王国(その1) の商品レビュー
雫石と弱視の占い師楓は深い繋がり。火事で全てを失った時,一番大切な物が残ったのは,天より楓の計らい。楓の凄さを感じる。天敵片岡が困った時優しいのは意外。続きが気になる。※サボテン
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図書館で、たまたまみつけた。昔、吉本ばななが好きでけっこう読んでいた。 不思議な能力を持つ女性と彼女が出会う、やっぱり不思議な人たちとの物語。他の作家だとおもうが、鶴先生が出てくる小説はなんという題名だったっけ?その話を思い出した。 吉本ばななにも不思議な力があるのか、近くにそう...
図書館で、たまたまみつけた。昔、吉本ばななが好きでけっこう読んでいた。 不思議な能力を持つ女性と彼女が出会う、やっぱり不思議な人たちとの物語。他の作家だとおもうが、鶴先生が出てくる小説はなんという題名だったっけ?その話を思い出した。 吉本ばななにも不思議な力があるのか、近くにそういう方がいたのか、作家の想像力なのか、ともかく続きが楽しみ。
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面白い。あったかいし、サボテンがたくさん出てくる。人の気持ちがゆっくり溶けていくのを見れるのが嬉しい。
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(1-3巻、同じレビューを書きます) 私が学生だった頃、よしもとばなな氏といえば、吉本隆明氏のご令嬢ということで、昭和の知識人の家庭で育まれた文芸界のホープ、よく言えばサラブレッド、悪く言えば二世、みたいな印象でした。 ここにきて幾つか作品を読むと、結構ねっとりと心の底を描写しつつ、しかも恋愛がらみの作品が多いことが分かりました。 つまりクセがある。大分ね。 好き嫌いでいうと、とても好きともいえないのですが、私の書籍の買い方というのは、結構一気に買ってしまうことが多いことから、過去に一気買いしたものを今般読み進めようと本作品を手に取ったものです。 ・・・ 結論から言うと、結構ハマりました。 スピリチュアルな感じのエッセンスを濃い目にブレンドするのが氏の特徴かと思います。そうした精神世界の話を入れ込むのは好き嫌いがあるかとは思うのですが、今回の作品はわたくし的には結構好きかもです。 ・・・ どういう背景か、両親がおらず、祖母に育てられた主人公雫石。祖母も祖母で、未だ色気を匂わす一方、雫石ととともに山奥に引っ込み、山の草や実からなる茶を客に提供し細々と生きているという設定。 その生活はやや貧しいながら自然と共に生のリズムを刻むような生活。 そして山のふもとで開発が始まり、薬草茶の原料となる草木に本来の力が失われつつあると分かると祖母はさっさと商売を畳むことを決意。山を引き払い、ネットで出会った彼氏のいるマルタ島へと渡る。 一人残された雫石は山を下りて初めての一人暮らしをするも、占い師の楓、その彼氏の片岡さん、シャボテン園で働く真一郎くんなどと出逢い、導かれるようにして人生を歩むことに。 ・・・ こうして振り返ると、主人公雫石の自己陶冶小説なのですが、個人的には彼女の「受け止める」姿勢になんというか感銘を受けました。 無菌室のような山奥から世俗へと降りてくる。世の中には汚い人もいる。清い人もいる。不倫もあるし、結婚も離婚もある。 そういうものに当初はあてられていたものの、次第に文脈や想像とともに受け止め、消化するようになる。 その受容のしかたは非常にホーリスティックで、全体が運命論みたいな向きも感じられますが、他方で、全てに正誤はなくあるがままを受け取るという従容とした老子的ニュアンスも感じられました。 その受け止め方は、思い込みと決めつけで相手を憎しみとともに見下げるのではなく、飽くまでフラットに受け入れる態度。そういう姿勢の主人公に好感が持てました。 彼氏の真一郎くんと別れる雫石の、「あるべきところに収まるようになったのだ」(自分ではなくほかの人とそもそも一緒になる運命みたいな)という達観はちょっとすごい。20代そこそこでそういう達観しているのは先ずあり得ない話とは思いますが、自分の元から去る・しかも半ば裏切りのような形で去る人をも赦せる人間、すごいと思います。そんな広い心持ちになりたいゆえ、いっそう心に響いたのかもしれませんが。 ・・・ ということで、よしもと作品はこれで三作目。 三巻まとめて買ったのですが、実は第四巻もあるそうですね。これも早々に読まねば、と思います。
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ずっと積ん読だった本。 この本のよしもとばななさんの文章は、めっちゃスッと入ってきた(前回「キッチン」の時はスッと入ってこなくて苦労した。) 小難しい表現を使っていないのに、気持ちの細部を端的に言い表してくれているというか。 これが文章力というものか?と妙に感心しながら読んでしま...
ずっと積ん読だった本。 この本のよしもとばななさんの文章は、めっちゃスッと入ってきた(前回「キッチン」の時はスッと入ってこなくて苦労した。) 小難しい表現を使っていないのに、気持ちの細部を端的に言い表してくれているというか。 これが文章力というものか?と妙に感心しながら読んでしまった。 ただ、これ、続編があるらしく…また時間ができたら続きを読んでいきたいと思う。
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王国3部作、第一部読了です。 外で読むのもなかなか合うなぁ、と感じるようなお話です(※個人の感想です)。 まだまだここから、始まりますという感じのところで終わる第一部。 ぜんぜん明るい展開ではない気もするけど、まぶしい光が見えた、という読後感。 第二部も楽しみです!
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「自分のせいだというふうにだけは、思ってはいけないわ。そう思っている限りは自分が当ててやったという気持ちにも、いつかはなるということだからね。」 って文章が凄すぎてハッとなった
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この世界が大好きだったことを思い出して、久しぶりに読み返した。優しくて透明で美しい文章と一人ひとりの登場人物、すべてが愛おしい。
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よしもとばななさんにハマりそうな予感を感じた。 あと、文庫本安すぎないですか、学生さん用に安くしておいてほしい一方、作者と本屋さん用に大人からはもう少しとってもいいような…
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現実とはややかけ離れ設定ながら、人の温かさや傲慢さなど、悲喜こもごもが集約されている作品。寂しいとき、心が一人ぼっちになっているとき、そういうときに寄り添ってくれる人がいるというのは大変ありがたいもの。それが人の素晴らしさでもある一方で、そこに嫉妬や妬みなどの感情が沸いてしまう...
現実とはややかけ離れ設定ながら、人の温かさや傲慢さなど、悲喜こもごもが集約されている作品。寂しいとき、心が一人ぼっちになっているとき、そういうときに寄り添ってくれる人がいるというのは大変ありがたいもの。それが人の素晴らしさでもある一方で、そこに嫉妬や妬みなどの感情が沸いてしまう人がいることも事実。 また、ある人の発するオーラというか波長というか、そういったものを敏感に感じ取れるという人もいる。世の中には様々な人がいるのだが、あたたかく見守るということも大切なことだと感じる。 最近では、譲り合うとか思いやるということも減ってきたのではないかと感じてしまう。
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