美晴さんランナウェイ の商品レビュー
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2時間もののホームドラマみたいにさらっと読めた。昭和って感じで少し古いかな。 書き下ろしの翔の話は物足りなかったかな。 美晴さんの結婚式の控え室で、世宇子が寂しく思う。
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お母さんのお葬式の日、娘である美晴は、タイトル通り喪服のまま逃げ出してしまいます。 でも、逃げて行った先は…。 奔放なんだけど、寂しがり屋さんで、突飛な行動にも彼女なりの理由があります。 美晴の姪である世宇子の目線で描かれていて、世宇子自身、そんな美晴に迷惑かけられながらも魅...
お母さんのお葬式の日、娘である美晴は、タイトル通り喪服のまま逃げ出してしまいます。 でも、逃げて行った先は…。 奔放なんだけど、寂しがり屋さんで、突飛な行動にも彼女なりの理由があります。 美晴の姪である世宇子の目線で描かれていて、世宇子自身、そんな美晴に迷惑かけられながらも魅かれています。 ウォークマンやカセットテープが主流だった頃、家族の距離感が近かった息苦しさと、心地よさを思い出します。
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山本幸久さん”美晴さんランナウェイ”読了。男なのに、乙女心をリアルに表現できる山本さん、好きです!逃げろ!逃げろ!ミハル!
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「美晴さんランナウェイ」はたぶん、80年代前半の頃のお話。スピード感があって、あったかくて、ほろりと泣けるお話でした。 美晴さんは、実家に兄夫婦一家と一緒に暮らしているいわゆるパラサイト。27歳で、美人なのに定職につかず古本屋でのんびり働いている。この美晴さんを中心に、姪っ子の世宇子の視線で描かれた物語。 美晴さんは、一見、好き勝手やって~というわがままし放題な傍若無人なキャラに見えるけど、これがどーして、実は打たれ弱くってとってもピュア。 世宇子のおばあさん、美晴さんにとってはおかあさんが急に亡くなって、お葬式、っていうとき、美晴さんは失踪する。喪服のままで。 しばらく経って帰ってきて、こっぴどく怒られるんだけど、いったいどこに行ってたのか?っていったら、美晴さんは中学校の修学旅行を欠席した、そしたら修学旅行のコースをお母さんが一緒に回ってくれて、ご丁寧に旅館ではまくら投げまでやってくれた・・・だから京都行ってきた。葬儀屋が仕切る葬式に出るよりよっぽど供養になる、って。 泣ける。 常識的に考えたら、京都に行って思い出巡りするのは葬式が終わってからでいいじゃん、って思う。けど、そこで思い立って行動しちゃう美晴さんのキモチを思うと泣ける。 あっさりとして、スピード感のある文体だからか余計にじんわりと来た。 80年代前半って言ったら、まだまだぢょしはケッコンして子供を産んで、っていうのがシアワセの方程式だった時代。だから27歳でお嫁に行ってない美晴さんを見かねて義姉である世宇子のおかあさんがお見合いを次々とセッティング。 でも、美晴さんはことごとくお断り、それも、どーでもいいような理屈を並べて。で、あるときなぜか美晴さんが了承したお見合いがあったんだけど、あろうことか美晴さんはお見合いの席から逃げてきてしまう。 そんな美晴さんに世宇子は「美晴さんは逃げてばっかり!」と非難する。 それに美晴さんは 「逃げてないよ、追いかけてるの」 と。 何を追いかけてたのかは、最後までよくわからなかった。 小山田くんという美晴さんより5つ下の古本屋のバイトくんと最終的に美晴さんはケッコンするのだけれど、小山田くんを追いかけていたわけではなさそうだし。 きっと、美晴さんは、自分の気持ちをもやもや、わさわささせるあらゆるものから逃げて、自由になれる何かを追いかけていたのかもしれない。 ぢょしがまだまだ自由には生きられなかった時代に、自分の人生を決めちゃうような仕事やケッコン・・・そういうものから逃げていたのかも。 あたしも逃げてるかもね、追いかけてるようなふりをして。 何かを選択する、選ぶってことは、なんだかその先の道を限定してしまうような気がして、「もったいない」って思っちゃう。 あらふぉー・・・孔子さん曰く『不惑』・・・「これだ」って道を選んでそれを突き進むって年なのかもしれないのに情けないけど、でも、もうちょっとじたばたしながらたくさん選択肢を持っていたいなぁ。 そんなことを考えた1冊でした。
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美晴さん素敵。 実際にこんなおばさんが自分の親戚にいたら嫌かもだけど、それでもやっぱり美晴さんは凄く魅力的な女の人だと思う。うん、いいなぁ。
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ホームコメディ。といっても主人公の叔母がの印象が強すぎて困る。 自由奔放、すぐ逃げる。 けど、逃げるという行為は家族という帰る場所があるから初めてできることである。 帰る場所がある限り、美晴さんは逃げ続けるだろう。
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マイペースでダメ人間で、だけど憎めない人・・・大好きなんだけど、妬ましい。でもどうしたって嫌いにもなれない。
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ほのぼのとした、コメディタッチの作品です。 …と、分類するしかないんだろうなぁ。僕のつぼには、いまいちハマりませんでした。 なんだかぼーっと読んでいるうちに読み終わってしまって、「ふ~ん」ってな感じで。 正直、レビューを書きづらいです。正直。 他の方のレビューをご覧くださ...
ほのぼのとした、コメディタッチの作品です。 …と、分類するしかないんだろうなぁ。僕のつぼには、いまいちハマりませんでした。 なんだかぼーっと読んでいるうちに読み終わってしまって、「ふ~ん」ってな感じで。 正直、レビューを書きづらいです。正直。 他の方のレビューをご覧ください。
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帯には「ホームコメディの決定版」と書かれています。まあ決定版は言い過ぎでしょうが、良く出来た話です。 若くて美人だが破天荒な叔母さんの美晴に振り回される中学生の世宇子とその一家。具体的に何だと言われると思いつかないけれど、確かにホームコメディとしてありがちな設定です。また、起こる...
帯には「ホームコメディの決定版」と書かれています。まあ決定版は言い過ぎでしょうが、良く出来た話です。 若くて美人だが破天荒な叔母さんの美晴に振り回される中学生の世宇子とその一家。具体的に何だと言われると思いつかないけれど、確かにホームコメディとしてありがちな設定です。また、起こる事件も罪が無く、ところどころにほろりとさせる所があって。 なんか小路幸也の「東京バンドワゴン」風です。他にもそう言った感想を持たれる方も多いようです。まあ、どちらもホームコメディですから似てると言われても仕方ないのでしょうが。 しかし、この手の作品を良く見る様と言うことは、TVの世界でトンと見なくなったホームコメディの、少なくとも本の世界での復権でしょうかね。
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