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なぜ人は宗教にハマるのか の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2024/06/26

日本人の多くは神道に触れて育ち、人生の後半になると仏教に触れながら死んでいく。なるほど。 日本人の宗教に対する寛容さはここから来るのかと腹落ちした。

Posted byブクログ

2022/08/27

2022/08/27 読了 #rv読書記録 #読書記録 今世間でも流行り(?)の宗教について、ある教会の元信者である筆者が分かりやすく語った著作。 日本人にとっても案外宗教というものは身近で、とはいえその自覚やいわゆる"カルト"宗教と呼ばれるものへの恐れが真...

2022/08/27 読了 #rv読書記録 #読書記録 今世間でも流行り(?)の宗教について、ある教会の元信者である筆者が分かりやすく語った著作。 日本人にとっても案外宗教というものは身近で、とはいえその自覚やいわゆる"カルト"宗教と呼ばれるものへの恐れが真っ先にあるからか、どうしても宗教そのものへの嫌悪感や恐怖をまずは持ってしまうのかな…などと。 キリスト教系の学校を歩んできた自分には宗教自体は遠く感じないものではあるけど、改めて宗教そのものへの理解が深められたかなと思う。 メモ ・幼い頃に幼児洗礼を受けている人は、カトリック教会で結婚式を挙げることが多い ・神道の信者の自覚がなくとも、お宮参りで神社に出かけるし、七五三も行う ・創価学会は日蓮宗が源流、戦後の昭和30年頃に飛躍的に広まる ・両親の間で信仰をめぐり、仲違いや離婚してしまうことも… ・「ミッション・スクール」とはキリスト教系の学校のこと。プロテスタント系が数としてはかなり多い。ミッション・スクールの教育倫理観はかなり厳しい。 ・

Posted byブクログ

2023/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なぜ人は宗教にハマるのか (14歳の世渡り術) 単行本 – 2010/3/17 宗教教団は信仰というより、むしろ人間関係で結びついている 2015年5月24日記述 島田裕巳氏による宗教とは何かについて若い人向けに書いたものだ。 もちろん大人でも宗教についてイマイチ分かってない人は入門編として読んでみると良い。 現実には初詣などで日本人も多くに人が宗教にかかわっている。 明治神宮の初詣客(300万人)はイスラム教のメッカ礼拝者数(250万人)よりも多いという指摘には 驚かされた。 以下印象に残った事を記録しておく。 創価学会などが高度経済成長期に拡大した背景には 地方から都会に出てきた人が都会で仲間を求めた結果でもあること。 信仰の影響は後々まで残る。 大事な事は信仰した経験を消そうとするのではなく、その体験を活かしてくこと。 一度生まれた宗教や宗派が消滅してしまうことは、むしろ珍しい。 宗教はカルトとしてはじまり、社会や周囲にある他の宗教と対立しながら発展し、やがては、信仰の合理化を推し進め、穏健なものに変化することで、社会に受け入れられていくのだと見ることもできる。 新宗教の信者は教祖の操り人形のように誤解されている。 実態としては一般の人間と同じように、悩みもすれば、信仰に対して疑問を抱いたりもする。 宗教団体は信仰で結びついているのではなく、むしろ人間関係で結びついている。 宗教教団をもしやめてしまえば、人間関係の全てを 失わなければならないかもしれない。それには大きな決断が必要でなかなかそこには踏み切れない。 やめる人、やめない人の違いははっきりした違いは見いだせない。 ただ異性との関係は重要な気がした。 ある男声のメンバーが組織にとどまるかどうかを迷うようになったとき、異性のパートナーがいれば、そちらの方の判断が男性にも影響する。 女性が抜けようとすれば男性もそれに同調し、女性がとどまれば、男性もとどまる。 その傾向があったように思う。

Posted byブクログ

2021/05/23

人は宗教に、苦しみ(貧乏とか、病苦とか、争いごととか)からの救いを求めるだけではなく、仲間を探して、自分の居場所を求めてハマることもある、というのはまあそのとおりだと思うが、後者は別に宗教じゃなくても、テニスサークルとか釣りクラブでも良さそうだ。前者については、リア充の人は宗教に...

