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地球を救う新世紀農業 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2018/10/20

退屈しないように?挿入されているマトリックス、ガンダム、ナウシカ等のネタが妙に受けてしまったけど根は真面目な「アグロエコロジー」本。 主要な論点ではないけど、普通の経済学では人間の欲望には限りがなく、この欲求を満たすためには限りなくものを生産し続けなくてはならならず、経済成長も欠...

退屈しないように?挿入されているマトリックス、ガンダム、ナウシカ等のネタが妙に受けてしまったけど根は真面目な「アグロエコロジー」本。 主要な論点ではないけど、普通の経済学では人間の欲望には限りがなく、この欲求を満たすためには限りなくものを生産し続けなくてはならならず、経済成長も欠かせないと考える。一方、人間にとって必要な欲望は、生存、保護、愛情、理解、参加、閑暇、創造、アイデンティティ、自由の9つで、それはどの文化でも同じだし、歴史的にも変わらない。文化や時代背景で変わるのは、こうしたニーズを満たす手段だけだ。 というところが、常に成長を続けなければならない経済原則以外の道は無いものかと考えている私にとって特に気になりました。欲望が満たされることが幸せだとすると、持続的な経済成長以外の幸せの道があるんじゃないかなぁ。

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2013/12/23

アグロエコロジー =>農村の生物多様性の保全から、地域の暮らしの改善までを視野に入れ、持続可能な食料生産・流通・消費を目指すこと。 アグロ(農業)+エコロジー(環境に優しい)という言葉の合わせ言葉。 化学肥料は戦争を元に生み出された肥料。 化学肥料を作るために、鉱物資源が...

アグロエコロジー =>農村の生物多様性の保全から、地域の暮らしの改善までを視野に入れ、持続可能な食料生産・流通・消費を目指すこと。 アグロ(農業)+エコロジー(環境に優しい)という言葉の合わせ言葉。 化学肥料は戦争を元に生み出された肥料。 化学肥料を作るために、鉱物資源が削られ、 地球環境にダメージを与えている。やがては、肥料も枯渇。 人が野菜を食べるだけで、環境破壊していることになる。 これからは環境との共生から生まれる、 農業が主流になってくる。先進国の農業は後進的になって、 発展途上国の農業がこれから先進的になっていく。 化学肥料使わず、かつ、高品質の野菜を作り出せる。 専門的な知識に基づいて、解説された良書。 僕がやろうとしていることを後押ししてくれた一冊。

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2013/12/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

ひょんなことから知った「アグロエコロジー」という単語。 本書はその入門書として位置づけている。 アグロエコロジーとは、 「農薬や化学肥料を使わない自然と調和した農業」 だそうです。 一見「有機農業」と何が違うの? と思いがちですが、 (マイケル・ポーランの言葉を借りると)“ビックオーガニック”がオーガニック業界を席巻している中で、この言葉は存在意義を発揮するのではないかと思う。 日本では“自然農”とか“自然農法”とかに近いかもしれない。 著者は常に自分が間違えてるかもしれないという可能性を念頭に置きつつ各国で古代から受け継がれてきた農法を紹介してくれている。 どれも科学的に理にかなったもので、先人の知恵に舌を巻く。 「ピークオイル」が前提になっているため、そこが否定されるといかんともしがたいが、 近代農業に先がないという意見は大いに共感する。 「硬くなり過ぎないように」と、ガンダムやエヴァの登場人物のセリフをところどころに盛り込んでいるが、個人的には逆にわかりづらくてちょっと減点。笑” とても丁寧で優しい人なんだろうなー。

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2011/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どういう技術で飢えを防ぐのに役立つかについて考えさせられる本。 農業の生産性があがることだけが、解決策ではないはずだ。 流通、情報が大きな鍵を握っているのかもしれない。 全体を読んで、何がいいたいかが、素人には少し分かりづらいかもしれない。

Posted byブクログ

2010/07/03

中南米に興味を持っているという『We』読者のKさんから、「吉田太郎さんという方の本をありったけ読んでいる」と聞いて、どんなんかなーと一冊借りてきて読んでみた。 タイトルを見ただけでは、ちょっと手にとらないかもという本やけど(「アグロエコロジー」って分からんし)、これがおもしろか...

中南米に興味を持っているという『We』読者のKさんから、「吉田太郎さんという方の本をありったけ読んでいる」と聞いて、どんなんかなーと一冊借りてきて読んでみた。 タイトルを見ただけでは、ちょっと手にとらないかもという本やけど(「アグロエコロジー」って分からんし)、これがおもしろかった。 「ミートリックス」という、映画「マトリックス」のパロディーから話は始まる。(この「ミートリックス」は、エイゴ版だが、グラサンかけた牛がなんかごちゃごちゃ言うてるのが聞き取れなくても、アニメを見てたらだいたい分かる。映画「マトリックス」を知らなくても、言わんとすることはほぼ通じる。3分半ほどなので、興味ある人はぜひ。) 要は、今まで現実やと思ってた世界が、ちゃうかった、「仮想現実」やったという話で、この本は、農業をネタにしたメディアリテラシー本でもあるのだった。そこに中南米の話もからんでいる。 そして、ワレが正しいとは言わない、この本もツッコミなはれよ、と書いてるとこがイイ。(メディアリテラシー本には、ヨソにはツッコミ入れながら、ワレは正しい派の本も多いしな~) 私が分からんかった「アグロエコロジー」とは、「農薬や化学肥料を使わない自然と調和した農業」、出発点は有機農業と同じだが、「農薬や化学肥料を使いたくても使えない開発途上国の貧しい農民たちが始めた」もの。「アグロ」は農業をさすエイゴagricultureの「agri」と同源。 文中にはオヤジギャグがかなり出てきて、そこはちょっとビミョーだが、かなりオモロイ本だった。ので、吉田太郎さんの他の本も読んでみようと思ってるところ。

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2011/09/28

時代は農業だ、アグリエコロジーこそ地球を救う。人間は食わなきゃ生きていけないんだから、みんなでもっと農や食、体について考えよう。真の豊かさとは何かとか、情報はどうやって選べばいいかということを考えさせてくれる。というわけで、草茫々だった家庭菜園をなんとかよみがえらせました。この本...

時代は農業だ、アグリエコロジーこそ地球を救う。人間は食わなきゃ生きていけないんだから、みんなでもっと農や食、体について考えよう。真の豊かさとは何かとか、情報はどうやって選べばいいかということを考えさせてくれる。というわけで、草茫々だった家庭菜園をなんとかよみがえらせました。この本を若い頃に読んでいたら、違った人生を歩いていたかも知れない。

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2010/06/08

2010/06/07:例えに「北斗の拳」や「ガンダム」等のアニメから台詞の引用やもじりが多いので、アニメ好きな人には嬉しいかも。 私自身はあまりアニメ見てないので例えはピンときませんでしたが、例えの説明も分かりやすくて読みやすかったです。でも農業の現状や環境にやさしい農業を紹介し...

2010/06/07:例えに「北斗の拳」や「ガンダム」等のアニメから台詞の引用やもじりが多いので、アニメ好きな人には嬉しいかも。 私自身はあまりアニメ見てないので例えはピンときませんでしたが、例えの説明も分かりやすくて読みやすかったです。でも農業の現状や環境にやさしい農業を紹介した本。

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