もうひとつのプレゼン の商品レビュー
本書では、プレゼンに対する以下の2つの基本姿勢が必要と訴えられています。 ①プレゼンが提案者のための場ではなく、選ぶ側のための場であると、はっきり意識すること ②プレゼンが数多くあるビジネスプロセスのひとつにすぎないと理解し、その位置づけで活用をはかること 取り組もう、または、行...
本書では、プレゼンに対する以下の2つの基本姿勢が必要と訴えられています。 ①プレゼンが提案者のための場ではなく、選ぶ側のための場であると、はっきり意識すること ②プレゼンが数多くあるビジネスプロセスのひとつにすぎないと理解し、その位置づけで活用をはかること 取り組もう、または、行われようとしているプレゼンが、全体の中で、どういう位置づけ、役割であるか、また、話し手および聞き手は何を求められているのかをよく把握しておく必要がある、ということで、今一度、プレゼンに対する取り組みを見直そうと思いました。
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参考になった。当たり前のことを言語化し体系立てている。もともとなんとなく自分の中にあることだし、体験知もあるので、すんなり理解できるし、次に起こすアクションも見えてくる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日産自動車の広告部長を務める野口さんのプレゼンを聞く側の視点で、プレゼントはどういう場であるべきかを語った一冊。プレゼンがどうしたら上手く出来るか!?というたぐいの本は世の中に腐るほどあるが、逆の視点で語った本は初めてではないでしょうか。視点を変えることで、今までのプレゼン指南書では見えてなかった幾つもの気付きを貰えた本でした。プレゼンをする人も、プレゼンを受ける立場の人にも、お勧めの一冊。 ・プレゼンは言う側ではなく、決める側にとって重要な場である。決める側は「よい案を採択し、会社を良い方に導く」という強い目的意識が必用。 ・誰がプレゼンしているかという、人に対する先入観を排除し、プレゼンの巧拙を排除し、そのプレゼンのアイディアの良し悪しに意識を集中する必要がある。 ・判断は情緒的なものを入口とするが、重要な判断であるほど、その案が良いものであるというロジカルな理由がセットで必要になる。情緒的+論理的の両面が必用。 ・良いプレゼンを受けるには、予めプレゼンターに、プレゼンの趣旨・目的を極力絞り込んで伝えること。絞り込むことで、提案を考える側は、より深くアイディアを練り込むことができ、より飛躍した良案が生まれる可能性が高まる。ホースの先を細めることで、より水が遠くに飛ぶイメージと捉えると良い。 ・提案者は、あらかじめ受けたブリーフィングをもとに、既定課題=先方が期待するものにしっかりと対応した正攻法の案と、自由課題=正攻法案に遊び心を加えてアイディアをジャンプさせたもの、そしてその中間の3つの提案を用意するのがベター。 ・プレゼンの良し悪しはそれぞれの立場での主観的な意見に左右されがち。そうならない為には、プレゼン決裁者にも、プレゼンの趣旨目的、判断する軸を予め提示、共通理解を醸成しておくことが必須。 ・それでも、意見が割れる場合には、その道の専門部署が責任を持って意見を収集し、プロの判断として結論を導くこと。組織は該当部署をプロとして尊重することが重要だが、前提として、各部署はその分野のプロとしての自覚があることが必須。
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今まで、何故この類の本がなかったのだろう。と、ハッとさせられた。プレゼンをするためのスキル本は腐るほどあるのに、逆にプレゼンを受ける側の本ってなかったが故に、視点がとても新鮮で、実用性の高い内容でした。特に、プレゼンの評価項目はきっと仕事に今すぐ使えます笑。そして、案が決まった後...
今まで、何故この類の本がなかったのだろう。と、ハッとさせられた。プレゼンをするためのスキル本は腐るほどあるのに、逆にプレゼンを受ける側の本ってなかったが故に、視点がとても新鮮で、実用性の高い内容でした。特に、プレゼンの評価項目はきっと仕事に今すぐ使えます笑。そして、案が決まった後のプロジェクトの進行ポイントまであるからぬかりない。
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プレゼンを「選ぶ側」の視点をロジカルに解説 日産自動車の広報宣伝部部長でこれまで様々なプレゼンを受けて来た野口恭平さんの本。 プレゼンをする側ではなくて、受ける=選ぶ側の視点での本。 確かにジャンルとしては、非常に斬新。 世の中にプレゼンをする側の本やセミナーは数多くあ...
プレゼンを「選ぶ側」の視点をロジカルに解説 日産自動車の広報宣伝部部長でこれまで様々なプレゼンを受けて来た野口恭平さんの本。 プレゼンをする側ではなくて、受ける=選ぶ側の視点での本。 確かにジャンルとしては、非常に斬新。 世の中にプレゼンをする側の本やセミナーは数多くあるけれど、受ける側の視点は始めて見ました。 確かに、作中でも言われているとおり、受ける側は選ぶ側でもあるので、選んだものに対する責任を大きく引き受ける立場でもあるために、非常にプレッシャーが大きくかかります。 プレゼンをする側の理論では(善悪はおいて置いて)「言うのはタダ」という話もありますが、「決める側はタダではない」という至極まっとうな話しです。 選ぶ為に重要な事として、「プレゼンは提案者のための場ではなく、選ぶ側の為の場という、はっきりとした目的意識をもつこと」「プレゼンを数多くあるビジネスプロセスのひとつにすぎないと理解し、その位置付けで活用をはかること」を基本姿勢にするべきとしている。 これ以外も、プレゼンを受ける立場として意識しなければいけない視点や目的の為に受ける側が必要なことを丁寧に理論的に説明しています。 自動車メーカーという、ある意味広告主の最大手という特殊さはあるかもしれませんが、視点は非常に勉強になるいい本でした。 あと、僕自身はする方が多い立場ですが、最近受ける事も徐々に増えて来て、その時のプレッシャーの理由が理解出来た気がします。 良い提案者である事と良い選択者である為にも面白い本でした。
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プレゼンの主役は話者でなく、聞き手であるという観点から読んでみた。広告の発注主という立場からブリーフィングの仕方などから入る大切さを説く。日頃のミニプレゼンでは、聞き手からのブリーフィングがないのも多いので、そこを想像し切る大切さを再度実感!
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数あるプレゼン向けの本の中で、特殊な本。プレゼン「する」側ではなく、プレゼン「される」側の立場でプレゼンとどう接するのか、あらゆる局面を説いた一冊。
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プレゼンというカテゴリーの本でこの視点から書かれた本はあまりないのでは。口説きたい相手あってのプレゼンということを再認識した。
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プレゼンを受ける側の心構えを学びたくて本屋でジャケ買い。 選ぶモノの規模やジャンルは違えどタメになる部分が多かった。 第4章は特に広告以外でも考え方は一緒だと思う。 「案を守る」なんてのは自分のような若手にとっては結構むづかしく、悩みのタネだったりするので、周囲の貴重な意見が困...
プレゼンを受ける側の心構えを学びたくて本屋でジャケ買い。 選ぶモノの規模やジャンルは違えどタメになる部分が多かった。 第4章は特に広告以外でも考え方は一緒だと思う。 「案を守る」なんてのは自分のような若手にとっては結構むづかしく、悩みのタネだったりするので、周囲の貴重な意見が困ったノイズにならないようにする為の行動のヒントがあった。
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異動なんかで広告宣伝を担当しないといけなくなった人は、いろいろ勉強するんでしょうけど、その時に読む本の1冊に加えると良い本
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