安障害という病名の他、社交恐怖、社会不安障害、社会恐怖等と呼ばれています。 一言で表すことが難しい病気ですが、「不安」という病気の症状が生活を支配するような状態になり、職場不適応や、ひきこもりにつながってしまうことがあります。 症状の特徴や、周囲のサポートについて正しい知識を得ることができます。 ②回復プロセスを知れる 風邪をひいて治りかけの時、ちょっと咳が出たからと言って、もうこの風邪は一生治らないかも、と思う方はいないと思います。あるいは、咳が出た原因について、思い当たる事があるかもしれません。 それは、風邪はどうやったら治るのか、回復プロセスがよく知られているからです。 社交不安障害は、回復プロセスがよく知られていないので、少し症状が出ると、「全然良くなってない」と思ってしまうことがあるそうです。しかし、一時的な症状は、回復する時に必ず起こります。 この本には、様々な事例を元に、社交不安障害の回復プロセスを知ることができます。 ③対人関係療法という期間限定の関係性について この療法は、皆さんが日頃取り組まれている認知行動療法とは違い、治療期間が限定されています。 この狙いは、クライアントがより治療に集中できることにあります。治療者が「いる間に」、思い切って不安という海に飛び込んでみようと思えるようになります。 私はこの治療者とクライアントの関係性について、就労移行支援に繋がるものがあると思いました。 この本の言葉を借りて、私の想いについてお話すると、 「就労移行支援が終わってから新しいことをやってみて、失敗したと思っても、もうそれをここで話し合うことができなくなります。これから起こりそうな恐いことは、何でもやってみましょう。ひらくにいる間であれば、たいていのことは何とか対応ができます。」 ということを皆さんにお伝えしたいです。 内容が気になる方はぜひ読んでみてください。
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社交不安障害の全容と対人関係療法を行うメリットについて理解することができました。認知行動療法のような宣言的な修正に注力することより、リアルな関係性を重視して実体験から思考を修正するというところに治療の効果の違いを感じました。
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目標は不安を感じなくなることではなく、コントロールを取り戻すこと。 センサーを調整する。 多少の不安を感じながらも対人関係を改善させれば、自信がついて、不安も軽くなるという方向に考える。 人からのネガティブな評価を恐れる。 いかにしてネガティブな評価を避けるかというテーマを中心に回っている 不合理だと頭ではわかっているのだけれども気持ちと身体がコントロールできない。 「社会不安障害を病気として認め、病気と人格を混同することをやめましょう。」 身体症状そのものは、危機に瀕したときの自律神経の反応という風に考える。 変化は、徐々に、そして地道な努力のなかでおこる 不適切な気持ちなどない。社会不安障害という病気にかかっているという条件を考慮すれば適切な感情なのです。 自分が逆の立場だったらどうだろうという視点を持つことは自分の気持ちを肯定していくためのよいトレーニングになる。 p99 役割不安という問題領域
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社交性不安障害と対人関係療法を中心にかかれていますが、不安症全般のこともよくわかります。 不安の取り扱い方、不安障害を病気と認識する大事さなど、わかりやすく書かれています。 不安障害のことを、センサーが壊れた火災探知機をたとえにした説明が面白くわかりやすかった。 危険なことや未知...
社交性不安障害と対人関係療法を中心にかかれていますが、不安症全般のこともよくわかります。 不安の取り扱い方、不安障害を病気と認識する大事さなど、わかりやすく書かれています。 不安障害のことを、センサーが壊れた火災探知機をたとえにした説明が面白くわかりやすかった。 危険なことや未知のものに不安になるのは当たり前。 ただならなくてもいい程度の時にも危険信号だとセンサーが過剰反応するのが不安障害の人で、センサーの調整が必要だということ。 対人関係療法についても、詳しく書かれているので、どこに焦点をおいていくかなど、とても参考になった。
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社会不安障害(社交不安障害)を分かりやすく説明しつつ、筆者が力を入れている対人関係療法でどう対応しているか書かれている。もう一つの治療として書かれている認知行動療法は一部効果がない場合もあるとあるが、何故なのか、はっきり書いていないので、そこはわかなかった。治療の結果でないものが...
