謹訳 源氏物語(1) の商品レビュー
読みやすい文体です。 後は、長さですね…。 これは、『源氏物語』だから仕方ない。 この物語ができた当初は、1巻ずつ読んでいたから、こんなに長い物語でもみんな楽しめたのだろうか? でも、更級日記の作者の頃は既に完成していたものを読んでいるから…。
Posted by
ちゃんと読むのは初めての「源氏物語」。林望さんの謹訳シリーズが読みやすいと聞いたので挑戦。 学生時代に国語の授業で習ったような…気もするけれど、国語が大の嫌い&苦手だった自分には記憶に残っておらず(笑) こうして読書好きにかわった今となっては楽しく読み進めることができました。林望...
ちゃんと読むのは初めての「源氏物語」。林望さんの謹訳シリーズが読みやすいと聞いたので挑戦。 学生時代に国語の授業で習ったような…気もするけれど、国語が大の嫌い&苦手だった自分には記憶に残っておらず(笑) こうして読書好きにかわった今となっては楽しく読み進めることができました。林望さん、様々。 時代的な考えや見方、男女観が反映されているので、あくまで古典として楽しめばいいかなと。いまの時代には即してない部分もあるので。 まだまだ始まったばかりなので続きが楽しみである。
Posted by
桐壺ー若紫まで。 やっぱり改めて読むと源氏の好き勝手ぶりにびびる。 ただ、ストーリー自体は、ハーレクイン?並にどろどろなはずなのにそのようなねっとり感は感じないし、 やってることはめちゃくちゃではあるんだけど、その中で垣間見える人の心情は納得できるし、描写は素晴らしいなと思う...
桐壺ー若紫まで。 やっぱり改めて読むと源氏の好き勝手ぶりにびびる。 ただ、ストーリー自体は、ハーレクイン?並にどろどろなはずなのにそのようなねっとり感は感じないし、 やってることはめちゃくちゃではあるんだけど、その中で垣間見える人の心情は納得できるし、描写は素晴らしいなと思う。 紫式部も素晴らしいし、林望の現代語訳も素晴らしい。
Posted by
2017/11/9読了。 噂には聞いていたものの、光源氏のチャラい事チャラい事… 美しい見た目に誰もが心惹かれるもののここまでエゴイスティックに強欲な男は嫌だなぁ。
Posted by
読みやすく格調高い現代語訳だった。 収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。 初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻...
読みやすく格調高い現代語訳だった。 収録されている若紫までの内容だと自由奔放な貴公子が女遊びにせいを出しているだけという印象を受けたが、話はとても面白いと思う。 初巻の桐壺は、続く巻とかなり印象が違うことから、後から作られたという説は、読んだ印象からも理解できる。とりあえず1巻だけでも手にとってよかった。 装丁の仕方は、どのページでも綺麗に開けるようになっていて品があった。
Posted by
ドナルド・キーン氏が原文を読めないからと「源氏物語」未読の日本人が多いと嘆かれ、現代語訳で構わないから読みましょうと励まされたので、“林望訳”で読み通すことを新年の計にしました。「難波津に咲くやこの花〜」と大阪人なら大好きな古歌が「若紫」にありました。王仁の作ですって!でも、「こ...
ドナルド・キーン氏が原文を読めないからと「源氏物語」未読の日本人が多いと嘆かれ、現代語訳で構わないから読みましょうと励まされたので、“林望訳”で読み通すことを新年の計にしました。「難波津に咲くやこの花〜」と大阪人なら大好きな古歌が「若紫」にありました。王仁の作ですって!でも、「この花」が梅のことと知ってショックでした。桜であって欲しかったなぁ。
Posted by
自然でわかりやすい訳。コデックス装という造本法で、きれいに開いて読みやすい。平安朝から中世にかけて日本の貴族の写本に用いられた「綴葉装」という古式ゆかしい装丁法を彷彿とさせる糸綴じの製本とか。この一巻収録の桐壺から若紫までの源氏は本当に嫌な最低の男としか思えない。
Posted by
以前、ほとんど古文そのままの版を読んでリタイアしたのでAmazonで評判の良さそうな林望版で再挑戦。 かなり大胆な訳のような気がするが、古文版でかろうじて理解できたところと合っていたので、大丈夫なのだろう。 (付録の系図で人物関係がわかるのも理解の助けになる) 歌による男女の...
以前、ほとんど古文そのままの版を読んでリタイアしたのでAmazonで評判の良さそうな林望版で再挑戦。 かなり大胆な訳のような気がするが、古文版でかろうじて理解できたところと合っていたので、大丈夫なのだろう。 (付録の系図で人物関係がわかるのも理解の助けになる) 歌による男女のやり取りに古歌の引用や掛詞による含みがあるのだが、そのあたりがわかるような訳になっていて嬉しい。 すらすら読める。...こんな話だったのか?! 「少女マンガの男性主人公は最初から完璧」の法則どおり、光源氏はありえないほどの美形で学問・芸術も完璧にこなす。はいはい。 光源氏が手当たり次第に女性を口説くのだが、側近に「また悪い癖が...」とか思われたり、強引に迫ったり、自分の立場や評判を気にして自重したりとなんだかややこしい性格のようだ。 人妻(難攻不落)、現代っ子(明るい)、友人の元カノ(か弱い)、義理の母(理想)、正妻(ぎくしゃく)、幼女(手元に置きたい) ...光源氏なにやってんだ。 何かの本で、日本女性の地位について「千年前に『源氏物語』を書ける女性が日本以外のどこにいたのか」とあったが、実際読んでみて、これだけの人物描写と性格分析、美的表現が詰め込まれた小説だと知ると、なるほどと思う。 扱いがひどい気もするが、軒端の荻のあっけらからんさがいい感じ。
Posted by
最近読んだ、明治大学文学部 斎藤孝教授の著『読書のチカラ』の中で「現代の小説よりも過去の名作をもっと読むべき」とあり、「源氏物語は林望訳などは非常に読みやすい」とあったので、 高校の古文以来だが、ここで、一念発起。 ところがどっこい、とても読みやすい! 現代小説を読んでいるかの...
最近読んだ、明治大学文学部 斎藤孝教授の著『読書のチカラ』の中で「現代の小説よりも過去の名作をもっと読むべき」とあり、「源氏物語は林望訳などは非常に読みやすい」とあったので、 高校の古文以来だが、ここで、一念発起。 ところがどっこい、とても読みやすい! 現代小説を読んでいるかのよう。 但し、役や位は良く分からないし、当時は正妻や後妻だけでなくお妾さんもいたりして、人間関係の把握は大変。 (簡単な系図は巻頭に付いてます) でも、オイオイそんな訳にしちゃって大丈夫か? と読み手が心配してしまうような思い切った訳も多々ある。 それにしても光源氏はチャラいな〜。 秋の夜長に源氏物語とは何とも風流。 次巻が楽しみ。
Posted by
紫式部が素晴らしいのは当然のこととして、その魅力を活き活きと引き出している林望の手腕にも恐れ入る。 「雨夜の品定め」の場面など、まるでその場で話を聞いているようだ。 これなら挫折せずにいけそうな予感。
Posted by