コロヨシ!! の商品レビュー
2010/08/11 今回はあまり怖くなかった。 既存のモノや言葉で表せそうなものまで、卑近な想像力を嘲笑うように造語で表現する。これ絶対映像化はできないだろうな。HMに至っては何をしているのか想像すらできない。 でも一応スポーツ小説なので、鍛えたい欲を補給するにはよい。
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言わなければ、三崎亜記の作品だと、わからない。 著者がスポーツ小説?とは思ったけど、読んでみたら意外と悪くない。 掃除は、なかなか興味深いスポーツだとは思うのだけど、私の想像力が乏しいせいで、なかなか頭の中で形にならない。 もっと図解入りの詳しい解説が欲しかったな。 それと、...
言わなければ、三崎亜記の作品だと、わからない。 著者がスポーツ小説?とは思ったけど、読んでみたら意外と悪くない。 掃除は、なかなか興味深いスポーツだとは思うのだけど、私の想像力が乏しいせいで、なかなか頭の中で形にならない。 もっと図解入りの詳しい解説が欲しかったな。 それと、日登美や牧村先生(?)の掃除の過去との係わり合いが、曖昧なまま終わってしまったのが気に掛かる。そこに説明はないのか? あと恋愛要素が中途半端。気持ちに共感し辛い。
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相変わらず、不思議な世界でした。 掃除というスポーツがうまくイメージできないまま読み進めてしまったので、 おもしろさ半減だったかも。 もうちょっと、具体的にわかりやすいとよかったなぁ。 肩車バスケットみたいに。 2010.7.28~8.7読了
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終わり方に不満。全体像が掴めない。風呂敷を広げすぎたのか、これが狙いか。続編があればいいが… 主人公の心の変化が繊細に描かれている。
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+++ 20XX年、掃除は日本固有のスポーツとして連綿と続きつつも、何らかの理由により統制下に置かれていた。高校で掃除部に所属する樹は、誰もが認める才能を持ちながらも、どこか冷めた態度で淡々と掃除を続けている。しかし謎の美少女・偲の登場により、そんな彼に大きな転機が訪れ―一級世界...
+++ 20XX年、掃除は日本固有のスポーツとして連綿と続きつつも、何らかの理由により統制下に置かれていた。高校で掃除部に所属する樹は、誰もが認める才能を持ちながらも、どこか冷めた態度で淡々と掃除を続けている。しかし謎の美少女・偲の登場により、そんな彼に大きな転機が訪れ―一級世界構築士三崎亜記がおくる奇想青春小説。 +++ 第一章 活動制限スポーツ「掃除」 第二章 初めての挫折 第三章 暗闇の特訓 第四章 無手の一手 第五章 それぞれの戦い 第六章 不自由な自由 最終章 道途の風 +++ 今回はどんな風にズレた世界を見せてくれるのだろうという期待で読みはじめたが、なんと今回はスポーツである。しかもその競技は「掃除」なのだという。のっけからもうやられてしまった。なにやらいわくあり気で、格式もありそうで、一筋縄ではいきそうもない競技である。しかも、スポ根物的愉しみやら、青春恋愛小説的愉しみやら、ルーツ探し的愉しみやら、さまざまな要素が盛り込まれているのである。もう堪らない。読みはじめてしばらくは、掃除用語や舞台設定が脳に染み込んでいかずに少々苦労したが、一度入り込んでしまえば自分のどこかがほんの僅かズレたことにも気づかずに読み耽ってしまうのだった。
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三崎ワールドでの青春スポーツ小説。あたりまえのように語られる架空の都市、架空の歴史ってとこはいつも通りだけど、キャラが楽しいし、ユーモラスなとこもあるのが今までにない感じ。主人公が迷いながら成長していく様子を応援しながら読み終えた。
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スポーツとしての「掃除」の描写が素晴らしかったです。想像を膨らませれば膨らますほど、生き生きとした掃除の様子が伝わってきました。顧問の先生や、掃除部の面々など、脇を固めるキャラクターも個性豊かで面白い。緊迫した場面でも顧問の先生の発言に笑ってしまう事がありました。 三崎さん独自の...
