外資系金融マンのリストラ日記 の商品レビュー
外資系に転職したが、リストラされてしまった筆者による、内側からみた外資系のお話。 外資系といえば仕事ができて高給取りでイケイケのお仕事、というイメージだが意外と?なヒトが多かったり、企業年金が貰えなかったり、割とあっさりクビになったり、などなど、大変な面についても知ることができ...
外資系に転職したが、リストラされてしまった筆者による、内側からみた外資系のお話。 外資系といえば仕事ができて高給取りでイケイケのお仕事、というイメージだが意外と?なヒトが多かったり、企業年金が貰えなかったり、割とあっさりクビになったり、などなど、大変な面についても知ることができる。四コマ漫画が随時、挿入されており、深刻にならず気楽に読めとばせるのが、一読者としては◎。
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外資系に対して過剰な憧憬を抱いている人は一度読んでみることをお勧めします。一般的に、私たちは外資に対し、実力主義、高給取り、美男美女が多く、若くしてポルシェやランボルギーニを乗り回し、六本木や麻布の高級マンションに住むといういイメージを抱きがちです。著者はそれに関し、あたっている部分も多く、必ずしもそうでないという部分も多くあると指摘していらっしゃいます。特に、第四章『外資系の内幕』では、給与や外部からは伺い知れない特殊すぎる内情に関して事細かに詳述しています。退職者が多い外資系は、退職金を安く抑えるために、基本給を極端に安く抑えていたり、日系企業以上にウエットな人間関係、無能なのに生き残る図太い人種など、外資の特殊性についてこれでもかというくらいに記述されており、ここを読むだけでもこの本を読む価値はあると思います。 結論としては、高い給料の職には、高い給料なりの辛さがあるという事だと思います。特に外資系に関しては、この本に記載されているような特殊な事情に関しても知ったうえでなおかつ行きたければ、受けるのもありなのではと思いました。
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外資系金融マンが、イメージ先行な世界を面白く暴露してくれる一冊。生態観察的な部分が秀逸。ラストにかけて悲哀な現実を読むと、何とも言えなくなります。国会図書館で、著者に会えるのかも。行ったことはありませんが。
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読みやすく、ブログみたいだった。漫画も入っているので、ぱっと見返せる。 内容のあるものではないけれど、外資系を考えてる就活生なら読んで見る価値あり。他の人はどうなのかな?
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今月の頭に大半は読んでいたんで速攻で処理。 感想。 まあ一つ体験談を聞けて良かったです。 さっくと読める。 給与体系や、首の切り方とか、リアル過ぎて盛ってんじゃないかとおもうんだが、それぐらいの世界なんんだと根拠なく取り敢えず納得。 OB訪問じゃないが、ひとつ参考指標になりました。 まあそんなとこで。
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外資系の実態を知るのには面白い。 しかしながら、あくまで一個人の感想や経験であるので、本書を一般化して外資系という括りで見るのは危ないと思う。 本書を読んで、今の会社でよかったなと思いました。
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リーマン・ショック以降の不景気で外資系金融機関を馘首になった著者。 本書は、その著者のリストラ経験や内部で出会ったキャラの立った人々について書かれた本です。 内容は、 年収が高いと言われる米系金融機関だけど、例えば、年収5000万円の内訳は基本給が1500万円、ボーナスが...
リーマン・ショック以降の不景気で外資系金融機関を馘首になった著者。 本書は、その著者のリストラ経験や内部で出会ったキャラの立った人々について書かれた本です。 内容は、 年収が高いと言われる米系金融機関だけど、例えば、年収5000万円の内訳は基本給が1500万円、ボーナスが3500万円、そして税金で2000万円持って行かれる。 そして馘首にしたい人のボーナスを0円にするケースがある。 と言った待遇面に関するものや、 ・リストラとなると、給料が高い(=営業成績が良い)人たちから馘首にしていくので、残ったのは・・・・ ・仕事は全くしないが、外国人上司に取り入るのがうまいお局秘書。彼女を敵に回すと会社を追い出されるハメに。。。 ・資格試験の勉強の為、1ヶ月連続で病欠をとっても首にならない女性社員。 ・セクハラ裁判が怖くて、女性は「触れ得ざる存在」に。。。 ・外資系における上司と部下の関係は、親分・子分の関係 ・女性がリストラ対象になるのは、彼女が女性上司を怒らせた場合。 等と言った社内の人間模様に関するもの。 そして、リストラ後の金融マンを取り上げた以下の様な内容 ・リストラ後も妻の浪費癖は治らず、月100万円近く使い続けられ、貯金残高0円に。妻の両親と妻によって家族会議と言う名の"弾劾裁判"にかけられ、国内系金融機関を転々とした後、消息不明。 等が書かれていました。 また、著者自身に起こった事として、 ・収入がなくなったのに、何百万と言う地方税を払えと言われ、ぎょっとした事 ・リストラ後の再就職を支援する「就職支援会社」が、無料で使えるネットカフェ化した事。 ・子供にリストラされた事を隠すために、国立国会図書館で時間を潰した所、その素晴らしさを実感 や、 ・家計の見直し ・厳しい再就職状況 などが書かれていました。 大きめの文字に所々に挟まれている丸々1ページを使った4コマ漫画によって、サクサクと読み進められるかる~い感じの内容でした。 本書は2010年1月に書かれたとか。 本書に出てきた人たちって、著者も含めて今どうなっているのでしょうねえ・・・ "#まあ、他人の事より自分の事ですが・・・"
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実名・正体を隠し、赤裸々に語っている。手当・年金などその他のことを人生として包括的に考えると生涯年収では結局日系とあまり変わらない、という点には意外と驚いたが、ただ、外資系金融と言っても部門やいつ、どれだけ所属するかによって違うので、一概にはあてはまらない点もあるような気がするが...
実名・正体を隠し、赤裸々に語っている。手当・年金などその他のことを人生として包括的に考えると生涯年収では結局日系とあまり変わらない、という点には意外と驚いたが、ただ、外資系金融と言っても部門やいつ、どれだけ所属するかによって違うので、一概にはあてはまらない点もあるような気がするが・・・それでも、内部の視点からかなり詳しく書いてあるので、知らないことの方が多く、読んで良かったと思う。
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外資系はドライな人間関係でみんながうらやむ高給取り、外車に銀座というイメージがあるが、まったく違った。給料はボーナスが大半を占め、上司には日本企業以上に気を使わなければならない。もちろん深夜まで幡羅かなければならない。外資だからいいとは限らない。
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六本木 健 (著) 内容紹介 外資系金融マンの日常は悲惨な現実がいっぱい! 「突然会議室に呼びだされて、リストラを宣告される」「部屋にも戻れず、名刺も私物も取り上げられて放り出される」 「退職金はかなり不利」など外資系金融機関のリストラは日本の企業では考えられないことばかり。 そ...
六本木 健 (著) 内容紹介 外資系金融マンの日常は悲惨な現実がいっぱい! 「突然会議室に呼びだされて、リストラを宣告される」「部屋にも戻れず、名刺も私物も取り上げられて放り出される」 「退職金はかなり不利」など外資系金融機関のリストラは日本の企業では考えられないことばかり。 その他にも、「ボーナス時期は誰も働かない」「外国人の精神構造は意外とウエット」というような会社の内幕や、 ヘッド・ハンターとの壮絶なかけひきが求められる転職、リストラ後のハローワークでの求職活動の日々など、 業界事情に詳しい著者が外資系金融機関の現実を赤裸々に語る! 外から見た外資系金融機関のイメージと現実のギャップに驚くこと間違いなし!
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