エンキョリレンアイ の商品レビュー
これでもかってくらいピュアな純愛ストーリー。 久しぶりに胸がきゅんってなっちゃった! 絵本が大好きな花音は、『絵本をさがしています』と黒いマントのようなコートの男性———海晴に声をかけられます。 その表情、声、仕草…。全てが運命の出会いでした。 ですが花音は明日、京都を去り、東京...
これでもかってくらいピュアな純愛ストーリー。 久しぶりに胸がきゅんってなっちゃった! 絵本が大好きな花音は、『絵本をさがしています』と黒いマントのようなコートの男性———海晴に声をかけられます。 その表情、声、仕草…。全てが運命の出会いでした。 ですが花音は明日、京都を去り、東京に旅立ってしまいます。 実は海晴も、アメリカに旅立ってしまうとのこと。 完全な遠距離恋愛の中で、二人は互いに想い合い、メールや電話でつながっている…はずだった。 切ないすれ違いにきゅんと胸が苦しくなるほどピュアな純愛小説。
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東京とNYとに離れた二人の遠距離恋愛。 小手鞠さん初読みで、作風を掴みきれなかったように思う。 東京で就職が決まり、京都で最後のアルバイトの日。そこは、本屋でその日は誕生日の女性。 偶然、絵本を紹介した男性に恋に堕ちる。 彼は、翌日には、料理の学校へ入学するためアメリカに飛び立つ...
東京とNYとに離れた二人の遠距離恋愛。 小手鞠さん初読みで、作風を掴みきれなかったように思う。 東京で就職が決まり、京都で最後のアルバイトの日。そこは、本屋でその日は誕生日の女性。 偶然、絵本を紹介した男性に恋に堕ちる。 彼は、翌日には、料理の学校へ入学するためアメリカに飛び立つ。女性は、我慢できず空港へ見送りに行き、そこで二人の運命的な出会いを確認し合う。 この2回会っただけの二人は、この後、パソコンのメールが主体のエンキョリレンアイを続けていく。 会えない距離、見えない相手、そこに募る恋心。 そのあたりをメールで上手く表現している。 なんだけど、男性の設定が、アメリカで働いていたバンカー?一から料理の勉強?女性とルームシェア?メールの返信も甘めなんだけど、忙しいようだから、確実ではない感じ。申し訳ないんだけど、最初はロマンス詐欺的流れかと思ってしまった。 運命の出会いから、数度の運命のすれ違い。そして、十数年後の再びの運命の出会い。 キチンとエンキョリレンアイの小説でした。 時代は変化して、いろんな通信手段ができてきて、遠距離恋愛は、存在しなくなるかもしれない。 そして、このちょっとドロっとした、不安定にさせるような雰囲気が作風なのか、他のも読んでみようっと。
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繋がっているけど繋がっていない。 エンキョリ恋愛の難しさがとても響いた。 自分の気持ちは理解しすぎていても他人の気持ちは絶対にわからないこと、またそのことによって不安が募り交差してしまう。 花音の不安が増大してしまったが、それ以上にあの人は優しい人であり素敵だと感じた。 途中読み進みていて、え!?かいせいなにしてしんの!と感じたがまさか本屋で再会して終わるとは驚きともう少し読みたいなーと感じた一冊でした!
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全体的にさらりとしていて、読みやすかったです。 主人公の花音ちゃんと海晴の運命的な出会いから13年間が描かれていますが、内容的には出会ってから1年間?の話がメインです。 タイトルがカタカナである理由が、物語の中で分かり、納得するとともに、小手鞠るいさんの書く文章は綺麗だな〜!と...
全体的にさらりとしていて、読みやすかったです。 主人公の花音ちゃんと海晴の運命的な出会いから13年間が描かれていますが、内容的には出会ってから1年間?の話がメインです。 タイトルがカタカナである理由が、物語の中で分かり、納得するとともに、小手鞠るいさんの書く文章は綺麗だな〜!と思いました。
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エンキョリレンアイ…通信手段のメインはメール。届いているかいないかで一喜一憂。同じメールを読み返しても、前向きである時には素直に喜べ、気持ちが落ち込んでいる時には突き放されたかのような疎外感を覚え疑心暗鬼にとらわれる。嫉妬、猜疑心、不信感、自己嫌悪。逆に、ちょっとした一言に元気を...
