現代霊性論 の商品レビュー
これ、自家用買った方がいいかもしれない。 仏教とかキリスト教とか以前の宗教を知る一歩として、借りたものの、最終的に、呪術のところが印象に残っています。 自分で「ダメだ」と思ったら、ダメになるって良く言うけれど、それは自分がダメになるように行動するからという話(私が説明すると陳腐だ...
これ、自家用買った方がいいかもしれない。 仏教とかキリスト教とか以前の宗教を知る一歩として、借りたものの、最終的に、呪術のところが印象に残っています。 自分で「ダメだ」と思ったら、ダメになるって良く言うけれど、それは自分がダメになるように行動するからという話(私が説明すると陳腐だけど)が非常に納得です。 じゃあ、私は彼氏ができる(できますように、ですらない)とどこかに書いておくよ。 もしくは、職場をかえて、いい仕事ができるって書くよ。 それはさておき、今の会社ではびこる「ありがたいお言葉」って結局呪術なんだろうなぁと思いました。 視覚と聴覚に訴えるやり方と言うか。 もう一回読んで整理したいなぁ。
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「宗教」という言葉に感じる抵抗を取り除くのにちょうどいい一冊。 対談形式なのでテンポがよく読みやすく理解もしやすい。 霊性についてよく考えてみるいい機会。 誰の中にも普通に存在するもの。
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トータルの感想としてはとても面白かったです。 占いやスピリチュアルカウンセラーの言うことは信じるのに、「宗教」という言葉に偏見をお持ちの方にオススメの一冊です。 が、ちょっと残念だった部分も。 『「ハレの常態化」とその危険』という項目で内田先生が語ったことです。 三浦展さんの...
トータルの感想としてはとても面白かったです。 占いやスピリチュアルカウンセラーの言うことは信じるのに、「宗教」という言葉に偏見をお持ちの方にオススメの一冊です。 が、ちょっと残念だった部分も。 『「ハレの常態化」とその危険』という項目で内田先生が語ったことです。 三浦展さんの『下流社会』という本の説を引用しつつ、 ネットが低価格で誰でも使える→低所得の若者の引きこもりの増加→「ネット右翼」の増加→憲法改正論者の増加→若者が戦争をしたがっている。 なんて短絡的なお話をされていて、本当に残念です。 こんな立派な先生が憲法改正=戦争を未だに信じておられるのだと思うと、がっくりです。 他で靖国の参拝問題を批判しているお話については、 「こういう意見もあるよな」と納得できたのですが、 この部分だけあまりに雑なお話なので、すごく気になりました。
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2010年5月6日購入 二人の話は大変面白かった。 真宗は塩をまかないのか~、など 社会勉強という意味でもためになった。
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宗教や信仰、迷信や習慣の現代的な解釈と認識を示している一冊。 内田樹さんと釈徹宗さんとの対談形式を文書化しているので、非常に読みやすい一冊だと思います。 現代日本にも沢山の宗教団体があるのだと知りました。
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フォトリーディング勉強会にて読了。 『場の力』のキーワードが心に残る。 携帯電話をいじったり、イヤフォンをして歩いていると、『場の力』を感じそこなう。もっと『場の力』を感じて生きていきたいものだ。 姓にも呪い=意味がある。旧姓を名乗っている人は、自己実現に拘り、入籍後の姓を名乗っ...
フォトリーディング勉強会にて読了。 『場の力』のキーワードが心に残る。 携帯電話をいじったり、イヤフォンをして歩いていると、『場の力』を感じそこなう。もっと『場の力』を感じて生きていきたいものだ。 姓にも呪い=意味がある。旧姓を名乗っている人は、自己実現に拘り、入籍後の姓を名乗っている人は、内なる幸せに拘っているのかも。私は従順さを姓で表現したいと思っていたことに気付いた。名は体を表す、である。
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WHOの「霊性」の部分ってまだモメてるんやね。 「死と身体」が面白かった人にはその続編、具体例版として楽しく読める
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イスラーム教徒がメッカに礼拝するときに王侯貴族平民貧民関係なく、布一枚だけをまとってメッカを目指す。そのような宗教的な場に参画するときにあえて無所属状態になる宗教学上の概念「コミュニタス」が提唱されていることを知ったのは収穫だった。だが、対談の途中で話題にのぼった、葬儀の際に「塩...
