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ガラスの巨塔 の商品レビュー

3.5

59件のお客様レビュー

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    20

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2018/10/09

NHKプロジェクトXの元プロデューサーが書いたNHK実録?本(フィクションという形をとっている).巨大組織だとこういう事もあるのかな~なんて思いながら読んだ.

Posted byブクログ

2016/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プロジェクトXのプロデューサーの著書。書き下ろし。 よくある現場をよく知らない上司といいものを作り続けることがいいことだと考え続ける人との小競り合い。 しかしさらに上司になるとローカルな小競り合いを超えて、ユーザーのいいと思っているものにもっと力を入れるようにとの判断が入る。 この本の内容はちょっとうまく行き過ぎのように思うが、やはりやりたいことをやり続けるにはいろいろと難しいと感じた。 多分職場に不満がある人は自分と主人公を同化させることによってすらすらと読めるだろうが、自分は100pほど読んだあたりで、ありがちなビジネス小説のように思えてきて、1年くらい放置してしまった。

Posted byブクログ

2016/08/08

社内政治はどこの会社でもある。特段NHKがすごい黒いかと言われるとそうでもない。単純に自分のやった功績を讃えるための自叙伝?

Posted byブクログ

2016/06/11

ああそう言えば、荒れた高校の反論とか、プロジェクトXで取り上げた企業への協賛金の強要とかメディアの記事があったな。素晴らしい番組だった。出版物も読んだ。NHKは生き残るか、小生には関係無!

Posted byブクログ

2015/04/21

オトコたちの心をゆさぶった 「プロジェクトX」の 凄腕のプロデューサーであっても、 他人の人生を淡々と 描くことができても、 自分の人生は 客観視できないものだと思った。 確かにすばらしい才能があると思う。 それを取り巻く人たちが 嫉妬で押しつぶそうとする 構造図だが、勧善懲悪...

オトコたちの心をゆさぶった 「プロジェクトX」の 凄腕のプロデューサーであっても、 他人の人生を淡々と 描くことができても、 自分の人生は 客観視できないものだと思った。 確かにすばらしい才能があると思う。 それを取り巻く人たちが 嫉妬で押しつぶそうとする 構造図だが、勧善懲悪と清濁併せ吞むという複雑さが 物語として 紡げないのかもしれない。 でも、言葉は 実に巧みですね。 西悟 このオトコ。どういうオトコだ。 というぐらいの 自分への強力な自負があり、 それが 叩き潰されることで、敗北者に転落していく。 結局は 噛み付いてばかりいたことが 噛まれる結果となると言うことかもしれない。 NHKと いう組織は 不思議な世界だ。 藤堂 というオトコが 権力を集中することができることが、 やはり不思議だ。それに、西悟はつながっていく。 権力の保護のもとで、自分の小さな城を守ろうとするが、 結果としては 職人で、全局を見ることができない というのが、現実なんですね。 NHK と言うものが、内部告発されているような そして、されてもしかるべき 現実がある。

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2014/09/02

以前、今井さんの講演を聞かせていただき、あまりにも素晴らしい内容に落涙を抑えきれず、その感動をより多くの人に伝えたいとの思いで、別のイベントでの講演をお願いしたことがあります。それから以後、今井さんがプロデュースした「プロジェクトX」を常に注目して、欠かさず視聴していました。NH...

以前、今井さんの講演を聞かせていただき、あまりにも素晴らしい内容に落涙を抑えきれず、その感動をより多くの人に伝えたいとの思いで、別のイベントでの講演をお願いしたことがあります。それから以後、今井さんがプロデュースした「プロジェクトX」を常に注目して、欠かさず視聴していました。NHK内部のことや週刊誌ネタについては、全く知ることはなかったため、万引き事件を新聞で見つけた時は大きな衝撃を受けました。週刊誌で叩かれていたことを知らなかったのは、週刊誌は三流誌だからでしょうかね。 小説は一方的に主張が展開されており、天下のNHKにあのような下劣な人間ばかりではあるまいとの感覚も強く、リアリティー性に疑問符がつきました。今井さんの崇高な職業意識には共感しますが、もう少し現実味のある内容にして欲しかったと思いますが、小説的としての面白味がなくなってしまいますね。

Posted byブクログ

2014/07/12

元「プロジェクトX」プロデューサーの書き下ろし小説。そこに登場するのはどう考えてもNHKでどう考えてもプロジェクトX。フィクションとの境界線が分からな過ぎて面白かった。組織の理屈しかまかり通らない世界。リアリティあった。

Posted byブクログ

2014/05/07

NHKのかつての看板番組『プロジェクトX』のプロデューサーのほぼ自伝めいた小説。読後に著者のことを調べて見たが、自身が万引きで不起訴になったことも端折らずに書いたことにもドキュメンタリーの作り手としての矜持を感じた。

Posted byブクログ

2014/01/04

所長から借りて プロジェクトXのプロデューサーだった人が書いたノンフィクションに近いフィクション 戦争のドキュメンタリーを成功させ、プロジェクトXを開始させ大きくしていく NHK会長に気に入られ昇進もしていく 前半はそんな成功の話 しかし後半では一気に堕ちて行く 周りからの嫉妬...

所長から借りて プロジェクトXのプロデューサーだった人が書いたノンフィクションに近いフィクション 戦争のドキュメンタリーを成功させ、プロジェクトXを開始させ大きくしていく NHK会長に気に入られ昇進もしていく 前半はそんな成功の話 しかし後半では一気に堕ちて行く 周りからの嫉妬で社内の人間からもはめられる 社会の理不尽さに対する不満がすごい 自分が好きで悪いことは全て自分以外の他社が悪いといった書き方 プロジェクトXを見ていればもっとおもしろかったと思う

Posted byブクログ

2013/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湾岸戦争の取材をしていた若くてペーペー時代の頃の西は困難に直面するといつも陽気になるような人物だったのに、巨大組織の中で妬まれ足を引っ張られ、いつのまにかその陽気さは影を潜め、いつも極度のストレスに晒され、躁うつ病にまでなってしまって、あまりの変わりように同じ人物なのか?と思うほどでした。 この全日本テレビ協会って、他の皆さんも書かれているようにたぶん某公共放送のことだと思うけど、社員1万人もいるんなら人材だって豊富だろうし、黙っていても国民から視聴料が入ってくるんだから、時間をかけてじっくり取材をしたり、民放がたぶんできないような採算取れないけど良質な、誰もがいいと思える番組作りをしてくれれば視聴料を払うのもイヤじゃないのに・・・。 話の中に出てくる『チャレンジX』は「子供に見せたい番組№1」だったかもしれないけれど、組織内部の大人の汚いドロドロした部分は「子供に見せたくない」ですね。 ところでスキャンダルやトラブルなどでこの組織を辞めていった人たちって、その後、自分たちは視聴料は支払っているんだろうか?ちょっと素朴な疑問です。

Posted byブクログ