社会不安障害(社交不安障害)を分かりやすく説明しつつ、筆者が力を入れている対人関係療法でどう対応しているか書かれている。もう一つの治療として書かれている認知行動療法は一部効果がない場合もあるとあるが、何故なのか、はっきり書いていないので、そこはわかなかった。治療の結果でないものが、治療の効果として結構混ざってしまっているのかなと感じた。
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社交不安障害に対する対人関係療法のエッセンスが理解できた。病気として受け入れ、コミュニケーションをとるやり方を教えることが治療につながる。相手と自分の教会をはっきり区別できるように指導すること。
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社交不安障害は性格の問題でもなく、自意識過剰でもなく病気であるとの事だが、この境界線は曖昧だし識別は困難であるとあらためて感じた。 「対人関係療法」はかなり実践的で有効であるように思えたが、これは治療者の高度なスキルが求められるので、治療法としては広がり難いという点では現実的では...
社交不安障害は性格の問題でもなく、自意識過剰でもなく病気であるとの事だが、この境界線は曖昧だし識別は困難であるとあらためて感じた。 「対人関係療法」はかなり実践的で有効であるように思えたが、これは治療者の高度なスキルが求められるので、治療法としては広がり難いという点では現実的ではないのかもしれない。
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■安心感の持てる治療者とは 対人関係療法を自分自身でも試してみたいと思われている方は できるだけ安心感の持てる治療者(この人だったら何を話しても大丈夫だと思える治療者)を 見つけてください。 対人関係療法を専門とする人ではなくてもかまいません。 人間として信頼できる、安心できる、と思える治療者は見つかると思います。 ポイントは ①「何を考えているのかわからない」タイプではなく、 自分の味方になってくれていることがよく分かる人 ②社交不安障害を病気として扱ってくれて その病気の症状による自分の苦しみを分かってくれる人 ③批判的ではなく温かい人 です。 ■自分を守るために採用してきた方法を肯定する 役割不安とは 本来は能力がある領域なのに リラックスできないと言うような特徴を意味します。 身近に批判的な人がいたりした影響で 長年の間に身に付いてしまった「根拠のない不安」と言ったほうが わかりやすいかもしれません。 これは社会不安生涯の発症と経過に 関連の深い問題領域として考えられます。 まずは、自分の対人関係をよく検討してみるところからはじめます。 対人関係を検討する、と聞くと すぐに「自分は他人から好かれない、人と話すのが苦手」などという 考えが浮かぶと思いますが ここでいいたいことはそういうことではなくて 自分の「役割不安」から守るために身に付けている パターンを検討してみる、ということです。 たとえば、いつも忙しそうにしている、 人と一緒の時はつねに携帯電話を操作している、 というパターンもあるでしょう。 あるいは、人と眼を合わせないようにする、 できるだけ目立たないようにする、 というようなものもあると思います。 その場の話に関心がなさそうなふりをする、「いい人」になって 相手のいう事を何でも受け入れてしまう、というパターンもあるでしょう。 これらのパターンをよく認識した上で そのパターンが実際の対人関係や自己肯定感に どうのような影響を与えているのかを考えてみることは 役立ちます。 忙しそうにしたり、形態ばかり操作したりしていると 他人は「社会に関心がない人なのだ」と思うでしょう。 その場の話に関心がなさそうなふりをすると 他人は「自分たちとかかわりを持つことに関心がないんだな」と 思うでしょう。 いずれも、他人が近づくことを阻む効果があります。 また、人と眼を合わせないようにする、 できるだけ目立たないようにする、というようなやり方を していると 自己肯定感をますます失っていくでしょう。
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