イスラーム教徒がメッカに礼拝するときに王侯貴族平民貧民関係なく、布一枚だけをまとってメッカを目指す。そのような宗教的な場に参画するときにあえて無所属状態になる宗教学上の概念「コミュニタス」が提唱されていることを知ったのは収穫だった。だが、対談の途中で話題にのぼった、葬儀の際に「塩」をケガレを払うために使うか使わないか、というところでのバタバタはお粗末。内田は当初は塩を使わない葬儀の形式を批判するが、実は釈が所属する浄土真宗こそがケガレ概念を否定するためにあえてケガレを祓う塩を葬儀に使わないことがその場で露呈したからだ。 だが、このやりとりこそが、宗教をめぐる難しさの本質を露呈しているとも思える。他者を否定すると、対話そのものが成り立たなくなるので、無理矢理に肯定するという意味合いで。そして、他者が信じることには実は絶対的な根拠など何もない。思想的な根拠ですら、実は合理性などなく社会における(汚れを払うためには塩を撒かなければならないということに対する合理的な理由が分からないままの)慣習的な要因の否定や肯定に基づくものに過ぎないということを知る。「インターネット持仏堂」に内田樹と釈徹宗の対談があるらしいので後で読んでみよう。
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実に刺激的で面白かった。タイトルと言いなんだかおどろおどろしい表紙と言いちょっとどうよという感じだったのだけど。おまけに教授の共著者(実際には講義の相方)は浄土真宗のお坊さんだって言うし。 ところがこの釈徹宗さんのお話がとても説得力がある。深い知性と洞察力が感じられて是非他の著...
実に刺激的で面白かった。タイトルと言いなんだかおどろおどろしい表紙と言いちょっとどうよという感じだったのだけど。おまけに教授の共著者(実際には講義の相方)は浄土真宗のお坊さんだって言うし。 ところがこの釈徹宗さんのお話がとても説得力がある。深い知性と洞察力が感じられて是非他の著作(あまりないみたいなんだけど)も読みたくなった。 宗教についてはあまり(というかほとんど)考えたことがない。考えるだけの値打ちがあると思ってこなかったし、切実に思いめぐらす理由もなかった。でもちょっと大げさに言うなら、考え方の枠組みを揺さぶられた感じ。時間をかけてじっくり頭の中を整理していきたいと思う。 本筋からははずれるけれど、内田教授がよく発言されてる子育てに関することがここでも触れられていて、何回読んでもそうだなあと思う。出産・育児をネガティブ・ファクターだと決めてかかる傾向(子育て支援ってそういうバイアスがかかってる)はおかしいという指摘。離婚して一人で子どもを育てた経験から語られる「自分にもこれほど人を愛する力があることを知ることは、人間として嬉しいこと」という言葉には本当に共感する。
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内田樹と釈徹宗が掛け合いで宗教を語り、スピリチュアル・ブームやなんかを斬り捨てていく。 鋭い視点による問題提起も2人の漫才のような語り口も面白いんだけど、なんだかなぁ、という気もする。 表紙は井上雄彦ということで、内容もあわせ、この路線ならまた儲かるんだろうなぁ、と思ったり...
内田樹と釈徹宗が掛け合いで宗教を語り、スピリチュアル・ブームやなんかを斬り捨てていく。 鋭い視点による問題提起も2人の漫才のような語り口も面白いんだけど、なんだかなぁ、という気もする。 表紙は井上雄彦ということで、内容もあわせ、この路線ならまた儲かるんだろうなぁ、と思ったりもする。
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