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小さなチーム、大きな仕事 の商品レビュー

4.3

96件のお客様レビュー

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2012/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

37シグナルズの人が書いた組織、仕事論。 少し前に流行ったものだけど、ようやく読了。 さくっと読める分量だった。 概要は下記のような感じ。 会社は大きいほうがいいなんて幻想だ。今日では誰でも自分のアイデアをもとにビジネスを始められる。高価な広告枠、営業部隊、オフィス、いや、会議も事業計画もいらない。昼間の仕事をしながら、初めは週末の数時間を費やすだけで十分だ。小さな所帯で、シンプルに、迅速に、臨機応変に―それで僕らは成功している。二つの大陸に散らばった十数人のメンバーだけで数百万人のクライアントを抱えるソフトウェア会社37シグナルズは、その優れた製品だけでなく、常識破りな会社運営法でも、業界観測筋の目を釘付けにしている。その創業者とカリスマ開発者が、いまのビジネスに真に必要な考え方を示す。 SEM-LABOさんの書評がまたおすすめ http://sem-labo.net/blog/2010/12/14/0461/ ■目次 まず最初に 見直す 先に進む 進展 生産性 競合相手 進化 プロモーション 人を雇う ダメージ・コントロール 文化 最後に

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2012/01/28

SOHOにターゲットを絞ったソリューションで成功を収めている「37シグナル」の著書です。発売前から楽しみにしていましたので、あっという間に完読しました。 彼らの製品は、コラボレーション・プラットフォームで、さらにSOHOに特化することで、差別化に成功し、大成功を収めています。と...

SOHOにターゲットを絞ったソリューションで成功を収めている「37シグナル」の著書です。発売前から楽しみにしていましたので、あっという間に完読しました。 彼らの製品は、コラボレーション・プラットフォームで、さらにSOHOに特化することで、差別化に成功し、大成功を収めています。といわれても、「??」と思いますので、ちょっと背景をお話します。アメリカでは、組織に属さず独立し、自分の専門分野で才能を発揮する選択をする方がたくさんいます。日本では、「派遣さん」「テンプさん」と言うと、正社員になれなかった人のように、ネガティブな捉え方をすることが多いと思います。しかし、海外ではまったく逆の発想です。 要は、くだらない社内政治や会議なる時間の無駄に付き合う暇があったら、自分の専門分野の能力開発に時間を費やしたいという前向きな選択です。 マイクロソフト時代に、本社でこのような生き方をされている方をたくさん拝見しました。本当にプログラムが好きな、純粋な職人さんの印象の方が多かったです。後で、ストックオプションなどの不当な扱いがあったと裁判になったりして、一次、IT業界での派遣のあり方みたいな感じで、変なスポットの当たり方をした時もありました。 そういう才能あふれる「個」がプロジェクトを遂行しようとすると、住んでいる場所も違うし、ライフスタイルもそれぞれに違うなんてことが起きてきます。大きな組織に属していれば、プロジェクト管理ソフトや、共同作業がしやすいようなプラットフォームをIT部門が用意してくれるはずです。でも、結構高いんですね、この手のソリューションは・・ましては、フリーランスの個人が、ポンと投資できる額はないのは明らかです。 そこで、 ・どんなITリテラシーの人も使える、 ・安価で、 ・メンテンナンスに手間がかからず、 ・本来の専門分野に集中できる ツールが必要になるわけです。 前から思っていたのですが、これってSOHOだけのものではないって。組織に属している人達だって、アウトソースや外部のパートナーとプロジェクトを遂行することだってあるし、組織の中だって、クロスファンクションで、組織横断のプロジェクトなんていうのは、日常茶飯事だと思います。これを、本来1対1のコミュニケーションの手法である「メール」でやっていたらエライことになるわけです。 「あのプロジェクトの書類は、どこだっけ。」 「この前あの担当者と何を話したっけ。」 と、会議の前にあせって、受信ボックスのメールを検索した経験のある人は多いと思います。そんな状態に、大手のプロジェクト管理ツールはほとんど役にたたないと言っても過言ではないと思います。多くのソフトがプロジェクトマネージャーのために開発されたもので、専門知識がないと使えないソフトばかりだからです。 本当に必要なものは、現場で使える簡易なタスク管理が可能なソフトだと常々思っていました。著者の37シグナルの製品はその問題に見事に答えてくれるすばらしい製品です。私も彼らの大ファンで、海外とのお客様とのやりとりには、彼らの製品を使用しています。2-3プロジェクトを一緒に回すと、このプロジェクト管理ソフトが気に入って、購入される方々がほとんどです。 彼らの著書を読み進めると、彼らが必要なものを、必要なセグメントに届けるために、いろんなものをそぎ落としている潔さを感じます。組織を必要以上に大きくしない姿や、新しいユーザーのニーズをすべて聞き入れるのではなく、あくまであるセグメントに特化したソリューションになろうとする姿は、非常に参考になります。 そもそも、組織って? 組織って、何をするもの? 投資家の物? 経営陣の物? そんな素朴な疑問に、彼らがプロジェクトに向かう姿勢で答えてくれます。 「小さな会社ですが、何か?」 そんな才能のある「個」をつなぐプラットフォームを作る。そして、そのツールがワークスタイルを変え、世界を変えて行く、そんな仕事をしたいものです。

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2012/01/23

37signalsの2人が、彼らの成功哲学を教えてくれている本。 読み終わると力が湧いてくる。 自分が会社組織の中で違和感を感じてきた部分を爽快に否定してくれていて、なおかつ彼らは成功しているという事実。 自分の感覚は間違って無かったんだ、ということに気付き、あれ、それなら俺に...

