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使命と魂のリミット の商品レビュー

3.8

504件のお客様レビュー

  1. 5つ

    104

  2. 4つ

    199

  3. 3つ

    143

  4. 2つ

    22

  5. 1つ

    2

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2024/05/15

『使命』よく聞くこの言葉の意味をこれ程痛感させられたことは無かったです。 陽平、夕紀には、医師としての。望には、看護師としての。健介、七尾には刑事としての。それぞれの使命をまっとうしている。 私の仕事にも共通しているが、西園の言葉にはとても考えさせられました。 「最後まで付き合う...

『使命』よく聞くこの言葉の意味をこれ程痛感させられたことは無かったです。 陽平、夕紀には、医師としての。望には、看護師としての。健介、七尾には刑事としての。それぞれの使命をまっとうしている。 私の仕事にも共通しているが、西園の言葉にはとても考えさせられました。 「最後まで付き合うことだよ」「遺族にとって大切なことは納得するということだ」「彼らが何度も説明を求めるなら、何度でも説明すればいい、知りたいことがあるなら教えてやればいい。疑いを晴らす方法はそれしかない」これが使命をまっとうするということなのだと。

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2024/05/08

主人公の女医の謎解きと犯人の謎解きが交差しながらもラストで解決して、先が気になって仕方ない作品でした。ただ、ラストが少しドラマチック簡易的でもう少しリアルな結末が良かったな、、、と4つ星

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2024/05/06

夕紀と西園の関係性もドラマチックだったし、穣治と望についても胸熱な展開でよかった。おもしろい様にページが進んだ作品。

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2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西園先生、悪い人かと思いながら読み進めていた。 最終的にかっこよかった 犯人も思いとどまってよかった なんか最終的にいい感じに終わった印象 続きが気になってサクサク読んじゃった

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2024/03/31

「ぼんやり生きてちゃだめだぞ。一生懸命勉強して、他人のことを思いやって生きていれば、自ずといろいろなことがわかってくる。人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。誰もがそういうものを持って生まれてきてるんだ」 友紀は父の最後の言葉を胸に医師研修医...

「ぼんやり生きてちゃだめだぞ。一生懸命勉強して、他人のことを思いやって生きていれば、自ずといろいろなことがわかってくる。人間というのは、その人にしか果たせない使命というものを持っているものなんだ。誰もがそういうものを持って生まれてきてるんだ」 友紀は父の最後の言葉を胸に医師研修医になった。もうひとつ、父の手術失敗は仕方なかったのか故意だったのか確かめるために。それは必然的に、医師の「使命」を確かめることにもなるだろう。 その物語と並行して、大手自動車会社社長の殺害計画が進んでいた。 自動車の品質保証システムが、社長が気まぐれで設定したノルマに縛られて簡略化された。「確かに社長はシステムの簡略化は認めてはいません。でも目標値をさげろとも言わなかった」「何かあったときには責任逃れができる様にしてあったんです」そのことによって大切な恋人が殺されたと思った若者は、用意周到な「手術失敗計画」を立てる。 単行本の発行は2007年だけど、まるでつい最近の大手自動車会社の安全保障システム簡略化の経緯そのままだ。現実でもこの社長は、当然政治家も動かせる大物だから、罰せられたのは下部幹部止まりだったし、尚且つテレビCMで、その元社長は、悪いのは部下たちだと言わんばかりに「これからは組織風土を変えよう」と大見得を切っている(あくまでも小説と現実は違うから、私は変な言いがかりをつけている可能性はある)。 医師の使命と技量との関係、突然のトラブルの対処の仕方。研修医の成長。多くの医療小説では出てくるテーマだけど、それをちゃんとエンタメミステリ仕立てにする技量に感服する。 岡山市文学フェスタで初めて一箱古本市に行った。そこで出会った一冊。

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2024/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人と狙われている患者の関係が途中までわからなかった。直接でなくても間接的に被害にあった人がいたとは… 謎解きとは関係ないけど、先生達っていつ呼ばれるか分からないし、休む暇もないし大変だな…としみじみ感じます。 というか、出てきた新人看護師が部外者の恋人を職場に入れるのは閉口しました。小説だからそこを言ったらあかんと思うけど笑

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2024/02/27

色々な偶然や必然が重なる事件。例えば、恋人が友達の友達の友達だったみたいな、つい「世間って狭いな」と言いたくなるような感じ。

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2024/02/29

やっぱり東野圭吾さんは凄かった。 だんだんと物語が繋がってきて真相が見えてきそうで見えない、この感覚は何度体験しても気持ち良いな、と。 愛を感じる人間関係、希望を感じる医療ミステリー。 こんなキャッチコピーを帯につけたりしてみたい笑 作中に何度も登場する「使命」という言葉。 ...

やっぱり東野圭吾さんは凄かった。 だんだんと物語が繋がってきて真相が見えてきそうで見えない、この感覚は何度体験しても気持ち良いな、と。 愛を感じる人間関係、希望を感じる医療ミステリー。 こんなキャッチコピーを帯につけたりしてみたい笑 作中に何度も登場する「使命」という言葉。 最後まで読み終わってより深い意味を感じた。 氷室先生も、西園教授も、氷室先生の父や七尾警部も、それぞれが自分の使命を自分なりに全力で真っ当して任務に当たっている姿にこみ上げるものがあった。 自分は自分の使命を全う出来ているだろうか?自分自身に問いかける良い機会になった。

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2023/12/31
  • ネタバレ

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うーん、いつもより東野さんの重みが少なかった気がする…。面白かったんだけど、全部が薄い気がして。 動機もなんか遠い、、。島原の落ち度みたいなのもそんな明確じゃなかった気がするし。 使命を感じるには氷室警部補の回想少なすぎたー、 西園先生が一貫して良い人として書かれてたのも微妙。最後に、夕紀の母親との関係は警部補が死んだずっと後だ、みたいに言ってたけど無理くり感(¯―¯٥) 使命によって自分の息子が死なされた(あえて殺された、ではない)のに、その元妻に恋愛感情芽生えるかなー、、 ここまで書いてみて、色々エピソードは触れられてるのにそれぞれが薄いのが納得いってないんだなってなんとなく見えてきた!東野さんの作品、他のはむしろ重すぎってくらい重いから、この作品はあんまり頭痛くならないのは良いんだけど、余韻にはあまり浸れないかなってなった。

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2023/12/30

東野圭吾作品はやはり読みやすくて、最後まで一気読み。 夕紀の疑念、穰治の作戦 どちらも最後に綺麗にまとまるけど、なんだかアッサリしすぎていて、ちょっと物足りなかったかな。

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