人は宗教に、苦しみ(貧乏とか、病苦とか、争いごととか)からの救いを求めるだけではなく、仲間を探して、自分の居場所を求めてハマることもある、というのはまあそのとおりだと思うが、後者は別に宗教じゃなくても、テニスサークルとか釣りクラブでも良さそうだ。前者については、リア充の人は宗教にはハマらない、ということになりそうだけど、例外はいくらでもありそうな気がする。これ以外にハマっている人は、家族の影響を受けた人、ということなんだろうか? 宗教はどこかしら、世間の常識や科学の文脈では語れない浮世離れした部分を持っていて(そうでない宗教があるなら教えてほしい)、ぼくはそれを「信じる(=評価せずに受け入れる)」に至る人の心の動きが今ひとつよくわからないのだが、本書も結局それを教えてくれはしない。14歳の読者を想定して書かれた本だということは読み終わって気づいたのだが、そのせいかツッコミが足りない。

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2013/04/06

宗教という存在を客観的に冷静にわかりやすく述べている. 宗教というものの成り立ちや存在意義、人がどのように宗教とか変わっていき、離れていくのか、またその影響など短い中にぎゅっと濃縮してまとめてくれている. 日本人が無宗教と言っていても、神道や仏教との関わりは非常に密接なことも紹...

宗教という存在を客観的に冷静にわかりやすく述べている. 宗教というものの成り立ちや存在意義、人がどのように宗教とか変わっていき、離れていくのか、またその影響など短い中にぎゅっと濃縮してまとめてくれている. 日本人が無宗教と言っていても、神道や仏教との関わりは非常に密接なことも紹介してある. 宗教にハマり過ぎることの問題点をリアルにクールにまとめてくれているのも大変勉強になった.

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2013/01/25

宗教本1冊目だったけれど、宗教とはどのようなものなのか概観できて良かった。 あくまで信じるか信じないかは個人の自由であるし、強制される理由もない、という事を忘れないでおく。

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2012/10/04

14歳の世渡り術シリーズ。日本人は無宗教だと思っている人が多いけど、キリスト教の「洗礼」と同じ意味を持つお宮参りなども信仰だということ。生まれたら神社(神道)で、死んだら仏様(仏教)という2つの宗教にあやかっているという事実を自覚することができた。

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2012/05/02

詳しい解説付きの易しい文章で、宗教のことが良く分かる本です。 決して宗教を貶す本でも、誉める本でもありません。宗教とは一体何なのだろうという問いに答えてくれる本です。 日本人の宗教観など、なるほどと思うことがたくさんありました。 信仰のきっかけではなく、宗教というものに興味を持つ...

詳しい解説付きの易しい文章で、宗教のことが良く分かる本です。 決して宗教を貶す本でも、誉める本でもありません。宗教とは一体何なのだろうという問いに答えてくれる本です。 日本人の宗教観など、なるほどと思うことがたくさんありました。 信仰のきっかけではなく、宗教というものに興味を持つきっかけとして良い本だと思います。

Posted byブクログ

2011/12/12

「14歳の世渡り術」という、中学生向けに、「世間」「社会」に出る前に知っておきたい知識シリーズの1冊。 ただ、中学生にわかりやすいか?というと、池上さんの著書のほうがわかりやすかったりする。 日ごろ、特定の宗教だけに傾倒していない多くの日本人だが、社会に出ると(実は既に友達が...

「14歳の世渡り術」という、中学生向けに、「世間」「社会」に出る前に知っておきたい知識シリーズの1冊。 ただ、中学生にわかりやすいか?というと、池上さんの著書のほうがわかりやすかったりする。 日ごろ、特定の宗教だけに傾倒していない多くの日本人だが、社会に出ると(実は既に友達が特定の宗教に帰依していることもあるが) 宗教やそれに携わる人々と接する機会は非常に多く、どう自分が処していけばいいのか?をレクチャーしている。 宗教だから、カルトだからダメとレッテル貼りだけに終わらず、 自分を含め、客観的に宗教との関わりを見つめる必要性を解いている。

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2011/07/13

宗教について、日本と日本人の現状、そして人が宗教にハマる心の過程についてわかりやすく書かれています。 カルト、新宗教に関連してオウム真理教が俎上にあげられ、それを題材にした「1Q84 」にまで言及しています。 読んでいてふと思ったのは、オウム真理教がメディアで騒がれてからも結...

宗教について、日本と日本人の現状、そして人が宗教にハマる心の過程についてわかりやすく書かれています。 カルト、新宗教に関連してオウム真理教が俎上にあげられ、それを題材にした「1Q84 」にまで言及しています。 読んでいてふと思ったのは、オウム真理教がメディアで騒がれてからも結構が時間が経った現在、その名前を聞いてもピンとこない子どもたちも増えてきているのではないかなぁ、ということでした。たとえ、言葉で聞いていても、それらの報道をリアルタイムで聞いてきた世代とではやっぱり隔たりがあるのだろうなぁとも。

Posted byブクログ