37signalsの2人が、彼らの成功哲学を教えてくれている本。 読み終わると力が湧いてくる。 自分が会社組織の中で違和感を感じてきた部分を爽快に否定してくれていて、なおかつ彼らは成功しているという事実。 自分の感覚は間違って無かったんだ、ということに気付き、あれ、それなら俺にもできるんじゃね?という気分にさせてもらえる。 また、本書のボリュームも170ページくらいとコンパクトにまとまっており、難しい言葉や図、概念など微塵も使われていないというあたりも、本書で述べられているコンセプトに矛盾しておらず、非常に美しい。 やる気が落ちたときに何回でも読み返したい本だ。

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2012/03/19

今さらながら読んでみたんだけど、ビジネス系の本でこんなに感動したことないよ、ってくらい素晴らしかった。 180ページ程度でほんの数時間で読めてしまうにもかかわらず、ギュッとエッセンスが詰め込まれてる感じ。また語りかけてくる文章も親しみがもてる。 こういったところは実際の彼らのプロ...

今さらながら読んでみたんだけど、ビジネス系の本でこんなに感動したことないよ、ってくらい素晴らしかった。 180ページ程度でほんの数時間で読めてしまうにもかかわらず、ギュッとエッセンスが詰め込まれてる感じ。また語りかけてくる文章も親しみがもてる。 こういったところは実際の彼らのプロダクトと共通するものがあるんだろうな。 とにかくWeb業界で働いている身としては「よく言った!」や「なるほど!」のオンパレードで、スカっとしながらも実際に役に立つという、まぁ一言で言えば名著だ。

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2011/12/23

刺激的だった。 書いたのは「Basecamp」などのWebアプリケーションや「Ruby on Rails」の開発で知られる「37signals」の創業者とプログラマーのコンビ。 「第二稿から最終稿の間に半分のボリュームにした」と言うだけあって、無駄なく端的だが、彼らの姿勢や哲...

刺激的だった。 書いたのは「Basecamp」などのWebアプリケーションや「Ruby on Rails」の開発で知られる「37signals」の創業者とプログラマーのコンビ。 「第二稿から最終稿の間に半分のボリュームにした」と言うだけあって、無駄なく端的だが、彼らの姿勢や哲学がみっちりと詰まっている。 全編にわたって付箋を貼ったくらいだけど、特にグッときたのは「自分が使いたいものを作る」「自身を製品やサービスの一部にする」「経理は部署だが、マーケティングはそうではない」「文化は作るものではなく、発達するもの」あたり。 ところどころ翻訳が不自然なのは、ちょっと残念なところ。

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2011/12/07

文句なし星五つ。 思考の整理学以来の密度。 理論と直感に基づいた実験と結果があるから説得力強め。 異論がないわけではないけど。

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2011/11/27

人は習慣の生き物だ。 惰性で動く。 よく考えないで仕事をする。 常識を疑わない。 企業で働く人のほとんどは、その企業の固定観念に縛られているのではないかと思う。企業の常識を世間の常識と思いがちになるので、たまにはこういった刺激的な本を読んで、普段の自身の考え方を離れて見直す必要...

人は習慣の生き物だ。 惰性で動く。 よく考えないで仕事をする。 常識を疑わない。 企業で働く人のほとんどは、その企業の固定観念に縛られているのではないかと思う。企業の常識を世間の常識と思いがちになるので、たまにはこういった刺激的な本を読んで、普段の自身の考え方を離れて見直す必要がある。 その仕事をする意味はあるのだろうか? 誰がその仕事を作ったのだろうか? その仕事で誰が喜ぶのだろうか?

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2011/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 タイトルは「成功の法則」って、安っちいハウツー本ちっくだけど、内容は最少資源で成果を上げるための戦略論な趣。  少ない資源にレバレッジを”かけずに”成果を上げるためには、「とにかく何事も効率を上げることを優先すべきだ!」という思想を根本に感じる。なので、範囲の経済を徹底して、身を重くする者はとにかく切り捨ててスピーディに進めよう!といった施策が提案されている。

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2011/09/10

Ruby on RailsをつくったDHHことDavid Heinemeier Hanssonが書いた本です。私自身はRailsに魅せられ、また最近プログラムをはじめた様な人間でして、その作者であるDHHの発言などはよくウォッチしていました。彼の発言には常にはっとされ心に残るもの...

Ruby on RailsをつくったDHHことDavid Heinemeier Hanssonが書いた本です。私自身はRailsに魅せられ、また最近プログラムをはじめた様な人間でして、その作者であるDHHの発言などはよくウォッチしていました。彼の発言には常にはっとされ心に残るものが多く、開発スタイルだけではなく私の思想までにも浸透しておりほとんど宗教と化してました。 彼の所属している37Signalの行動規範ともいえる「Getting Real」は熟読していたのですが、実は本が出ていたとは恥ずかしながら知りませんでした。。。カヤックの社長のブログを読んでて引用があったので気づいて、即買って、即行で読みました。「Getting Real」とかぶる内容はありましたが、よりまとまった内容になっていて頭にすんなりはいってきました。 会社ができた暁にはこの本の内容がこのままうちの行動規範になりそう。私のバイブルです。

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2011/08/31

一貫したポリシーがあれば世間の価値観なんて関係ない。 それを真に体現している人たちで、それでも成功できることの証明。 シンプルで小さく。

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