スポーツとしての「掃除」の描写が素晴らしかったです。想像を膨らませれば膨らますほど、生き生きとした掃除の様子が伝わってきました。顧問の先生や、掃除部の面々など、脇を固めるキャラクターも個性豊かで面白い。緊迫した場面でも顧問の先生の発言に笑ってしまう事がありました。 三崎さん独自の世界に引き込まれはしたものの、ちょっと複雑になりすぎたかな?面白かったんですが、私の頭ではついていけなくなりそうになった時、一旦整理しなくてはならなかったのが大変でした。三崎さんは短編の方が好きかな。
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掃除というスポーツと、親に内緒で掃除部に在籍する主人公いう設定に惹かれて読みました。 掃除をめぐるさまざまな事情・設定はすごい。よくもこんなこと考え付くな、と同時に、よくぞここまで細かい設定を考えたな、と思います。 ただ読み終わって。 この話、終わってないやんか! 続きあるんです...
掃除というスポーツと、親に内緒で掃除部に在籍する主人公いう設定に惹かれて読みました。 掃除をめぐるさまざまな事情・設定はすごい。よくもこんなこと考え付くな、と同時に、よくぞここまで細かい設定を考えたな、と思います。 ただ読み終わって。 この話、終わってないやんか! 続きあるんですよね? 梨奈や梨奈の父親、主人公の父親、祖父とか、まだまだ謎だらけだし、西域のことだってちらりとしか出てこないし。 梨奈が結構好きなキャラクターなので、彼女にもうちょっと出てきてほしいという気持ちもあり。 正直、途中ちょっとたるいなーと思うところもないわけではないですが、掃除部の勢いに押されて一気に読み終わりました。
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「コロヨシ」とは 競技中自らを鼓舞し 見るものを挑発する 覚悟に満ちた言葉 「頃良し」からきている その競技とは「掃除」 裁定士という審判によって 動きの美しさを審査され 技術を競う競技 この時代 国家保安局の統制下におかれ 高校生しか活動が出来ない 「活動制限スポーツ」 ...
「コロヨシ」とは 競技中自らを鼓舞し 見るものを挑発する 覚悟に満ちた言葉 「頃良し」からきている その競技とは「掃除」 裁定士という審判によって 動きの美しさを審査され 技術を競う競技 この時代 国家保安局の統制下におかれ 高校生しか活動が出来ない 「活動制限スポーツ」 樹は、家族には内緒で 高校の『掃除部』に所属するエース 才能があるがどこかクール 偲との出会いにより 「掃除」の隠された歴史と 樹の家族の秘密に迫ることになる 青春スポーツ物語・・・だけど 設定は現実離れした20**年 この国、西域、謎の居留地など 現実には無い不思議な世界観 長物を使った掃除の舞い 速度と美しさ、技、立ち振る舞い 描写は細かく迫力があるけど 想像力がはたらかないのか どうしてもイメージが沸かない 長すぎる物語だった
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2010.7.4 「掃除」というスポーツが、規制されていたり、していることを親に内緒にしていたり。 藤代樹は、部活熱心なのではないけれど、公に掃除ができるのは高校の3年間だけであり、親に内緒にしながらも自主練までして打ち込んでいる。 「掃除」についても、樹を取り巻く世界につい...
2010.7.4 「掃除」というスポーツが、規制されていたり、していることを親に内緒にしていたり。 藤代樹は、部活熱心なのではないけれど、公に掃除ができるのは高校の3年間だけであり、親に内緒にしながらも自主練までして打ち込んでいる。 「掃除」についても、樹を取り巻く世界についても、かなりしっかりした設定がなされているのに、「謎」の部分も想像通りで、ストーリー展開がちょっと物足りなく感じてしまいました。
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