ポルト・リガトの館 の商品レビュー
横尾忠則は小説も面白いという噂を聞いて読んでみました。 めっちゃ視覚的で非常に鮮やか。そんでどこまでも感覚に頼った情景が続いてアタマがぱちぱちぐらぐらしてきそうやった。なんかもう、はじめはヨコオワールドがそのまま活字になったみたいやと思ったけど、それよりは、横尾さんから見る世界が...
横尾忠則は小説も面白いという噂を聞いて読んでみました。 めっちゃ視覚的で非常に鮮やか。そんでどこまでも感覚に頼った情景が続いてアタマがぱちぱちぐらぐらしてきそうやった。なんかもう、はじめはヨコオワールドがそのまま活字になったみたいやと思ったけど、それよりは、横尾さんから見る世界がこんななんやろなーと思ったり。 表題作よかった。ダリの性格がすてき。境界が不明瞭になる話大好きです。ラストは色んな人が出てきてちょっとテンション上がってしまったw「パンタナールへの道」も、妄想と現実の区別がついてない感じがよかった。「スリナガルの蛇」はわけわからんかった。宗教?
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横尾氏のペインティングの世界観とも通じる3話からなる小説集。 エッセイ「インドへ」をモチーフにしたストーリーも。 個人的には、大衆週刊誌に載ってるような小説だなと思ってしまいました。 横尾氏の絵画作品のファンにはおすすめできそうです。
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スペイン、ブラジル、インドが舞台となった夢か現実かわからない様な話は、ダリの絵のようです。晴天の昼下がり、猫の額程の庭に椅子を持ち出しビールを飲みながら読みました。自分自身も夢の中にいるような不思議な気分が味わえました。
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「ポルト・リガトの館」「パンタナールへの道」「スリナガルの蛇」の3部作になっています。入り組んだパズルのような、エンドレス映画のような、謎がいっぱい隠れていて私はそれを自分なりに解くのが楽しかったです。 「ポルト・リガト...」のラストは胸が熱くなった。横尾さんはすごい!
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