堂場警部補の挑戦 の商品レビュー
+++ 玄関のチャイムが鳴った時、まだ死体は寝袋に入れられ寝室の床の上に横たわっていた。液晶画面を見ると、緑色のジャージを着た若い男が映っていた。「おはようございます、ドーバです。電話でパントマイムのレッスンをお願いしていた―」招かれざる客の闖入により、すべてがややこしい方向へ転...
+++ 玄関のチャイムが鳴った時、まだ死体は寝袋に入れられ寝室の床の上に横たわっていた。液晶画面を見ると、緑色のジャージを着た若い男が映っていた。「おはようございます、ドーバです。電話でパントマイムのレッスンをお願いしていた―」招かれざる客の闖入により、すべてがややこしい方向へ転がり始める「堂場刑事の多難な休日」など、当代一のへそ曲がり作家による力作四編。 +++ 第一話 堂場警部補とこぼれたミルク 第二話 堂場巡査部長最大の事件 第三話 堂場刑事の多難な休日 第四話 堂場Ⅳ/切実 +++ なんと言おうか、まったく蒼井上鷹である。ひとことで言ってしまえば、面倒臭い構成である。一冊の本のなかで道に迷い、立ち眩んでうんざりしている自分がいる。そしてまたそれを高みから見下ろして愉しんでいる自分もいるのである。へそ曲がりに振り回されるのが愉しい一冊なのである。
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変わった作風、そして短編の名手、蒼井さんの 最新作は文庫で発売。これは嬉しい!何でも かんでも単行本で出せばいいってもんじゃないです。 で、今作。きっとパロディや元ネタのあるくすぐり ポイントが多数あるんでしょうねー。そもそも 「堂場」さん自体がパロディ(らしいです)になってい...
変わった作風、そして短編の名手、蒼井さんの 最新作は文庫で発売。これは嬉しい!何でも かんでも単行本で出せばいいってもんじゃないです。 で、今作。きっとパロディや元ネタのあるくすぐり ポイントが多数あるんでしょうねー。そもそも 「堂場」さん自体がパロディ(らしいです)になっているようです。 その元ネタがを知っていればもっと面白く、この バカバカしさやヒネリっぷりが楽しめるのかなぁ。 されど読書とは言え、こういったクセのある作品には 相当の知識は必要ですねー。 で、始終違和感を抱えながら読み進めていくと... 「ん? あぁ? ほー。んんっ? ...あ。うん。」 という感じで...強引に納得w。 スパっと切り口のいい二転三転ではない作風では ないとはいえ、ヒネりすぎっすよw。
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あれ?あれれ?と読み進める内に終わってしまった。 「当代一のへそまがり作家」と大書された帯に偽りなしのへそまがりな展開の数々。 短篇のそれぞれにたっぷりの仕掛け、巻末の解説を読んだら作者の既刊本も読みたくなってくるのがまたへそまがり作家の罠かも。
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玄関のチャイムが鳴った時、まだ死体は寝袋に入れられ寝室の床の上に横たわっていた。液晶画面を見ると、緑色のジャージを着た若い男が映っていた。「おはようございます、ドーバです。電話でパントマイムのレッスンをお願いしていた―」招かれざる客の闖入により、すべてがややこしい方向へ転がり始め...
玄関のチャイムが鳴った時、まだ死体は寝袋に入れられ寝室の床の上に横たわっていた。液晶画面を見ると、緑色のジャージを着た若い男が映っていた。「おはようございます、ドーバです。電話でパントマイムのレッスンをお願いしていた―」招かれざる客の闖入により、すべてがややこしい方向へ転がり始める「堂場刑事の多難な休日」など、当代一のへそ曲がり作家による力作四編。 《ブックデータベース より》 《2010年2月27日 読了》
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