語学力ゼロで8ヵ国語翻訳できるナゾ の商品レビュー
ジャケ買い、つまりタイトル買いしてしまいました。著者は翻訳家なのですが、その職業ゆえ、未知の事柄について翻訳をしていく必要があり、情報収集方法が大変参考になりました。 前半は、情報収集について、後半は翻訳実務について、が書かれています。 翻訳という職業について興味がある、翻訳の仕...
ジャケ買い、つまりタイトル買いしてしまいました。著者は翻訳家なのですが、その職業ゆえ、未知の事柄について翻訳をしていく必要があり、情報収集方法が大変参考になりました。 前半は、情報収集について、後半は翻訳実務について、が書かれています。 翻訳という職業について興味がある、翻訳の仕事を任されている方にはすごく参考になると思いました。 本書を参考に実践すれば、効率よく情報を得る、それを素早く理解する、等の事務処理スピードの向上が期待できそう。
Posted by
なるほど〜ですな。 「通訳と翻訳は違う」とよく言われるけど、ここまで違うものかという感じ。でも納得。 特許翻訳の内情が分かってよかったな。
Posted by
筆者が仕事にしている「翻訳」の画期的なハウツーを述べた本。 最近のパソコン技術をふんだんに用いた方法が提示されており、 それだけでもかなり参考になる点が大きいが、 用語や文章表現などを専門辞典で当たる等、 パソコン普及前からあった情報検索方法も活用している点も見逃せない。 そして...
筆者が仕事にしている「翻訳」の画期的なハウツーを述べた本。 最近のパソコン技術をふんだんに用いた方法が提示されており、 それだけでもかなり参考になる点が大きいが、 用語や文章表現などを専門辞典で当たる等、 パソコン普及前からあった情報検索方法も活用している点も見逃せない。 そして何より、 筆者がこうした方法を編み出すまでの考え方自体もまた画期的であり、 この部分の考え方は他のビジネス分野でも役立てることだろう。 気になるのは、この本の執筆段階で 著者が韓国語・中国語などの東洋言語で 成果を挙げられていない点だが、 これが(本文にあるように)単なる筆者のモチベーションの問題なのか、 それとも言語構造の問題なのかは、今後の考察の課題になるであろう。 なお、文章中では 「語学力」よりも「問題解決能力」と「日本語力」を重視しているが、 実際のところ、 著者は英語とフランス語に関して「語学力ゼロ」ではないし、 「問題解決能力」として述べられていることの多くは 「情報検索能力」のほうが近いなど、 いくつかの表現に違和感を覚える部分もある。 しかし、そうした理解の割り切り方をしてしまえば、 本書で述べられていることは翻訳だけでなく、 問題解決そのものを考えるのに大きく役立てられるだろう。 基本的には翻訳(しかも非文学的文章限定)に特化した内容だが、 翻訳や語学に興味ある人だけが読むにはもったいない一冊である。
Posted by
これは買って手元に置いておくべき本。 タイトルはちょっと煽り気味……。自称「語学力ゼロ」でも、特許翻訳の素養があったというのは大きいと思う。そのうえで、特許分野の文章と著者の仕事の取り組み方がうまくマッチしたことが成功(仕事の高速化)の理由かなと思った。それでも、「問題を細...
これは買って手元に置いておくべき本。 タイトルはちょっと煽り気味……。自称「語学力ゼロ」でも、特許翻訳の素養があったというのは大きいと思う。そのうえで、特許分野の文章と著者の仕事の取り組み方がうまくマッチしたことが成功(仕事の高速化)の理由かなと思った。それでも、「問題を細分化してグループ化する」「ひとつの手段にこだわらない」などの考え方ができる&実践してきたというのはすごい。 読んでいてうれしかったのは、大事なのは専門知識ではなく、母国語の能力だと書かれていたこと。「母国語がすべての学問の基本」。これ、著者も書いていたけど今の翻訳業界(学校も含め)はないがしろにしすぎな気がする。 第三章以降の具体的な方法論はとても役に立ちそう。検索&置換はよく使うけど、正規表現を使えるというのは知らなかった! マクロも、難しそうだと思って食わず嫌いだったけど……これは便利そうだ。トラドス使いたくないので、こういう方法を勉強するのはいいかもしれない。 ホームページ見てみたら、前からブックマークしてる人だった(笑)
Posted by
プログラマになる人は読んだ方がいいです。何とんちんかんなことを言っているかとお思いでしょうが、プログラムというのはアルゴリズムをプログラミング言語に翻訳していくわけですから翻訳なんですよ。インタープリタって言うくらいですし。 で、要は調べ方なんです。言語を知らなくてもちゃんと調べ...
プログラマになる人は読んだ方がいいです。何とんちんかんなことを言っているかとお思いでしょうが、プログラムというのはアルゴリズムをプログラミング言語に翻訳していくわけですから翻訳なんですよ。インタープリタって言うくらいですし。 で、要は調べ方なんです。言語を知らなくてもちゃんと調べればできます。その調べ方の本だと思った方がいいです。翻訳の本ではなくて。 おすすめです。
Posted by
語学力ゼロというのはちょっと語弊がある気が。Microsoft Wordの正規表現による置換の例が何気に便利。
Posted by
「語学力ゼロ」で8カ国語翻訳だなんて、うさん臭い本かと疑ったけれど、まったくまともで実際的な内容。翻訳の能力を高めるための方法というよりも、翻訳に限らず、自分のやろうとすることに集中し、いかにして目的に達するかを頭を使って考えようという話。それを特許翻訳という具体的例で示している...
「語学力ゼロ」で8カ国語翻訳だなんて、うさん臭い本かと疑ったけれど、まったくまともで実際的な内容。翻訳の能力を高めるための方法というよりも、翻訳に限らず、自分のやろうとすることに集中し、いかにして目的に達するかを頭を使って考えようという話。それを特許翻訳という具体的例で示している。 ただ、タイトルの「語学力ゼロで〜」はキャッチであって、著者は実際には高い語学力を持っている人。巷で実体のない「語学力」という漠然とした概念に縛られて現実的な努力をしない人が多いから、「語学力なんて要らない」と言っただけ。
Posted by