エンキョリレンアイ…通信手段のメインはメール。届いているかいないかで一喜一憂。同じメールを読み返しても、前向きである時には素直に喜べ、気持ちが落ち込んでいる時には突き放されたかのような疎外感を覚え疑心暗鬼にとらわれる。嫉妬、猜疑心、不信感、自己嫌悪。逆に、ちょっとした一言に元気をもらったり、勇気づけられたり、日常のちょっとした事に幸せを感じる事ができたり…。離れていても心は繋がっている。ベタな恋愛小説かもしれないけど、いい歳して泣いちゃいました。あ〜涙腺緩みきってるなぁ。
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全体的にチープな印象を受けました。主人公2人の良さが最後までわからず…感動シーンもイマイチ共感できず、盛り上がりに欠けている感じがしました。
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遠距離恋愛の経験があり手にとってみました。 始まりは、ドラマみたいな出会いで素敵でしたが、思ったより軽い雰囲気のメールや、花音が相談を持ちかけたとき、自分の経験談の話に塗り替えて話を返してしまうところ等…海晴がちょっと大人気ないなあと思ってしまいました。 海晴に魅力を感じなかっ...
遠距離恋愛の経験があり手にとってみました。 始まりは、ドラマみたいな出会いで素敵でしたが、思ったより軽い雰囲気のメールや、花音が相談を持ちかけたとき、自分の経験談の話に塗り替えて話を返してしまうところ等…海晴がちょっと大人気ないなあと思ってしまいました。 海晴に魅力を感じなかったせいか、最後まであまり入り込めないまま終わりました。 文章自体は読みやすく、あっという間に読めてしまいます!
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※このレビューにはネタバレを含みます
恋愛小説はあまり好きじゃないので普段なかなか読まないのだけど、「エンキョリレンアイ」の経験もあるので読んでみた。ザ・恋愛小説だった。詩のような小説。花音が海晴に夢中になっている感じを今でこそ冷めた目で見てしまうけど、20代前半の恋に恋する感覚は分からなくもないなぁ。まさか中国人のせいで10年以上も離れ離れになるとは。。空白の時間を埋めるように、2人はずっと一緒にいるんだろうな。
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タイトル通りのザッ遠距離恋愛の話。 会えない時間は想いを育てる。 距離がますます枷となり、 想像することで理想すら超えていく。 きゅんきゅんではないけど せき切るような逢いたい想いを 読みながら共感する数時間だった。 スマホもガラケーもない頃の遠恋小説。 再会できたのは、すい...
タイトル通りのザッ遠距離恋愛の話。 会えない時間は想いを育てる。 距離がますます枷となり、 想像することで理想すら超えていく。 きゅんきゅんではないけど せき切るような逢いたい想いを 読みながら共感する数時間だった。 スマホもガラケーもない頃の遠恋小説。 再会できたのは、すいもあまいも 知った後の大人になってからなので きっと続きは熟した恋愛になるのだろう。
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主人公の桜木花音は、22歳の誕生日の日に、京都で過ごした学生最後の書店アルバイトをしていました。そこに、翌日からアメリカのシェフ学校への留学を控えた井上海晴が現れ、運命の恋に落ちます。東京の会社に就職が決まっていた花音は、翌日新幹線で東京に向かいますが、ニューヨークに旅立つ海晴に...
主人公の桜木花音は、22歳の誕生日の日に、京都で過ごした学生最後の書店アルバイトをしていました。そこに、翌日からアメリカのシェフ学校への留学を控えた井上海晴が現れ、運命の恋に落ちます。東京の会社に就職が決まっていた花音は、翌日新幹線で東京に向かいますが、ニューヨークに旅立つ海晴に会うために成田に向かいます。成田で10分の再会をした花音と海晴ですが、東京とニューヨークとのエンキョリレンアイが始まります。連絡がつかない海晴、届かないメッセージに翻弄され、心が揺れますが、二人は想い続けます。花音が愛について考えたり、心が揺れ動いたり、遠距離は切なくもあります。海晴が多少おおらかなのも、やきもきさせます。 読みやすくて素敵な文章だと思いました。
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